FRBのゼロ金利政策解除はいつ?日本のゼロ金利はいつまで?
米FRBでは金融緩和の縮小が進んでますが、市場の注目は「ゼロ金利の解除」がいつになるか?
さて、ゼロ金利政策ってなに?ゼロ金利が解除されるとどーなるの?
こんにちは!ブログ管理人のasajiroです。
昨日、テレビにかじりついて応援したいた方も多かったと思いますが、
ワールドカップ初戦、日本・・・残念でした。
個人的感想ですが、
ハッキリ言ってコートジボワールの方が強かったと思いますよ。
前半の本田のゴールは僥倖でしたが、
相手の守りを崩して・・・という得点ではなく、
一瞬のスキをついた長友、本田のファインプレイだったと思います。
その後、チャンスらしいチャンスは全く全然サッパリ作れず、
逆に危ないシーンは何度も何度もあり、
特に後半は何もさせてもらえませんでしたよ。
なんだか肝心なところでミスキックがあったり、
パスミスがあったりして・・・
と、
思ってる間に試合が終わってしまいました。
相手のコートジボワールも正々堂々とよく戦ったと思います。
終了間際の露骨な時間稼ぎはどうかと思いましたが、
それだけ勝ち点3を取るのに必死だったということで、これもそれも含めてワールドカップなのだと思います。
ま、負けてしまったものはしょうがなく、
残り2戦を2勝・・・もしくは1勝1分けなら可能性があるわけで、
日本代表には最後まで精一杯頑張って欲しいと思います。
ギリシャ戦は金曜日朝6:00。
勝って欲しいなあ。
・・・
さて、
経済の話もちょっとしておきましょう(笑)。
今週はFRBにてFOMC(連邦公開市場委員会)がありますが、
予定通りであれば、米金融緩和の縮小が行われます。
現在の450億ドルが、100億ドル減って350億ドルに。
確かMAX850億ドルでしたから・・・もう半分以下になったんですね。
このペースでFOMC毎に100億ドル減って行けば、
長きに渡った米金融緩和(QE3)も12月で終了することになりますよ。
しかしイエレン議長は「今秋で終わる」と発言したことがあり・・・
もしかしたら途中のFOMCで縮小幅が増額されることになるかもしれません。
いずれにせよ、もうこの路線はほぼ決定事項であり、
市場も織り込み済み。
(増額されればサプライズになりますが)
現在の市場の興味は
「金融緩和の縮小」よりも「ゼロ金利政策の解除時期」となってますよ。
日本はゼロ金利の期間長いですが、他国はリーマンショック以降なんですねー。
リーマンショック時3.0%だったアメリカの政策金利。
現在は0.25%。
「asajiroさん、ゼロ金利政策って何ですか」
ゼロ金利政策ってのは、景気が悪い時にしばしば使われる政策です。
民間の金融機関が中央銀行から(ほぼ)金利ゼロでお金を借りることが出来る、
というものですよ。
んで、ゼロ金利になると、
金融機関は低金利で企業や個人に貸出が出来るようになり、
企業向け融資や住宅ローンなどの金利なども下がり、
お金を借りやすくなった企業は設備投資や事業拡大が出来るようになり、
お金の流れが活性化され、
景気が良くなって行く(はず)なのです。
(まあ、ゼロ金利政策だけではあまり効果がなく、
次の手段として金融緩和政策が取られたわけですが)
「景気が良くなるんだったら、そのままゼロ金利でいいじゃん」
と私のような素人は考えてしまうのですが、
何事も中庸が肝心でありまして、
そもそも「ゼロ金利政策」とは金融システムの中では「極端」な状態で、
行き過ぎると株価や地価などに「過度な高騰(バブル)」が起きてしまうわけです。
(今の中国を考えると分かりやすい?)
