江守哲のリアルトレーディング・ストラテジー:投資サロン - FX・株・日経225・自動売買・シグナル配信の投資情報総合サイト | MT4やEAのすべてが解かる【fx-on.com】

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持論のリスクオフがあられるのはいいのですがトレードでそれを引っ張られるとこの秋のような相場では私は損失を被りました。 チャートに...
2016/11/24 16:20  kou
勉強になります!
現物株の長期投資は株歴10年以上ですが、短期売買は半年ほど前に始めました。 リーマンショックのときは資産を大きく減らしてしまったの...
2016/10/04 01:08  Hougetu
コモディディー インデックス には 大変...
メルマガで提供される コンテンツですが セミナーなどでつかわれる膨大な資料を見ると しっかりした根拠と裏ずけがあります。各デー...
2016/06/24 06:21  drycut
8:50までの配信を希望します!
購入させていただいて3か月が経過しました。 年初からの円高による株安について、昨年末からのご指摘通りなっていることに感銘を受けて...
2016/04/15 09:55  paopao555
トレードの参考に活用
株、FX、コモディティと幅広く取引しています。 メルマガでは、それぞれの解説が詳しくなされており、江守さんご自身の手口まで教えてい...
2016/04/04 12:02  ノン
サンプル1
【3月20日のトレード戦略】押し目が来たらすべきこと
配信日:2017年03月20日 08時00分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はまちまちの展開。米金利低下を背景に金融株が下落したことから、ダウ平均は小幅続落したが、ナスダック指数は続伸した。FOMCなどの注目イベントを通過したことで、主力株には買いが入りづらくなっているようである。また、米ミシガン大学が発表した1年先と5年先のインフレ見通しが、前月の発表から低下したことで米長期金利が低下。これを受けて、利ざやが縮小するとの懸念から金融株が下落した。一方で、金利が低下したことで、相対的に高配当株の魅力が高まり、これらへの買いが下値を支えた。トランプ大統領とドイツのメルケル首相との首脳会談後の記者会見では、 通商政策などへの言及があったものの、目新しさはなく、市場への影響は限定的だった。 一方、市場では、医療保険制度改革(オバマケア)見直し法案の行方への注目が高まっているようである。この議論が長引いた場合には、市場が期待する税制改革の遅れにつながる懸念もあるだけに、注目が集まりやすいといえる。

経済指標では、2月の鉱工業生産指数は104.7と、前月比横ばいだった。設備稼働率は75.4%で、前月から0.1ポイント低下した。このうち製造業は75.6%と0.3ポイント上昇し、15年10月に並ぶ高水準となった。米コンファレンス・ボード発表の2月の景気先行指標総合指数は126.2で、前月比0.6%上昇だった。一致指数は0.3%上昇、遅行指数は0.2%上昇だった。米ミシガン大学発表の3月の消費者景況感指数(暫定値)は97.6と、前月の96.3から上昇した。3月の現況指数は114.5、消費者期待感指数は86.7で、ともに前月の111.5、86.5を下回った。全般的に経済指標は引き続き堅調さを維持していることが確認できる。

トランプ大統領はメルケル独首相との会談後の記者会見で、「ドイツや中国などは貿易関係で米国より優位に立ってきた」とし、「公正で互恵的な貿易が重要だ」と主張。メルケル首相は公正さなどの重要性を認めた上で、米国とEUの自由貿易協定(FTA)交渉の再開を望むと表明した。トランプ大統領は「私は孤立主義者ではなく、自由貿易主義者だが、貿易においては公正さが必要だ」と強調。「ドイツの交渉者は米国の交渉者よりもうまくやってきた」とし、米国が不利な立場に置かれてきたとの不満をにじませた。これに対して、メルケル首相は、「貿易はより公平で、相互に恩恵をもたらす必要がある」と返した。また、トランプ大統領が移民政策について、自国民を守る必要性を強調したことに関しては、「国境は必要だが、近隣国との協力も重要だ。難民にも機会を与えるべきだ」と主張した。また、「移動の自由はEUに経済成長と平和をもたらしてきた」と指摘。メキシコ国境に壁を建設し、人の移動を制限しようとしているトランプ大統領との違いを際立たせた。さらに、トランプ大統領が米独の交渉に言及したことに対して、「交渉者はドイツではない。EUと米国の交渉になる」と明言し、両者の考えの違いを鮮明にした。両者の発言はかみ合わない部分も少なくない。メルケル首相の立場としては、ドイツはEUの一つの国でしかないとの主張だが、一方でトランプ大統領はなんとかしてドイツから利益を奪い取りたいとの意図が見え隠れする。また移民政策については、明確に違いがあり、やはり話がかみ合っていない。市場動向への影響はいまのところほとんどないが、今後の動向には注目しておきたい。

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、FOMCでの利上げに反対した理由について、「雇用や物価は目標に達していない上、財政政策の行方には多大な不透明感がある」と説明した。また、「金融安定へのリスクもみられない」などとし、利上げの前に資産縮小の計画を公表すべきとの考えも示した。FOMCでは、市場予想通り、利上げが決定された。注目されたFOMC参加者による金利見通しで、今年と来年の想定利上げ回数が昨年12月末時点と同じ3回だったことから、緩やかな利上げペースにとどまるとの安心感が広がっている。市場は23日に予定されているイエレンFRB議長の講演に注目している。想定される利上げ回数は変わらなかったが、イエレン議長はFOMC後の会見で、足元の景気に自信を示しており、利上げ回数が4回となる可能性を示唆するかに注目が集まっている。

