基礎知識(3)バイナリーオプション用語解説~IG証券特有の用語~と取引結果の読み方
この記事では、IG証券バイナリーオプション特有の用語と取引結果の読み方について解説します。
用語「維持証拠金」
要するにオプションの購入代金です。
他社のFXバイナリーオプション取引では、オプションを購入するとオプション代金が口座から差し引かれますが、IG証券の日経225バイナリーオプションでは、オプションを購入すると、購入代金が維持証拠金としてロックされます。
このような仕組みになっているのは、株価指数口座では日経225バイナリーオプションのほかCFD取引もできるため、バイナリーオプション購入代金も証拠金としてロックするのだと思います。
オプションを清算すると、維持証拠金は購入代金分減少し、口座残高にオプションで得た利益が加算、または、損失が減算される仕組みです。
用語「ポイント」
他社のFXバイナリーではオプションの価値を通貨「円」で表わしていますが、IG証券では0.0~100.0というポイントで表わします。
これは、複数の通貨に対応したシステムであるためだと思われます。
ポイント数×ロット数×1000=円
という関係になっています。
用語「買値、売値、買い、売り」
他社のFXバイナリーでは、オプション1枚の購入価格と清算価格を同時に示しています。
例えば、「あるラダー」についてのオプションの場合、「あるラダー以上になる」オプションの購入価格と清算価格、「あるラダー未満になる」オプションの購入価格と清算価格、の4つの価格が示されています。
ところが、IG証券のバイナリーオプションでは、買値と売値という二つしか表示されていません。また、「あるラダー以上」というオプションを買うか売るかというアクションです。(この二つのことが、国内他社のFXバイナリーに慣れた方にはIG証券バイナリーの敷居を高くしている要因であることは否めません。)
レートがあるラダー以上になると予測すれば、「あるラダー以上」というオプションを「買い」ます。このとき、買値がオプションの購入価格、売値がオプションの清算価格です。
レートがあるラダー未満になると予測すれば、「あるラダー以上」というオプションを「売り」ます。このとき、「100-売値」がオプションの購入価格、「100-買値」がオプションの清算価格です。
取引結果の読み方
以上を踏まえて、取引結果の読み方を実例を挙げて解説します。
少し古いですが、2014年11月27日の取引結果です。
まず、損益です。ポジションごとに1行のデータとなります。
「建値」と「清算値」は「ポイント」で表示されています。これらと「取引数」から「維持証拠金」と損益が計算できます。
1行目 ±180レンジ買い(レンジを維持するという意味です)
維持証拠金:76.3×10×1000=763000円
損益:(100.0-76.3)×10×1000=237000円
3行目 17300ラダー売り(終値は17300未満になるという意味です)
維持証拠金:(100.0-28.3)×10×1000=717000円
損益:28.3×10×1000=283000円
次に取引状況の読み方です。ユーザーによる発注またはシステムによる自動精算ごとに1データです。
「経路」という列がありますが発注の種別を意味します。「ウェブ」となっているのは、ユーザーによる購入または途中清算、「システム」となっているのは自動精算(満期時刻到達かレンジまたはタッチの条件成立)です。
「取引数」という列は、買いの場合プラス、売りの場合マイナスでロット数が表示されます。6行目は17300ラダーを10ロット売っているので「-10」と表示されます。3行目は17300ラダー10ロット売りポジションを自動精算(つまり買い)したので「+10」という表示になっています。
基礎知識(1)バイナリーオプションとは
基礎知識(2)オプション価格の決まり方
基礎知識(3)バイナリーオプション用語解説~IG証券特有の用語~と取引結果の読み方
基礎知識(4)トレードスタイルは3種類あります
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