スクイーズとエクスパンンションを乗りこなそう!~ボリンジャーバンドを使いこなせ!vol.3 ~
2012年にFXデビュー。その後成績は緩やかな下降トレンド・・・そして2015年、何とか生涯損益がプラスに!専業を夢見る短期中心のテクニカルトレーダーです
ブログ:おいでよ!FXトレーダーの杜
皆様こんにちは、ねこトレーダーです。(´・ω・`)ヤァ
前回はボリンジャーバンドの性質を利用した逆張り手法の考察を行い、何だか微妙だね・・・という事を書きました。
過去の記事はブログにリンクを張っておくので、宜しければ遊びに来てくださいね。
今回はその微妙な理由、ボリンジャーバンドに潜む落とし穴と、ボリンジャーバンドのもう1つの性質について書こうと思います。
ボリンジャーバンドの落とし穴
単刀直入に言いますと、それは、相場は正規分布では無いという事です。
ガ━━━━(゚д゚;)━━━━ン!!
実際の相場は平均(移動平均線)近くのレートは正規分布より少なく、そこから乖離したレートは正規分布より多いと言われており、
その分布図は正規分布を押しつぶした様なイメージとなっています。
正規分布(点線)と実際の分布イメージ
ジョンはボリンジャーバンド開発の際、ボラティリティの測定には何が相応しいか、それはそれは大変な検証を重ねてきました。
あ、ジョンとはジョン・ボリンジャー、ボリンジャーバンドの生みの親です。
その検証の結果、標準偏差σを採用する事になったのですが、肝心の相場は正規分布では無い
・・・何か矛盾しているかの様に感じますね。
ジョンはこうも言っています。
「バンドとのクロスが確認されても、それがそのまま平均値への回帰を目的とした 売買シグナルの根拠になる訳では無い。(`・ω・´)キリッ!」
ジョンの努力の結晶 スクイーズとエクスパンション
「ハイ、ジョン!じゃあボリンジャーバンドはどう使ったら良いんだい!?」
と、普通に疑問が上がってきますよね。
ボリンジャーバンド最大の特徴がボラティリティの測定である事は、ジョン涙の検証からも明らかであると思います。
ボラティリティは常に高い状態や低い状態である事は無く、高くなったり低くなったりを繰り返しているという事はご理解頂けるかと思いますが、
その高い状態や低い状態を視覚的に確認できるものが、ボリンジャーバンドのスクイーズとエクスパンションと呼ばれる状態です。
この視覚的に分かりやすいという理由で、私はボリンジャーバンドを長く愛用しております。
ドル円1時間足
もはやお馴染みのドル円1時間足です。
四角く囲った部分ではボリンジャーバンドの±σ~±3σラインが収縮、横ばいになっているのが分かります。
これがスクイーズと呼ばれる状態で、ボラティリティが低下しており、そのバンド幅が狭く期間が長い程、ボラティリティ低下の状態が強いという事です。
逆に、バンドが拡大している状態、四角で囲った後に表れているものがエクスパンションと呼ばれる状態で、そのバンド幅がどんどん拡大する事でボラティリティが拡大しているのが分かります。
ここで重要なのが、
スクイーズの後にはエクスパンションが
エクスパンションの後にはスクイーズが
現れるという点です。
トレンド爆発を生むボラティリティの規則性
通常、上昇トレンドには多くの新規ロングと、多くのショート勢の損切りが発生し、ボラティリティが高まります。(エクスパンション)
もちろんそれは永遠に続く訳では無く、ある時点でロングとショートのパワーバランスが拮抗して、トレンドは鎮静化しボラティリティが低下します。(スクイーズ)
ここでは次のトレンドへのパワーを溜めているレンジ状態です。
そしていつか、そのパワーが爆発して新たなトレンドを生むという訳です。この バンドの収縮・拡大、レンジ・トレンドのサイクルを読む事 がボリンジャーバンド最大のエッジであると私は思っています。
さて、次回はそのバンド拡大時に表れる、私も大好きフィーバータイムについて考察しようと思います。
それでは皆様、今日も爆益を!(σ・∀・)σゲッツ!!
よろしいですか?