米国債は利回りが低下。3月の米ミシガン大消費者信頼感指数がインフレ期待の低下を示したことで、年内の利上げペースが減速する可能性があることが材料視された。一方、米ミシガン大消費者信頼感指数で)は、5~10年先の期待インフレ率が2.2%と、統計が開始された1979年以来の最低水準となったことが反映された。10年債利回りは2.502%、2年債利回りは1.321%に低下した。ユーロ圏債券市場では、ドイツの短期債利回りが5週間ぶりの水準に上昇。ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁が、ECBは債券買い入れプログラム終了前に利上げを実施する可能性があるとの見解をしたことが材料視された。市場では、ECBによる利上げ観測が高まり、欧州短期金融市場では約80%の確率で12月に利上げが実施されるとの予想を織り込んでいる。1週間前は60%だった。ドイツ2年債利回りはマイナス0.69%、5年債利回りはマイナス0.36%に上昇し、ともに5週間ぶりの高水準をつけた。一方、ブランス大統領選に関する世論調査では、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が勢いを増していることが示された。これを受けて、安全資産とされるドイツ10年債利回りは小幅低下し、10年物の独仏債利回り差は67BPと、2週間ぶりの高水準をつけた。オランダ下院選挙の結果を受けて、市場に安心感が広がりつつあったが、フランス大統領選が終わるまでは、不安定な状況が続きそうである。ただし、この状況をあまり気にしすぎても仕方がない。大きなリスクになりそうであれば、その時点で対応を検討すれば十分である。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。現状で戦略を変更する理由はない。金融政策もきわめて緩和的であり、利上げペースも加速する可能性はきわめて低い。年内あと2回利上げしても2%に満たない。10年債は上昇しても3%前後であり、この状況で株価が押し下げられるようなことはないだろう。ただし、配当利回りの点からは、3%に近づくようだと、株式の相対的な魅力が低下する可能性はある。その場合に、投資家が債券に資金をシフトするのかがカギになる。将来の金利上昇が見えてくれば、逆に債券も買いづらくなる。このように考えると、当面は株式を中心とした投資が賢明であろう。繰り返すように、過去の米国株は上昇し始めると17年間、そのトレンドが続いている。今回の上昇トレンド入りが2013年だとすれば、2030年まで続くことになる。ピークを付けるのはまだまだ先のことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%である。ダウ平均はこのペースで上昇すれば、2030年には64000ドルになる計算である。このような考え方は、あくまで机上のものではあるが、あとはそれを信じて投資を継続できるか次第である。これはまさに個々の判断になる。いずれにしても、米国株は2030年までの超長期上昇トレンドの第2ステージに入ったばかりであろう。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できると考えている。目先のダウ平均は、3月の強気シナリオのレンジ上限である21250ドルを目指す動きに入ることが想定される。ただし、3月後半は傾向としては上昇しづらい。しかし、4月は上昇する傾向が鮮明であり、今週から月末に掛けて押し目があれば、格好の買い場となろう。また、今後も下げた場合には押し目買いが有効と考える。繰り返すように、株式運用では米国を中心に行うのが賢明である。物価上昇率を考慮しても、米国に圧倒的な優位性がある。米国株を長期的に見ながら押し目を拾っていくのが株式投資の王道である。この長期的に安定したリターンは、残念ながら日本株では得ることができない。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19880ドル~21250ドル/弱気シナリオ18410ドル~20015ドル

