投資を終了させられて、資金は強制返還… これも地味に痛いんだよなぁ~
ラッキーバンクやトラストレンディングと言った人気の業者は申し込みが殺到して投資するのも一苦労、と前回書きましたが、ソーシャルレンディングは他にもちょっとした問題があります。
それは借り手都合による早期償還です。
ソーシャルレンディングで投資者が3~9%程度の利益を得るなら、借り手はその金利+α(ソーシャルレンディング業者の取り分)を支払う訳で、当然大きな負担になっています。
住宅ローンを組まれた方ならよく分かるでしょうが、お金に余裕ができたらとっとと早期返済して、少しでも支払利息を抑えたいと思うのは当然のことです。
これ、ソーシャルレンディングでも起こりうる事なんです
借入金が早期返済できたら嬉しいですけど、ソーシャルレンディングだと我々は貸し手たる立場です。
ハッキリ言って、あんまり嬉しくはないのです…
【酷いケースだとこんな早期返済も】
上画像の最下段に 運用期間 9ヶ月(2017/06/16~2018/03/28) である旨の記載があります。
これはmaneoの案件ですが、私はこれに30万円投資していました。
それがどうなったかというと…
この画像もその一つ上の画像も案件名は 「不動産担保付きローンファンドGC41号」 となっています。
借入開始も 2017/06/16 と同様なので、2枚の画像は同じ案件だという事はお分かり頂けますね?
これが募集案件では運用期間 9ヶ月(2017/06/16~2018/03/28)
実際の運用は画像の上の方に 借入開始 2017/06/16 借入終了 2017/07/28
となっているではありませんか
そうです、借り手は9ヶ月借りる契約をしておきながら、実際は1ヶ月ちょっとで全額返済してくれちゃったのですよ…
そりゃあ借り手は金利6.99%+αを払って金を借り続けるより、少しでも早く返済したいのは判りますが、これをやられちゃうと投資家はたまったもんじゃないんです
確かに貸し倒れや、みんなのクレジットのような詐欺と比べるとダメージは微々たるものですが、これでは投資案件としてはサッパリです(・_・;)
9ヶ月分の利息が、僅か1ヶ月とちょっと分しか貰えないのですから…
【無駄な資金拘束も地味に嫌だ】
ソーシャルレンディングって、銀行預金と違って預けてすぐに金利が付く訳ではないです。
申込期間が2週間位あって、それが終わっても実際に貸し付けるまでに更に1週間位掛かります。
なら資金拘束を嫌って申込日の最終日あたりに投資したい所ですが、人気案件は数分で完売すると前記事で書いたばかりです。
つまり投資前の3週間程度の拘束は避けられません。
しかも終了時も同様で、終了当日に投資資金が返ってくるのではなく、これまた1週間位待たされる
「不動産担保付きローンファンドGC41号」 だと借入終了 2017/07/28 なのに分配予定日は 2017/08/08 と10日もタイムラグがあります。
つまり1案件に申し込む度に1ヶ月程度余分に資金拘束される訳です。
案外馬鹿に出来ません。
それに本来の9ヶ月投資なら+1ヶ月で10ヶ月ですが、
ひと月案件にされてしまうと、1ヶ月の金利を貰うのに2ヶ月です。
これは酷いです。 しかも本来9ヶ月は使う予定がなかったお金を償還されてしまったので、次の投資先も探さねばなりません。 次が上手く見つかれば良いですが見つからなければ資金が宙に浮きますし、次の案件に投資するならまた投資前後で1月程度は無利子で資金拘束されてしまいます。
詐欺や暴落で資産消失に比べれば痛みは微々たるものですが、避ける手段もありませんし嫌なもんです
※ 長期案件を怖がって短期案件を繰り返される方もおられますが、この無駄な資金拘束で、本当に投資効率は落ちます。 短期案件一度でソーシャルレンディングを辞めるなら良いですが、繰り返し案件をこなすなら、結局リスクは避けられないので、私はある程度の長期案件をこなした方が有利だと感じています。
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