今年最後の戦略通貨は・・・・ユーロドルで締めくくりたいと思う
今年は、さまざまな通貨が動いた年でもあった。円相場も動いたわけだがユーロもその一つであろう。 そこで中長期戦略ドル円、ポンド円に続き今年最後の戦略としてユーロドルで締めくくりたいと思う。 さて今年はじめから下落開始と思われていたユーロドルだが中盤までは緩やかな上昇となった。 きっかけは、通貨安を狙った緩和策がユーロ売りを誘い1.40からうまくコントロールしたかのように1.21台までやがて2000ポイント下落となるすさまじい動きとなった。 この間戻りも300ポイント以内で戻そうとすると口先介入やユーロ売り材料などがでて短期のトレンドも崩れないまま下落している。 ここで月足のチャートを見てもらいたい。ここ数年での動きは、上値を抑えられ下値は、切り上がってるというかほぼ1.20付近をサポートして移行しておりしかも数年での下落は、ユーロ圏懸念などでの下落なのだが今回は、通貨安を狙った緩和策と米国との政策違いでドル買いもあり下落となっており果たしてこのままサポートを意識せず割れていくのか疑問なところではある。 ファンド勢の年末のターゲットも1.20付近に集中していることから月足での下ヒゲ出現には、注意したい。 今月は、残り少ないので年明け1、2月で下ヒゲ出現となればやや大きめの調整が出る可能性が高いとみる。 戻りは、赤ラインの1.28~1.30がせいぜいと見るが来年米国の利上げが先延ばしになるようだと上値抵抗ラインを目指す可能性も出てくる可能性もある。 ちなみに前回1.20付近での反発は、ドラギ総裁が「ユーロを守るために何でもする」発言で反転しており下の抵抗を割るには、それなりの材料が必要になるのではないかと見ている。
written by かわせりぐい この記事を筆者のサイトで読む