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利は大きく上昇する可能性も大きくないが、それ以上に低下の可能性が低くなっている。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は小幅反落。重要イベントも通過し、次の材料を探す時期にある。しかし、材料を探すことは簡単ではない。それよりも、値動きを重視するほうが効率的である。その値動きから感じられることは、為替相場との関係である。これまでドル円と日経平均は密接にリンクしてきた。今後もその関係は大枠では変わらないだろうが、感応度は以前より低下しているように思われる。事実、ドル円と日経平均の相関を見ると、徐々にずれが生じ始めている。ドル円が現状であれば、日経平均は19000円程度のはずである。これだけ円高に対して耐久性がついていると考えることができる。3月期末が終われば、決算発表に向けた思惑から、業績拡大期待への株価の織り込みが始まる。現時点では、過去最高益や連続最高益が期待される銘柄が少なくないようである。このような銘柄への買いが先行することになりそうである。さらに、増配期待などが加われば、その銘柄の株価はさらに上値を追うかもしれない。短期的に指数が上がりにくいのであれば、短期的にでもこのような銘柄へのシフトを行いながら、押し目を拾っていくことも必要であろう。また、今週も新規IPO向けが多い。新興株は乱高下しているが、強い銘柄はいまだに上げている。新興株の中にも堅調さを維持している銘柄はある。伸ばせるものを伸ばすことも重要である。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。19350円の重要なサポートを維持しているうちは、判断は変わらない。とにかく動きに乏しい。上を買う動きもなければ、下を売る動きもない。レンジに収まっている。ただし、現時点で言えることは、トレンドは上向きであるということである。決して下向きではない。材料や思惑で動くと考え、その動きを先取りすることも重要だが、いまのような相場環境では、毎日の動きについていこうとしてバタバタすれば、それだけで損失を積み重ねるだけである。いずれにしても、いまは次の動きを待っている状況といえる。しかし、その材料を先読みすることはあまり意味がない。トレンドを重視しながら、市場動向を冷静に見ていくようにしたい。現在は個別銘柄での空売りが目立っており、買戻しが入れば株価は堅調に推移する可能性がある。配当取りの後の押し目が絶好の買い場になることも想定される。4月から5月に向けて、株価は上昇しやすい季節に入る。これからの買い場を逃さないことが肝要であろう。日経平均の3月の弱気シナリオのレンジ上限である19850円を超えるには相当のハードルがあるが、その材料を探すのではなく、固定観念を持たずに、値動き重視で見ていくようにしたい。目先の多少の上下のブレにも耐えられるよう資金的に十分な余裕を持ちながら、暴落を買う準備は常にしておきたい。ちなみに、個別株については、先日セミナーでご一緒した河原会長の力の源ホールディングスに注目している。独立するまで、一風堂のラーメンを毎週食べていた時期があったという個人的な興味も背景にある。逆にほぼ日はすでに割高になってしまったようだ。この後の株価がどうなるのか、人気だけで上げていくのかに注目している。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りが先行し、112円台に入った。米ミシガン大発表の1年先および5年先のインフレ見通しが、前月から低下していたことが金利低下の背景にあるようだ。また、FOMCメンバーによる年内の利上げ想定回数が3回に据え置かれたことも、金利上昇を抑制している。ルの追随売りはもう出ないないとみ ている。これ以上ドルが売られるとしたら別の要因だ」と指摘した。一方、G20財務相・中央銀行総裁会議の行方を見極めたいとの思惑もドル買いを手控えさせる結果となったといえる。G20財務相・中央銀行総裁会議は共同声明を採択して閉幕。焦点の貿易分野に関しては、G20が従来から表明してきた「保護主義への対抗」という文言を声明に盛り込めず、反保護主義や自由貿易推進の方針を打ち出さなかった。また、為替については、通貨安競争を回避するとしたG20合意を再確認した。共同声明に「保護主義に対抗する」という表現が盛り込まれないのは、14年9月のG20財務相会議以来という。トランプ政権が保護主義的な主張を繰り返す中、G20の協調体制が揺らいだといえるだろう。会議後に記者会見した麻生財務相は、貿易問題について「7月のG20サミット首脳会議に向けて議論していく」としている。これまでトランプ政権は、自由貿易が貿易不均衡問題を生み出してきたとして、米国が考える「公正な貿易」の姿を示してきた。これに対してG20会議では、保護主義への懸念が相次ぎ、足並みが揃わなかったことになる。このため、声明では経済に対する貿易の役割を高めていく必要性を強調するにとどめた格好である。また為替に関しては、「通貨の競争的切り下げを回避する」と明記したが、これは従来通りであり、米国の主張とも一致する。また、「為替の過度の変動や無秩序な動きは金融・経済に悪影響を及ぼす」との指摘も同様である。トランプ大統領は、米国の貿易赤字相手国が通貨安誘導を行っていると批判しているが、G20は従来の為替に関する合意を改めて確認したことになる。しかし、通貨安が是正されていないことを米国側から指摘されれば、今後G20の足並みが乱れる可能性も否定できず、これがドル安・人民元高・円高・ユーロ高につながる可能性も十分にあり得る。一部には、トランプ政権中に第2プラザ合意なるものが実行されるのではないかとの声も聞かれる。そのような状況にすぐになるとは考えにくいが、長期的なテーマとしてみておきたい。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。徐々に110円を目指す動きになってきた。
ユーロ円もショートを継続。利食いのターゲットは120.60円だが、これを割り込むと119.50円、さらに117.50円を目指すだろう。その時点で再度ショートを検討する。
ユーロドルはロングを継続。ただし、買われすぎ感が強まっており、急反落の可能性は念頭に入れておきたい。1.07ドル割れが目安であろう。
ポンド円は見送り。138.30円と141.30円のレンジを抜けるまで待ちたい。
ポンドドルはロングを利益確定売り。1.24ドルを明確に超えた時点で、再度ロングを検討したい。超えると、1.2750ドルがターゲットになるため買いやすいが、短期的には買われすぎである。
豪ドル円は見送り。86円までの押し目買いのタイミングを狙いたい。
豪ドル/米ドルも見送り。やや天井感が出ており、目先は押し目買いのタイミングを計りたい。
南アランド/円はロングを継続。非常に強くなっている。8.55円を割り込むまではロング継続でよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ117.20円~123.04円/弱気シナリオ111.75円~117.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ121.15円~127.65円/弱気シナリオ115.60円~121.30円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0355ドル~1.0760ドル/弱気シナリオ0.9960ドル~1.0420ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は続伸。1230ドル台に乗せてきた。米利上げペースが加速しないとの見方から金利上昇に歯止めが掛かったことが、金相場にはポジティブに作用している。FRB関係者による今年の想定利上げ回数は3回で、4回の可能性を示唆するとの見方は完全に外れたことになる。これで当面、金相場は上がりやすくなるが、今月はやはり1240ドルまでが限界であろう。金相場はますます金融市場との関係が深くなっている印象である。米長期金利の上値の重さと、インフレ率の上昇で実質金利が低下している。このことは、金相場にはポジティブであるは言うまでもない。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールドトラストの保有高は、10日の825.22トンから15日には839.43トンまで増加したが、17日には834.10トンに小幅減少した。一方、COMEX金先物市場での大口投機筋のポジションは、3月14日時点で10万6038枚の買い越しとなり、前週から2万7647枚減少。買いポジションが1万9654枚減少する一方、売りポジションが7993枚増加した。先週に続いて、これまで積み上がってきた買いポジションの整理が進むとともに、新規の売りポジションが構築されている。この2週間のポジション調整で、今年に入ってからの金価格の上昇が始まる前の水準にまで買いポジションが解消されており、上昇しやすい状況になったといえる。徐々に上昇に向けた準備が進んでいるといえそうである。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。底値確認後の反発基調が続いている。ただし、本格的な上昇は4月以降になると考えは変わらない。金の3月の強気シナリオのレンジ上限は1240ドルであり、これを超えることは想定していない。戻りのターゲットの1225ドルを達成しており、徐々に一巡感が広がる可能性はある。しかし、繰り返すように、長期的には3月の下落局面は重要な押し目買いのポイントであり、4月の反発を狙うタイミングである。いまのところ、その通りの動きになりつつある。貴金属は調整場面でも基本的には手放さず、押し目を拾うのが賢明である。押し目で買うことができれば、保有コストが大幅に低下する。これは長期的な投資を行ううえで最も重要なポイントである。貴金属は長期的に上昇するとみており、保有しながら株式の購入あるいは株価の上昇に併せて買い増すのが賢明である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾うようにしたい。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【金価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1150ドル~1240ドル/弱気シナリオ1095ドル~1165ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は堅調に推移。アルミは1900ドルを超え、銅は5900ドルを固める動きにある。ニッケルも反発後のサポートレベルを形成する動きにある。亜鉛は高値を狙う動きになり、鉛も再び高値をうかがう展開にある。米利上げペースが緩やかなものになるとの思惑から米長期金利が低下し、ドルが売られていること大きく影響しているといえる。基本は反発基調であり、株価の急落などの大きな問題がなければ、このまま反発基調を続けるものと考えられる。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。ようやく上向きの動きになってきた。今回も押し目は買いだったといえる。目先は下値を確認したといえるだろう。銅は想定していた3月のレンジ下限に下げたところは格好の押し目買いのタイミングだった。基本通りの展開であり、投資機会をしっかりととらえることができた。繰り返しだが、基本戦略は押し目買いであり、長期上昇見通しは変わらない。とにかく、下げたときにしっかりと買っておくことが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄と考えている。基本は押し目買いである。銅は年末にかけて7700ドルを目指す動きになると考えている。ただし、値動きが大きいため、リスク管理をしっかりと行うようにしたい。非鉄銘柄は長期的な上昇基調が続いている。需給改善を背景に、いずれ大相場が到来するだろう。少額でもよいので銅を中心にポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ5665ドル~6250ドル/弱気シナリオ5300ドル~5780ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は小幅反発。ただし、OPECの減産では世界的な供給過剰感の解消が難しいとの懸念や米国のシェールオイル増産が上値を抑えている。一方、投機筋は最近の急落局面でロングポジションを大幅に削減させている。投機筋はひとまず、ポジションを軽くすることを優先したといえる。NYMEX・WTI原油先物市場でのネットのロングポジションは、先週までに8万6000枚以上減少。1週間の減少としては過去最大となったようである。さすがの投機筋も今回の下げには耐えられなかったようである。これだけポジションが整理されたが、まだ十分に残っている。できればもう一段の調整後の方が上昇しやすいといえる。一方、米国内の石油掘削リグ稼働数は前週比14期増の631基と、15年9月以来の高水準となった。前年同週は387基だった。これで9週連続の増加となる。一方、米国内の4月の米シェールオイル生産は日量10万9000バレル増加する見通しである。また、OPEC主導の協調減産に加わった非加盟11産油国の2月の減産順守率は64%で、OPECを引き続き下回っている。またこの日は、OPEC加盟国のクウェート、ベネズエラ、アルジェリア、さらに非加盟国のロシア、オマーンがウィーンで会合を開き、各国の削減状況を検証した。その際のデータによると、OPECの順守率は106%で、OPECの最新月報に沿った数字が示されている。ロシアは4月末までに公約通り日量30万バレルの削減を行い、協調減産の期日である6月末まで、その水準を維持すると説明した。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルもロングを維持。基本的な見方は全く変わらない。いまは戻り歩調に入る一歩手前である。戻りのめどは、まずは強気シナリオのレンジ下限の53.20ドルとなろう。ただし、弱気シナリオのレンジ上限である55.10ドルを超えない限り、強気トレンドへの回帰は困難である。しかし、長期的には上昇するとみており、現行水準以下ではやはり押し目買いが有効であろう。原油市場に対する基本的な考え方は全く変わらない。需給バランスの改善を背景に年末に向けて75ドルを試すとの見方も不変である。原油も長期的な視点でポートフォリオに入れておくべき対象である。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ53.20ドル~63.70ドル/弱気シナリオ47.85ドル~55.10ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

