一目均衡表倶楽部 株式レター 2018/07/22 第627号(転載)
この記事は、株式会社経済変動総研が発行する「一目均衡表倶楽部株式レター」を、同社の許可のもと編集したものです。三世一目山人による、本家流の一目均衡表活用のコメントは、一目均衡表ファンはもちろん、そうでない人にとっても、非常に示唆に富んだ内容として読み応えがあるでしょう。
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1.相場コメント
《8月1日、9日までの変動が大事》
前回コメントでは続伸ならば7月18日までどれだけ値を伸ばせるかが大事とし、18日以降の続伸ならば上げ三波動を軸とせねばならないと述べました。
22540(11月2日)×2-21462(7月5日安値)=23618を超えるまではやはり11月2日水準を中心とするモミアイの範疇に含まれ、上げとは見なせないという事も述べています。
実際の変動は7月18日22949までの上昇後続かず再び11月2日水準まで押す結果となっています。
週明け7月23日は11月2日から176日目、やはり基本数値でありますが7月20日現在位置での相場実線は11月2日水準であります。23日よりもむしろ24日が大事という事になりますが、上げるにせよ下げるにせよ方向性は明確になりにくいと見ます。
日足基準線は当面受動的には動かず推移することになりまして転換線は25日から上げ始めます。
転換線を割らぬ場合遅行スパンは好転してくるのでありまして7月18日変化日の高値決まりは基準線を割ってからでなければ判断できません。
また上昇するケースでは仮に5月高値を上抜いたとしても5月30日からのY構成の可能性も出てきます。
3月安値から5月30日まで45日に対し5月30日から45日は8月1日となりますが昨年11月2日から183日目、7月20日安値から9日目でもありまして、もたつくようならY計算値23500円どころの達成は難しいと言えるでしょう。
何れにしても11月2日からのモミアイ継続は明らかですから8月9日を最重要と置きます。
昨年4月安値から今年1月高値まで189日の上昇に対し11月2日から189日となりますが7月5日安値から25日でもありまして7月5日からの準備構成が成されるか否かを大事とします。
図1へのリンク:日経平均株価日足均衡表(株探 より)
https://photos.app.goo.gl/iANis15q3qoZqgpa6
7月5日安値を週足で見ておきましょう。
7月5日安値週は昨年4月安値から64週目、16年2月安値週から昨年4月安値週まで63週となっています。
また16年11月安値週から昨年9月安値週まで44週に対し昨年9月安値週から44週目でもありまして7月5日安値の妥当性は週足からも得られるという事であります。
図2へのリンク:日経平均株価週足均衡表(株探 より)
https://photos.app.goo.gl/sctiThvm8UnrVCXa6
《9週足など》
9週足は先週まで4陰連となっていますが今週22488以上、来週22365以上で陽線となります。
26週足は先週まで5陰連、今週も陰連続く可能性は高いものの来週22921以上、再来週21633以上で陽転することが出来ます。
9か月足は7月22144以上で陽連が続きますが今のところ陽連の可能性が高いとして良いでしょう。
8月は22916以上で陽線、それ以下で陰転ということであり8月から上昇あるかないかは9週足、9か月足の観点からも非常に大事という事であります。
他変動で特に重視するのはドル円の在り方でありましてドル円は7月24日に非常に大事な変化日を控えています。ドル円の影響度がどうかは特に注意してください。
(7月21日記)
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