衝撃的: 米国イールドカーブから見る円ドルは100円割れも
こんにちは、管理人の日経OP売坊です。
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さて、今回のテーマは米国イールド・カーブです。
2017年12月13日現在の米国債券の利回りは、以下の通りです。
★ 10年債 2.351%
★ 02年債 1.782%
★ 10年-2年 0.569%
10年債-2年債の金利は、極端に縮小してきています。
直近のボトムは12月6日の0.53%です。
この10年債-2年債の利回り格差(赤、右軸)に円ドルレート(青、左軸)を重ねてみると以下のようになります。
出所)ブルームバーグより管理人作成
傾向としては、利回り格差が縮小すると円高、利回り格差が拡大すると円安の関係が見て取れると思います。
12月13日のFOMCでFF金利が0.25%引き上げられた関係で、満期までの短い債券の金利は上昇していますが、10年債は2.4%をなかなか抜くことができません。
その結果、2年10年の金利差は縮小しているのです。
万が一これが逆転する逆イールドの状態ともなれば大変です。
それは米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高いということを意味しているのですから。
過去1年の円ドルレートから見れば100円程度まで円高になっても、不思議ではありませんね。
10年債-2年債の金利差が急になる(スティープ化といいます)度合いが限定的なところを見る限り、円安ドル高も限定的であると思っています。
したがって、日経平均が今後も上値を追うためには、予想EPSの上昇が必要なのですが、円安の恩恵が受けられないとすると、生産性の向上やコスト削減による収益拡大が必要となってきますね。
注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。
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