3月28日(火)日本個人投資家協会セミナー(東京)
http://www.jaii.org/2017/02/6791

3月29日(水)外為どっとコムさまセミナー(東京)
http://www.gaitame.com/seminar/1703/29_li_emori.html

4月7日(金)マネックス証券WEBセミナー

4月13日(木)ひまわり証券さまWEBセミナー
http://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/#20170413

4月15日(土)第一商品さまセミナー(大阪) 

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)

*テレビ出演予定

3月23日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

3月24日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

4月20日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

6月15日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)

サンプル2
【3月17日のトレード戦略】4月に向けた備え
配信日:2017年03月17日 08時38分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。

明日3月18日(土)はマネックス証券さまのセミナー(名古屋)に登壇します。
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/3660

米国株の動向や投資の考え方について、詳しく解説します。
今回、初めての試みですが、かなり良い資料が出来上がりました。

ぜひご参加ください。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はダウ平均が反落。FOMCなどの重要イベントを通過したことで、利益確定売りが広がった。ナスダック総合指数は小幅高だった。FOMCでは市場の予想通りに追加利上げが決定された。FOCM参加者の金利見通しでは、17年中の利上げ回数は3回と昨年12月時点の見通しを維持した。市場は利上げペースの加速を警戒していただけに安心感が広がり、ダウ平均は110ドル超の上昇となったが、昨日は新規買い材料に乏しかったこともあり、上値を買う動きは限定的となった。一方、トランプ政権が議会に提示した18会計年度(17年10月~18 年9月)予算教書の骨格には、市場が期待する大型の税制改革は盛り込まれなかった。このことも株価の上値を抑えたものと考えられる。一方で米食品医薬品局(FDA)が徴収する医薬品や医療機器などの承認審査料を前年から2倍以上に引き上げる方針が示されたことで、ファイザーやメルクなどの大手製薬株が売られ、これが株価の重石になった。トランプ政権の大型減税や巨額インフラ投資など目玉となる政策の具体策がいまだに示されていない。しかし、その結果、具体策が出てくるまでは「噂で買って事実で売る」という相場の格言通り、株価は当面の間、高値圏での推移が続く可能性と考えられる。財政政策に関する議論は夏場まで続くとみられており、それを超えると市場が不安定化する可能性もあるだろう。「7のつく年」には市場があれるとの見方もあり、今後の動向には要注意であろう。ただし、過去3回の7のつく年の米国株の騰落率はすべてプラスであることも付け加えておく必要があろう。つまり、大きく下落した場合には、絶好の押し目買いのタイミングになるということである。

一方、FRBは12地区の連邦準備銀行に対して、公定歩合を1.25%から1.50%に引き上げることを承認した。FOMCで政策金利の0.25%引き上げが決まったことに伴う措置である。公定歩合は適格担保を連銀に預けた金融機関が担保の範囲内で連銀から融資を受ける際に適用される金利である。

米国政府が議会に提出した18会計年度予算教書は、国防費を増やす一方で、規制撤廃を念頭に環境保護局(EPA)の予算を大胆に削減した。トランプ大統領の姿勢が色濃く反映された格好である。ただし、与党・共和党内にも批判があり、調整は難航が予想されている。予算が拡充されたのは、国防費やメキシコ国境の「壁」建設費用など「安全保障や公共の安全」に関わる項目。これに対して、削減されたのはEPAで、政府内で最大の31%となった。また、国際貢献費や芸術関連団体への支援、最先端の医療研究を行う国立衛生研究所(NIH)予算も対象となった。トランプ政権は5月に公表する詳細な予算教書で目玉の税制改革案や中長期の財政見通しを示す予定だが、輸入への課税を強化する「国境税」など内容次第では国内外に新たに波紋が広がることが予想される。

ムニューシン財務長官は、ライアン下院議長に宛てた書簡で、米国政府のデフォルトを回避するために国庫の資金管理を強化する措置を明らかにした。その中で、財務省が連邦公務員向けの3つの年金・投資基金に全額拠出できないとの見解を示しているという。その一方で、連邦債務の上限が引き上げられた場合には、「連邦職員や退職者はこうした措置の影響を受けない」としている。連邦債務の法定上限の停止措置は15日に期限が切れている。

11日までの週の新規失業保険申請は24万1000件で、前週比2000件減となった。4週平均は23万7250件と、前週比750件増だった。米フィラデルフィア連銀が公表した3月の製造業景況指数は総合で32.8と、前月の43.3から低下した。新規受注が38.6(前月は38.0)、雇用が17.5(同11.1)だった。6カ月先の見通し指数は総合で59.5となり、前月の53.5から上昇した。2月の住宅着工件数は年換算で128万8000戸となり、前月比3.0%増加。住宅着工許可件数は121万3000戸で、6.2%減だった。前年同月比では着工件数が6.2%増、許可件数が4.4%増だった。