なので、景気が良くなってくれば、
頃合いを見て「金融緩和」や「ゼロ金利政策」の解除が必要になるわけですよ。
もともと・・・
ゼロ金利政策は「金融機関優遇」制度でありますし
(なんせタダ同然でお金を借りれるわけだから。預金とか集めなくていいし)
金融危機の時はこれで乗り切った金融機関も多かったわけで、
(不良債権が沢山有りましたからね)
投資より貯金が好きな日本人にとっては、
実は悪魔将軍的な制度だと言えなくもないのです。
※日本銀行主要指標グラフより 青:基準貸付利率 赤:コールレート
バブル崩壊前は・・・日本の金利も高かったのです。
私の生まれた年は・・・なんと9%でありますよ。
・・・
というわけで、
景気の回復にともない、
金融緩和の縮小が終了したら「ゼロ金利解除」を行う予定のFRB。
当初、
「金融緩和終了から6ヶ月くらいかしら」
とイエレンさんが発言しちゃったから
「ってことは来年の春くらい?」
という憶測が飛んでるわけですが、
FRBは「失業率6.5%」という基準値を撤廃(すでにクリアしてる)。
ゼロ金利解除の為のガイダンスを変更して
「いつになるか分からんよ」
という態度を取ってるのです。
つまり、出来るだけ先延ばししたいのでは?
まあ、この話は近い将来日本にも必ず訪れる(はず)の話でして、
仮にアメリカが「ゼロ金利解除」した場合に、株価や為替がどう動くのか・・・
見ておいた方がいいでしょうね。
ちなみに日本は、
1999年にゼロ金利政策を導入→2000年にゼロ金利解除をしましたが失敗。
2001年にゼロ金利政策を再導入。
2006年、再度ゼロ金利を解除しようとしましたが・・・またしても失敗しました。
「asajiroさん、ゼロ金利政策解除の影響はどうなの?」
教科書的には「株価に悪影響が出る」と書いてありますよ。
そして「ドル高」要因となるでしょう。
金利の上昇により、お金の回転が悪くなり企業活動が冷え込むからです。
さらに、消費者は「消費より貯蓄」を選ぶようになるからです。
ただ、これは短期的な話でありまして、
長期的に見ると「利上げは株価上昇や消費拡大に繋がる」という意見もありますよ。
実際、日本の高度成長期は「高金利」であったわけですし、
「預金金利の増加で消費者心理が好転する」という話もあります。
今は、将来が不安だからみんな溜め込んでるわけで、
高金利になって利息が貰えるようになれば・・・安心してお金を使うのかもしれませんね。
しかしこれは経済が高成長している時の話だしなあ。
このまま世界経済が停滞して行ったら・・・
まあ、どうなるかは分かりませんが、
アメリカの動向には要注目ですよ。
日本は・・・ゼロ金利解除出来そうにないなあ(笑)。
written by asajiro
さて、ゼロ金利政策ってなに?ゼロ金利が解除されるとどーなるの?
こんにちは!ブログ管理人のasajiroです。
昨日、テレビにかじりついて応援したいた方も多かったと思いますが、
ワールドカップ初戦、日本・・・残念でした。
個人的感想ですが、
ハッキリ言ってコートジボワールの方が強かったと思いますよ。
前半の本田のゴールは僥倖でしたが、
相手の守りを崩して・・・という得点ではなく、
一瞬のスキをついた長友、本田のファインプレイだったと思います。
その後、チャンスらしいチャンスは全く全然サッパリ作れず、
逆に危ないシーンは何度も何度もあり、
特に後半は何もさせてもらえませんでしたよ。
なんだか肝心なところでミスキックがあったり、
パスミスがあったりして・・・
と、
思ってる間に試合が終わってしまいました。
相手のコートジボワールも正々堂々とよく戦ったと思います。
終了間際の露骨な時間稼ぎはどうかと思いましたが、
それだけ勝ち点3を取るのに必死だったということで、これもそれも含めてワールドカップなのだと思います。
ま、負けてしまったものはしょうがなく、
残り2戦を2勝・・・もしくは1勝1分けなら可能性があるわけで、
日本代表には最後まで精一杯頑張って欲しいと思います。
ギリシャ戦は金曜日朝6:00。
勝って欲しいなあ。
・・・
さて、
経済の話もちょっとしておきましょう(笑)。
今週はFRBにてFOMC(連邦公開市場委員会)がありますが、
予定通りであれば、米金融緩和の縮小が行われます。
現在の450億ドルが、100億ドル減って350億ドルに。
確かMAX850億ドルでしたから・・・もう半分以下になったんですね。
このペースでFOMC毎に100億ドル減って行けば、
