GDPと株式時価総額:日本株は割高?(2)
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さて、今回のテーマはGDPと株式時価総額(2)です。
昨日、ウォーレン・バフェット氏が注目している数字に、GDPと株式市場の時価総額があると申し上げました。
株式市場の時価総額がGDPの何%となっているかです。
本日は、昨日のチャートに、日経平均の動きを加えてみました。
下記のチャート(上)は1985年以降の以下の数字を示しています。
☆ 赤 : GDP(兆円、左軸)
☆ 青 : 時価総額(兆円、左軸)
☆ 緑 : 時価総額 ÷ GDP (%、右軸)
チャート(下)は、
☆ 緑 : 時価総額 ÷ GDP (%、右軸)
☆ 茶 : 日経平均 (円、左軸)
出所) 日本証券取引所、IMF
日経平均の動きと、GDP/時価総額の相関はかなり高いものとなっていますね。
そして、赤丸で囲った部分、すなわち株式が、実体経済(名目GDP)に対し割高に買われていた場合、2度とも調整を余儀なくされていたわけです。
データの回数が少ないのですが、無視できない関係だと考えています。
ちなみに、4月現在のIMFの予想では、2017年末の日本の名目GDPは546兆円。
一方、2017年8月末現在の新興市場なども含めた日本の株式市場の時価総額は620兆円です。
ということは、GDP比率は113.7%。
GDPがそれほど伸びない日本では、かなり割高になってきたとも言えます。 PERだけで割安割高を判定するのは、危険かもしれません。
注)以上は私見であり、また、ファイナンシャル・リテラシー(金融知力)の向上のみを目的としたものです。したがって、投資勧誘の目的で作成されたものではありません。実際の投資の最終判断は、自己責任でお願い申し上げます。
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