米国債は利回りが上昇。FRBが前日に年内の利上げペース加速を示唆しなかったことを受けて、利回りは急低下していたが、この日は前日の動きが行き過ぎだったとの見方から、利回りは約1週間ぶりの低水準から反転した。景気拡大で金利は上昇しやすいが、一方で相対的に高い利回りが確保できることから、米国債の購入ニーズも根強く、これが利回りを抑制することになる。そのため、利回りがどんどん上昇していくようなことにはなりづらいだろう。10年債利回りは2.524%で、一時2.538%まで上昇した。30年債利回りは3.134%で、一時3.156%を付けた。2年債は小幅下落し、利回りは1.324%だった。ユーロ圏債券市場では利回りが上昇。前日のオランダ下院選挙でルッテ首相率いる与党・自由民主党(VVD)が第1党を維持したことで政治リスクが後退した。オランダ下院選では、「反イスラム」を掲げるヘルト・ウィルダース氏率いる極右・自由党(PVV)が予想ほど票を獲得できなかったことで、4月から5月にかけて実施される仏大統領選で極右政党が躍進するとの懸念が和らいだ。一方で、政治リスクが後退すれば、ECBは緩和的な金融政策の縮小に着手するとの見方もあり、国債利回りは上昇に転じ、ドイツ10年債利回りは4BP上昇の0.45%となっている。また、他のユーロ圏国債利回りも4~7BP上昇した。独仏債利回り差は64BPに拡大した。一方、イングランド銀行(BOE)が政策金利を0.25%に据え置いた。しかし、決定は8対1と全会一致ではなかったことから、近い将来の利上げが意識されている。金融政策委員会で票が割れたのは昨年7月以来初めてだった。これを受けて、英10年債利回りは1.29%と、1カ月ぶりの高水準を付けている。2月のユーロ圏消費者物価上昇率(改定値)は前年同月比2.0%と、速報値の2.0%と変わらなかった。前月は1.8%だった。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。FOMCの結果を受けて、今後は金利が低下することはないだろう。とはいえ、どんどん上昇する状況でもなく、株価への影響は限定的であろう。過去の金利水準からみても、現在相当低く、また今後引き上げられたとしても、過去のバブル時の水準には遥か及ばない。まだまだ株価の上昇余地は大きいといえる。また欧州の政治リスクの後退も心理面での安心感につながりやすい。米国株は2030年までの超長期上昇トレンドにあると考えているが、現在は今年からの上昇の第2ステージであると認識している。ダウ平均は3月の強気シナリオのレンジ上限である21250ドルを目指す動きに入ることが想定されるが、3月後半は傾向としては上昇しづらい。しかし、4月は上昇する傾向が鮮明であり、来週以降に押し目があれば、格好の買い場になると考えている。今後も下げた場合には押し目買いでよい。繰り返すように、株式運用では米国を中心に行うのが賢明である。物価上昇率を考慮しても、米国に圧倒的な優位性がある。米国株を長期的に見ながら押し目を拾っていくのが株式投資の王道である。この長期的に安定したリターンは、残念ながら日本株では得ることができない。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19880ドル~21250ドル/弱気シナリオ18410ドル~20015ドル

【米国債トレード戦略】
10年債は新規でショート。金利低下の可能性が低くなっている。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は辛うじて上昇。押し目が買われる展開にあり、良い傾向である。FOMCを通過し、さらに日銀金融政策決定会合でも特段の政策変更がなかったことで、買いやすくなった面があろう。昨日は日銀が736億円のETF買い入れを実施しており、これが下値を支えた可能性が高い。ただし、ドル円は引き続き上値が重く、これが日本株の重石になりやすい。むしろ、そのように考えている市場参加者が多いことが、株価の上値を抑えている面がある可能性がある。早く為替離れをすることが、日本株の上昇には不可欠である。騰落レシオは引き続き高水準だが、上昇基調にあるうちはあまり機能しないことが多い。ドル円は大きく上昇することが期待できないことを大前提に、そのような状況でも上昇が期待できる銘柄を中心に投資するようにすべきであろう。一方、新興市場が前日の急落から早くも立ち直りつつある。これまでとは違う動きにあり、日本の個人投資家の動きは活発である。新規IPO向けの資金捻出の売りも一巡した可能性がある。これから3月末に向けて、内需中心に配当を念頭に入れながらの対応が肝要となるだろう。