長きに渡った米金融緩和(QE3)も12月で終了することになりますよ。
しかしイエレン議長は「今秋で終わる」と発言したことがあり・・・
もしかしたら途中のFOMCで縮小幅が増額されることになるかもしれません。
いずれにせよ、もうこの路線はほぼ決定事項であり、
市場も織り込み済み。
(増額されればサプライズになりますが)
現在の市場の興味は
「金融緩和の縮小」よりも「ゼロ金利政策の解除時期」となってますよ。
日本はゼロ金利の期間長いですが、他国はリーマンショック以降なんですねー。
リーマンショック時3.0%だったアメリカの政策金利。
現在は0.25%。
「asajiroさん、ゼロ金利政策って何ですか」
ゼロ金利政策ってのは、景気が悪い時にしばしば使われる政策です。
民間の金融機関が中央銀行から(ほぼ)金利ゼロでお金を借りることが出来る、
というものですよ。
んで、ゼロ金利になると、
金融機関は低金利で企業や個人に貸出が出来るようになり、
企業向け融資や住宅ローンなどの金利なども下がり、
お金を借りやすくなった企業は設備投資や事業拡大が出来るようになり、
お金の流れが活性化され、
景気が良くなって行く(はず)なのです。
(まあ、ゼロ金利政策だけではあまり効果がなく、
次の手段として金融緩和政策が取られたわけですが)
「景気が良くなるんだったら、そのままゼロ金利でいいじゃん」
と私のような素人は考えてしまうのですが、
何事も中庸が肝心でありまして、
そもそも「ゼロ金利政策」とは金融システムの中では「極端」な状態で、
行き過ぎると株価や地価などに「過度な高騰(バブル)」が起きてしまうわけです。
(今の中国を考えると分かりやすい?)
なので、景気が良くなってくれば、
頃合いを見て「金融緩和」や「ゼロ金利政策」の解除が必要になるわけですよ。
もともと・・・
ゼロ金利政策は「金融機関優遇」制度でありますし
(なんせタダ同然でお金を借りれるわけだから。預金とか集めなくていいし)
金融危機の時はこれで乗り切った金融機関も多かったわけで、
(不良債権が沢山有りましたからね)
投資より貯金が好きな日本人にとっては、
実は悪魔将軍的な制度だと言えなくもないのです。
※日本銀行主要指標グラフより 青:基準貸付利率 赤:コールレート
バブル崩壊前は・・・日本の金利も高かったのです。
私の生まれた年は・・・なんと9%でありますよ。
・・・
というわけで、
景気の回復にともない、
金融緩和の縮小が終了したら「ゼロ金利解除」を行う予定のFRB。
当初、
「金融緩和終了から6ヶ月くらいかしら」
とイエレンさんが発言しちゃったから
「ってことは来年の春くらい?」
という憶測が飛んでるわけですが、
FRBは「失業率6.5%」という基準値を撤廃(すでにクリアしてる)。
ゼロ金利解除の為のガイダンスを変更して
「いつになるか分からんよ」
という態度を取ってるのです。
つまり、出来るだけ先延ばししたいのでは?
まあ、この話は近い将来日本にも必ず訪れる(はず)の話でして、
仮にアメリカが「ゼロ金利解除」した場合に、株価や為替がどう動くのか・・・
見ておいた方がいいでしょうね。
ちなみに日本は、
1999年にゼロ金利政策を導入→2000年にゼロ金利解除をしましたが失敗。
2001年にゼロ金利政策を再導入。
2006年、再度ゼロ金利を解除しようとしましたが・・・またしても失敗しました。
「asajiroさん、ゼロ金利政策解除の影響はどうなの?」
教科書的には「株価に悪影響が出る」と書いてありますよ。
そして「ドル高」要因となるでしょう。
金利の上昇により、お金の回転が悪くなり企業活動が冷え込むからです。
さらに、消費者は「消費より貯蓄」を選ぶようになるからです。
ただ、これは短期的な話でありまして、
長期的に見ると「利上げは株価上昇や消費拡大に繋がる」という意見もありますよ。
実際、日本の高度成長期は「高金利」であったわけですし、
「預金金利の増加で消費者心理が好転する」という話もあります。
今は、将来が不安だからみんな溜め込んでるわけで、
高金利になって利息が貰えるようになれば・・・安心してお金を使うのかもしれませんね。
しかしこれは経済が高成長している時の話だしなあ。
このまま世界経済が停滞して行ったら・・・
まあ、どうなるかは分かりませんが、
アメリカの動向には要注目ですよ。
日本は・・・ゼロ金利解除出来そうにないなあ(笑)。
written by asajiro