1回のトレードに勝って、諸手を挙げるということは、恐怖から逃れたことで生じる喜びの表現かも知れない。

1回のトレードに勝って、諸手を挙げるということは、恐怖から逃れたことで生じる喜びの表現かも知れない。


なんか、成功者の言葉みたいなので、取るに足らないものがあったので、全てに反論を試みる。
1.失敗から学んでそれを正す。
過去のトレードを振り返って自分のミスを顧みるのは大事なことだけれど、そのミスを認識したら、忘れてしまうこと。いつまでも過去のミスに意識の焦点を当てない。
2.リスクから逃げるのではなく、リスクを最小限に抑える工夫をする。
これは反論できないかな。私はトレーダーを自分でリスクテイカーと呼んでいる。リスクに対して積極的であるべきだ。ただし、リスクの少ないところでポジションを取ることがリスクテイカーの武器だ。いわゆるエッジの効いた取引だ。相場はそれを許してくれる。相場は「今すぐポジションを取りなさい」とは言っていないのだ。
3.難しい決断を下すときには、時間をかけて冷静に、すべての選択肢を考える。
時間をかけて冷静に対処しなければならないような場面ではポジションを持たないことだ。100年考えても正解など出ない。そもそも正解などないのだから。十分に経験を積めば身体がポジションを取る。ポジションをとるのは頭ではないのだ。考えている時点で、手を引くべきだ。「迷ったら引く」これは博打の鉄則でもある。

4.リスクを心配しすぎないで、成功の可能性を見つめる。
ポジションを取ったら、あとのことは、知った事ではない。無論私の責任で起きることなど何一つない。成功の可能性って、見つめるって、あんた、夢見る乙女じゃあるまいし。計画的に取ったポジションがどっちへ行くかなんて事に興味はない。

5.できない理由ばかりを言う人が多いが、多少の無理をするくらいでなければ、何事も前にすすまない。
無理と感じるポジションは持つべきではない。無理かも知れないと感じながらポジションを取るあなたは、困難を克服することに価値を見出す洗脳を受けている。さらに難しい問題を解けば褒められると思っている。

こうして書いていて思ったのは、1回のトレードに勝って、諸手を挙げるということは、恐怖から逃れたことで生じる喜びの表現かも知れない。恐怖を感じるポジションを取るべきではない。挙げた諸手はトレード回数を重ねるに従って力なく垂れ下がるだろう。
一杯練習して、一杯損切りして、トレードを身体に覚えさせたら、もっと自由に、もっと愉しく、高原で寝転び、春の陽光を浴びて、意識がもうろうとするような状態でトレードしてもいいだろう??

written by 渋柿
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
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