一方、日銀は金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に誘導する現在の金融政策を維持することを賛成多数で決めた。景気の総括判断も「緩やかな回復基調を続けている」のまま据え置いた。日銀は、「国内経済は企業の設備投資が緩やかに増加し、消費も雇用・所得の着実な改善を背景に底堅く推移している」と指摘。海外経済についても「緩やかな成長が続いている」との見方を維持した。また、消費者物価の先行きについては、「マクロ的な需給バランスが改善し、中長期的な予想物価上昇率も高まるにつれて、2%に向けて上昇率を高めていく」との従来の見通しを維持した。リスク要因としては、米国経済の動向や英国のEU離脱問題の行方などを挙げた。黒田総裁は決定会合後の記者会見で、「FRBがトランプ政権発足後初となる追加利上げを決定したことについて、「米国への資金流出など現時点で新興国経済に深刻な影響を与える状況にはない」との認識を示し、今後の推移を見守る姿勢を示した。ただし、日本の金融政策への影響に関しては、「米国の金利が上がったからといって、日本の金利を上げる必要はない」と強調し、2%の物価目標達成に向けて緩和を継続する考えを改めて表明した。1月の消費者物価指数は前年同月比0.1%上昇と、1年1カ月ぶりにプラスに転じた。黒田総裁は、「賃上げが経済の好循環の実現を後押しする」としており、ベアへの期待感を示した。日銀ができる政策は限られてきており、今後は財政栄作への期待が高まらざるを得ない。また、日本だけがいつまでも低金利政策を維持できるわけもなく、黒田日銀の役割は徐々に低下していくことになろう。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。19350円の重要なサポートを維持しているうちは、判断は変わらない。下値は売りづらいことや、個別銘柄での空売りが目立っており、この買戻しは入れば株価は堅調に推移する可能性がある。配当取りの後の押し目が絶好の買い場になることも想定される。4月から5月に向けて、株価は上昇しやすい季節に入る。これからの買い場を逃さないことが肝要であろう。ドル円の動向も気になるが、いまは株式市場の材料を優先するようにしたい。日経平均の3月の弱気シナリオのレンジ上限である19850円を超えるには相当のハードルがあるものの、何かしらの材料で超える可能性は否定できない。固定観念を持たずに、値動き重視で見ていくようにしたい。いずれにしても、目先の多少の上下のブレにも耐えられるよう資金的に十分な余裕を持ちながら、暴落を買う準備は常にしておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は小動き。FOMC後から続いたドル売りが一服しており、ドル円は113円台での推移となっている。ただし、一時112円台に突っ込む場面もみられている。FRBは今後も利上げを実施する見通しだが、そのペースがゆっくりとしたものであれば、ドル円への影響は軽微であろう。市場の関心はフランス大統領選や英国のEU離脱に向かっているが、オランダ総選挙が無難な結果になったことから、ユーロは上昇している。目先は不透明感がなくなったと考えてよいだろう。一方、ムニューシン米財務長官はショイブレ独財務相と会談し、「強いドルは長期的には良いことで、準備通貨としてのドルへの信認が強まっていることを示している」との認識を示している。さらに同長官は「為替操作をしないことが重要」と強調。そのうえで、「トランプ政権として通商戦争への突入は望んでいないものの、自由かつ公正な貿易を望んでいる」と公平性を高める上で一定の通商関係を見直す必要があるとの認識を示し、ドイツに対して貿易不均衡の是正を求めた。一方、ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、「ECBは下限金利である中銀預金金利を主要政策金利であるリファイナンス金利より先に引き上げる可能性がある」との認識を示している。さらに同総裁は、「ECBは緩和的な金融政策を縮小させる可能性があるが、利上げ前に債券買い入れ策を終了させた米国型のモデルは欧州ではうまく適用できない可能性があるため、米国型モデルは踏襲しない」との考えを表明している。そのうえで、「すべての金利を同時に、また同じ幅で引き上げる必要はない」とし、「ECBは預金金利をリファイナンス金利より先に引き上げる可能性がある」としている。一方、英イングランド銀行が政策金利を過去最低の0.25%に据え置くと発表。量的金融緩和策の国債買い取り枠は4350億ポンドで維持した。金融政策決定会合では8人が金利据え置きを支持したが、EU離脱決定に伴うポンド安を背景とした物価の急速な上昇を受けて、外部委員のクリスティン・フォーブス氏は反対に回り、0.25%の利上げを主張した。昨年11月の政策決定会合で、BOEはスタンスをニュートラルに戻しており、次の方向性は利上げになるとみられている。またスイス国立銀行は主要政策金利の据え置きを決めた。3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の誘導目標をマイナス1.25%~マイナス0.25%で維持した。また要求払い預金に対する金利もマイナス0.75%で据え置きとする。政策金利は15年1月以降、据え置きが続いている。一方、中国の1~2月の非金融部門の対外投資額は924億2000万元で、前年同期比52.8%減少した。規制当局が人民元への下げ圧力を緩和するために資金流出への締め付けを強めており、企業の投資手控えが続いたといえる。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。徐々に110円を目指す動きを想定したい。これを割り込めば、109円がターゲットになる。
ユーロ円もショートを継続。ただし、ユーロ高から上昇する可能性があり、122円を超えた場合には手仕舞いを検討したい利食いのターゲットは120.60円に置いておきたい。
ユーロドルはロングを継続。上抜けており、1.09ドルを目指す展開にある。
ポンド円は見送り。138.30円と14130円のレンジを抜けるまでは動きづらい。
ポンドドルはロングを継続。1.24ドルを超えると急伸する可能性がある。まずはこれを確認したい。超えると1.2750ドルを目指すだろう。
豪ドル円はロングを利益確定売りとする。87.50円かに到達したため、短期的な目標値に達している。
豪ドル/米ドルはロングを利益確定とする。0.7740ドルを超えられなかったため、いったんは利益を確保したい。
南アランド/円はロングを継続。8.50円を割り込むまではロング継続でよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ117.20円~123.04円/弱気シナリオ111.75円~117.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ121.15円~127.65円/弱気シナリオ115.60円~121.30円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0355ドル~1.0760ドル/弱気シナリオ0.9960ドル~1.0420ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は続伸。FRBの利上げペースが緩やかなものになるとの見方からドルの上値が重くなっていることから、金の買戻しが急速に入っている。FRBはFOMCで政策金利を予想通り引き上げたが、金融引き締めペースの加速を想定していないとの姿勢を示したている。これにより、1200ドルの節目を維持して反発した格好となっており、この水準がきわめて絶好の買い場になったことが示されている。ただし、1225ドルを明確に超えられないと、今月は再び下値を試す可能性は否定できない。今月は1240ドルを超えるのは難しいと考えており、3月末までレンジ相場が続く可能性が高い。材料面でも重要イベントを通過したこともあり、動きづらいだろう。ただし、これで下値を確認した可能性が高い。金利上昇が緩やかなものであれば、金利が付かない金へのダメージは限定的となろう。むしろ、ドル安傾向が下値を支えるものと思われる。また、銀やプラチナ、パラジウムなど他の貴金属も値を戻し始めている。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。底値を確認して反発基調に入りつつある。ただし、本格的な上昇は4月以降になると考えている。いずれにしても、今回の押し目は買いだったといえる。3月の強気シナリオのレンジ上限が1240ドルであり、これを超えることは想定していない。戻りのターゲットの1225ドルまで戻したことから、目先はレンジ内での推移になろう。長期的に見れば、3月の下落局面は重要な押し目買いのポイントであり、4月の反発を狙うタイミングである。いまのところ、その通りの動きになりつつある。貴金属は調整場面でも基本的には手放さず、押し目を拾うのが賢明である。押し目で買うことができれば、保有コストが大幅に低下する。これは長期的な投資を行ううえで最も重要なポイントである。貴金属は長期的に上昇するとみており、保有しながら株式の購入あるいは株価の上昇に併せて買い増すのが賢明である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾うようにしたい。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【金価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1150ドル~1240ドル/弱気シナリオ1095ドル~1165ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は上昇。FRBの利上げが想定通りであったことや、欧州の政治リスクの後退などが買い安心感につながった可能性がある。今後はトランプ政権の予算案や減税・インフラ投資に関心が移るものと思われる。想定通りの政策が示されれば、トランプ銘柄でもある非鉄市場への関心が高まることが想定される。一方、中国政府は高騰する住宅価格を抑制するとの文言を政府活動報告に追加。同国では抑制策の導入にもかかわらず不動産市場は過熱していることが懸念されている。1~2月の不動産販売は急増したが、不動産投資の伸びが縮小する兆しも見られている。中国では、投機目的の非居住者が小規模の不動産市場に集まっていることから、今月に入ってからより小規模の複数都市でも住宅購入規制が導入されている。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。アルミや銅は重要なポイントをクリアしており、上昇に向けた動きにある。ニッケルはまだ上値が重いものの、下値を確認した。亜鉛や鉛も序章に向けた動きに入りつつあり、目先は下値を確認したといえそうである。銅は想定していた3月のレンジ下限に下げたところは格好の押し目買いのタイミングだったといえるだろう。繰り返しだが、基本戦略は押し目買いであり、長期上昇見通しは変わらない。とにかく、下げたときにしっかりと買っておくことが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄と考えている。基本は押し目買いである。銅は年末にかけて7700ドルを目指す動きになると考えている。ただし、値動きが大きいため、リスク管理をしっかりと行うようにしたい。非鉄銘柄は長期的な上昇基調が続いている。需給改善を背景に、いずれ大相場が到来するだろう。少額でもよいので銅を中心にポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ5665ドル~6250ドル/弱気シナリオ5300ドル~5780ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は反落。安値圏でのもみ合いの状況にある。過去最高水準にある米国内の原油在庫が重石となる一方、OPEC主導の減産が世界の供給過剰に及ぼす影響にもやや懐疑的であることが上値を抑えているもようである。サウジだけが賢明に減産している状況であり、他国への減産圧力が強まりつつある。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、「原油在庫が平均を上回り続ければ、減産が延長される可能性がある」との認識を示している。米国の原油生産が増加傾向にあることから、これが上値を抑えていることが、市場の重石になっている。現状で産油量が増えてしまうと、16年の二の舞になる。生産者の対応に注目したい。また、先物市場における投機筋の買い越しがどの程度解消されているかにも注目したい。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルもロングを維持。基本的な見方は全く変わらない。戻りのめどは、まずは強気シナリオのレンジ下限の53.20ドルとなろう。ただし、弱気シナリオのレンジ上限である55.10ドルを超えない限り、強気トレンドへの回帰は困難である。しかし、長期的には上昇するとみており、現行水準以下ではやはり押し目買いが有効であろう。原油市場に対する基本的な考え方は全く変わらない。需給バランスの改善を背景に年末に向けて75ドルを試すとの見方も不変である。原油も長期的な視点でポートフォリオに入れておくべき対象である。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ53.20ドル~63.70ドル/弱気シナリオ47.85ドル~55.10ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

