米イールドカーブ:10月23日
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さて、今回のテーマは米国イールド・カーブです。
2017年10月23日現在の米国債券の利回りは、以下の通りです。
★ 10年債 2.368%
★ 02年債 1.568%
★ 10年-2年 0.800%
10月17日に0.752%まで縮小していた、10年債-2年債の金利は、小幅ですが上昇してきています。
しかしながら、5月の段階の1%からは程遠い状態です。
この10年債-2年債の利回り格差(赤、右軸)に円ドルレート(青、左軸)を重ねてみると以下のようになります。
出所)ブルームバーグより管理人作成
傾向としては、利回り格差が縮小すると円高、利回り格差が拡大すると円安の関係が見て取れると思います。
直近では10年と2年債の金利も上がってきていますが、円ドルレートほどではありません。
10年債-2年債の金利差が急になる(スティープ化といいます)度合いが限定的なところを見る限り、円安ドル高も限定的であると思っています。
したがって、日経平均が今後も上値を追うためには、予想EPSの上昇が必要なのですが、円安の恩恵が受けられないとすると、生産性の向上やコスト削減による収益拡大が必要となってきますね。
注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。
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