【フジトミ】CME225先物19000円を割り込む リスクオフムード
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米国株は大幅下落。S&P500種株価指数は前日比1.2%安の2344.02で取引を終了し、NYダウは237.85ドル(1.1%)安の20668.01ドルで取引を終えた。トランプ米政権の大規模減税実施が遅れることへの懸念が強まりリスクオフムードが高まった。また、トランプ政権の医療保険制度改革案への不透明感や今後の利上げペースについてへの懸念が相場の重しとなり、金利低下を背景に銀行株中心に金融セクターが大幅下落となった。
NYMEXのWTI先物4月限は前日比88セント(1.82%)安い1バレル=47.34ドルで最終取引日を終了。中心限月の5月限は67セント安の48.24ドルで取引を終了した。米国内での増産懸念などが重しとなり、続落となった。
NY為替市場は、米金利低下・米株下落を背景に、リスクオフムードが台頭し円買いを誘発、ドル円は112円を割り込む展開となった。終盤にかけては株式市場の更なる下落が嫌気され、ドル円は111円55銭へと下落した。
CME225先物(円建て)の清算値は、前日のOSE日中取引比で340円安の18970円で節目の19000円を割り込んだ。本日の日経平均は米国株安や円高を受け大幅に続落となりそうだ。日銀のETF買いへの期待もあるが、本日のリスクオフ相場にはやや期待薄か。明日のの森友問題の証人喚問も気になるところだ。
IPOでは、マクロミル(3978)が東証1部に再上場し、フルテック(6546)が東証2部に上場する。
【買い材料】
・トランプ大統領の政策期待
・日銀のETF買入れによる需給下支え
・公示地価、住宅地9年ぶり上昇
【売り材料】
・米国株式市場は大幅安、減税策の実施遅れるとの懸念で
・NYダウ下落(20668.01、-237.85)
・ドル円が4カ月ぶり安値、トランプ政権の政策実行に不安 1ドル111円45-50銭
・米原油先物が昨年11月以来の安値、供給過剰懸念再燃で(47.34、-0.88)
・CME225先物は大阪取引所比で下落(18970、-340)
・欧州株式市場=続落、米政権による改革の先行き不安視
・ロンドン株式市場=反落、ポンド高が重し
・スイス政府、17年成長率を下方修正 底堅い回復続き18年は据え置き
・フランス大統領選挙への不透明感
・北朝鮮地政学リスク
・ギリシャ、債務危機再燃
・恐怖指数VIXは12.47、前日比上昇
【その他注目点】
・40年国債入札
・フルテックが東証2部に新規上場(公開価格:600円)
・マクロミルが東証1部に再上場(公開価格:1950円)
・米債券市場-続伸 米政策に不透明感、株安も買い材料
・NY金先物-続伸 ドル安・リスク回避で2日以来の高値
・明日23日に森友学園理事長証人喚問へ
・米10-12月期経常収支 1124億ドルの赤字〔予想 1282億ドルの赤字〕(前回発表値 1130億ドルの赤字)
・年内のバランスシート政策変更に不安ない=米クリーブランド連銀総裁
・日伊首脳、保護主義にG7で対抗
・朴前大統領、容疑を全面否認
・アップルが新型iPad、価格は過去最安329ドルから
《スケジュール》
08:50 日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(1月30・31日分)
08:50 貿易収支(2月) 8072億円 -1兆876億円
10:00 伸銅品生産統計(2月、17年度見通し)
10:00 毎旬営業報告(3月20日現在)
13:30 全産業活動指数(1月)
14:00 民生用電子機器国内出荷(テレビ・DVD出荷)(2月)
14:00 全国スーパー売上高(2月)
15:00 百貨店売上高(全国・東京地区2月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
07:00 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
10:45 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
17:00 2月南アフリカ消費者物価指数
17:00 10-12月期南アフリカ経常収支
17:30 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
18:00 1月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
20:00 MBA住宅ローン申請指数
20:30 ラウテンシュレーガー欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
22:00 1月米住宅価格指数
23:00 2月米中古住宅販売件数
23:30 EIA週間在庫統計
23日05:00 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)、政策金利発表
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740
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