3月18日(土)マネックス証券さまセミナー(名古屋)
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/3660

3月28日(火)日本個人投資家協会セミナー(東京)
http://www.jaii.org/2017/02/6791

3月29日(水)外為どっとコムさまセミナー(東京)
http://www.gaitame.com/seminar/1703/29_li_emori.html

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)

*テレビ出演予定

3月23日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

3月24日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

4月20日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

6月15日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」

サンプル3
【3月16日のトレード戦略】利上げ回数はやはり3回
配信日:2017年03月16日 08時27分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。

本日はラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)に出演します。
時間は15:10~16:00です。

http://market.radionikkei.jp/premiere/

ぜひご視聴ください。

〔EQUITY MARKET〕
米国株は反発した。米利上げは想定通りだったが、米利上げペースが加速するとの懸念が後退したことで買いが入った。また原油価格の持ち直しも好感された。FOMCでは、市場の予想通り、0.25%の追加利上げが決定された。注目されていたFRB参加者らによる金利見通しは、17年末と18年末の中央値が昨年12月時点の水準で据え置かれ、ともに年間の想定利上げ回数は3回で維持された。19年末の同見通しは2.875%から3.0%に引き上げられたものの、「利上げペースを加速させるのではなく、引き続き緩やかなペースが続く」というシグナルが発せられたとの見方から、市場の多くは今回の決定内容はハト派的ととらえているようである。一方、2月の消費者物価指数は前月比0.1%上昇。コア指数は0.2%上昇だった。前年同月比は全体が2.7%上昇、コアは2.2%上昇だった。インフレ率は着実に上昇している。2月の小売売上高は前月比0.1%増加した。NY連銀が発表した3月のNY州製造業景況指数は16.4と、2月の18.7から低下。6カ月先の見通しは37.4と、前月の41.7から低下した。

FOMCでは政策金利が0.25%引き上げられ、0.75~1.00%とすることが決定された。利上げはトランプ政権発足後初めてとなり、米国の政策金利が1%の節目を回復するのはリーマン・ショック直後の08年12月以来、8年3カ月ぶりである。金融危機後の緩和策からの金利正常化の動きはさらに前進したことになる。利上げペースの加速が示されるか注目されていた17年通年の想定利上げ回数は従来通り3回だった。利上げは昨年12月以来、3カ月ぶり。決定には9人が賛成、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が政策維持を求めて反対した。声明では、「雇用は堅調に伸び、物価上昇率がここ数四半期で目標の2%に近づいた」と評価。物価上昇率について「上昇したが、目標を下回っている」とした前回2月の判断から上方修正した。米国経済については「緩やかに拡大している」とし、前回の景気認識を維持。また「労働市場は今後も幾分強化され、物価上昇率は中期的に目標の2%近傍で安定する」と予想した。前回は、物価上昇率は中期的に2%に上昇するとしていた景気見通しへの短期的なリスクは「おおむね安定している」と、前回から変更はなかった。これらから、 FRBは今後もトランプ政権の経済政策などの影響を見極めながら、慎重に利上げを進めるとみられる。一方、債券などの購入を通じて金融市場に資金を供給する量的緩和で4兆4000億ドル規模に膨らんだ保有資産の圧縮策も検討を進める方針である。次回の利上げは6月または9月とみられているが、ここからの利上げペースは実際には環境次第であり、流動的といえるだろう。17年中の利上げは3回の想定が9人(前回6人)、4回が4人、2回が1人、1回は2人(2人)、6回が1人だった。一方、長期の金利水準予想も前回同様3.0%を維持し、長期水準に達するのは19年と、20年以降としていた前回から前倒しされた。17年末の金利(中央値)は前回と同じ1.375%で、18年末も同様に2.125%、19年末は3.0%(2.875%)を想定した。18年中は3回(3回)の利上げを想定した。一方、17年10~12月期の実質GDP伸び率の見通しは前年同期比2.1%で修正はなかった。18年同期は2.1%(2.0%)に加速するとした。長期見通しは1.8%で変わらなかった。また現在4.7%の失業率は、17年10~12月期に4.5%(4.5%)と予想。長期水準は4.7%(4.8%)とした。 個人消費支出(PCE)物価指数でみたインフレ率は、17年10~12月期が前年同期比1.9%で変わらず。イエレン議長は「トランプ政権の政策変更の可能性を巡り、突っ込んだ協議は行っておらず、これに対するわれわれの詳細な対応策も策定しないようにしている」とし、今後見極める時間は十分あるとの認識を示している。またムニューシン財務長官と会合を持ったほか、トランプ大統領とも就任後に1度会ったと発言した。

米国債は上昇。FOMC声明で、金融引き締めペース加速の兆候が示されなかったことを受けて、国債利回りが急低下した。金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは1.308%となり、8日ぶりの低水準をつけた。30年債と10年債の利回りもそれぞれ、1週間ぶりの低水準となる3.114%、2. 513%を付けた。今回の利上げで、市場が織り込む年内3回の利上げ確率は引き続き50%以上、4回の確率も約25%となった。また6月13・14日のFOMCで利上げが行われる確率は49%で、14日時点の53%から低下した。また9月の利上げ確率は76%、12月は55%となり、市場では次回利上げが9月とみる向きが強まっている。ユーロ圏債券市場では、この日にオランダで実施されている下院選挙を背景に国債利回りが低下した。オランダ下院選(定数150)では、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党(VVD)と、移民排斥や反EUを主張するウィルダース党首の極右自由党(PVV)の対決が焦点となっている。現時点の出口調査の結果によると、極右・自由党(PVV)は19議席にとどまり、第1党には届かない見通し。中道右派の与党・自由民主党(VVD)は31議席を獲得し、第1党を維持するもよう。PVVは現有12議席から上積みすることになるが、第1党をうかがう勢いを示していた事前の世論調査からは大きく失速したもようである。また10年の下院選で獲得した24議席にも届かないことになり、他の2党と同議席で第2党グループになる見通しである。VVDも現有40議席を下回る見込み。英国のEU離脱決定など欧州でポピュリズムの動きが強まりつつある中で実施された今回の選挙結果は、4月以降のフランス大統領選やドイツ連邦議会(下院)選にも影響を与える可能性がある。極右政党の勢いが低下すれば、市場に安心感が広がる可能性があり、株高・債券高(金利低下)・ドル安・ユーロ高が進む可能性がある。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。FOMCの結果を受けて上昇に転じており、再び株高が再加速する可能性が高まっている。またオランダ選挙の結果も投資家に安心感を与えるだろう。利上げペースの加速が示されなかったことは、株価にはポジティブといえる。これでダウ平均は再び3月の強気シナリオのレンジ上限である21250ドルを目指す動きに入ることが想定される。今後も下げた場合には押し目買いでよいが、上値では利敵確定を行うことも検討していきたい。繰り返すように、株式運用では米国を中心に行うのが賢明である。物価上昇率を考慮しても、米国に圧倒的な優位性がある。米国株を長期的に見ながら押し目を拾っていくのが株式投資の王道である。この長期的に安定したリターンは、残念ながら日本株では得ることができない。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19880ドル~21250ドル/弱気シナリオ18410ドル~20015ドル

【米国債トレード戦略】
10年債は見送り。金利が低下することはなく、むしろ戻り売りが有利ともいえる。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は上値の重い展開。FOMCや日銀金融政策決定会合を控え、動きづらい展開だった。シカゴ市場では、米利上げペースの加速が見られなかったことからドル売りが鮮明になっており、これが日経平均先物の重石になっている。結局は米国株の動向よりも為替相場の方がインパクトは大きいということになる。ドル円は113.50円を割り込んで下落トレンドに入った可能性があり、このままでは米国株が上昇しても、ついていくことができない可能性もある。市場参加者が為替離れをしない限り、せっかくの世界的な株高基調についていけなくなってしまうだろう。一方、新興市場の急落も重石である。新規IPO向けの資金捻出の売りが背景とみられていたが、これまでの上昇での高値つかみの投げが出ているとの指摘もある。しかし、それでも良い銘柄は下げていない。この点は注目に値するだろう。為替相場の影響を受けづらい内需中心に、配当を念頭に入れながらの対応が肝要であろう。日銀金融政策決定会合では大きな政策変更はない見通し。黒田総裁からも目新しい発言はないだろう。ただし、インフレ見通しには注目しておきたい。今後の政策運営のヒントになる可能性がある。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。19350円の重要なサポートを維持できるかがポイントである。重要イベントを通過したことで、次の材料ドル円の動きになったといえる。ドル円の動きに縛られているうちは、大幅な上昇は期待しづらい。市場参加者のマインドセットが必要である。大きく崩れるとは考えていないが、日経平均の3月の弱気シナリオのレンジ上限である19850円を超えるには相当のハードルがあることも事実である。これを明確に上抜けることが、強気シナリオに移行するための第一関門であるとの考えに変わりない。いずれにしても、本格的な方向性が出るのは、配当権利落ち後になりそうである。いずれにしても、目先の多少の上下のブレにも耐えられるよう資金的に十分な余裕を持ちながら、暴落を買う準備は常にしておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は急落。FOMC声明の発表を受けて、年内の利上げペース加速を見込んで買い進まれていたドルの巻き戻しが活発となった。重要な節目の113.50円を割り込んでおり、再び基調は下向きになった可能性が高い。当面利上げが見送られることになったため、ドルを買い上げる理由がなくなったともいえる。今後のFOMCで年内の利上げ回数が、今回の会合も含めて4回になれば、ドル買いの勢いが復活する可能性もあるが、現時点ではそこまでの状況にはないだろう。またオランダ下院選挙で極右政党が敗北する見通しとなったことが、ユーロの買戻しを誘っていることもドル売りにつながっている。こうなると、ドル円も下げ圧力が強まることになる。また、米CPIが2.7%上昇となっており、米実質金利はマイナスとなった。これで日米金利差は円に優位になっており、ドル円は理論的には円高にならざるを得ない状況にある。2月の日本のCPIを確認する必要はあるが、現時点でのドル円の理論値は105.30円であり、まだ相当の下落余地があるといえる。

【通貨トレード戦略】
ドル円は新規でショート。110円を目指す動きを想定したい。これを割り込めば、109円がターゲットになる。
ユーロ円は新規でショート。120.50円をまずは目指したい。
ユーロドルは新規でロング。1.07ドルのレジスタンスを超えたことで、上値を試す展開になる。1.09ドルを目指すだろう。
ポンド円は見送り。水準的にはショートでもよいが、138.30円を割り込むまではレンジでの推移が続くだろう。
ポンドドルはロングを継続。1.2320ドルから1.24ドルまでの戻りを確認したい。これを超えると1.2750ドルを目指すだろう。
豪ドル円はロングを継続。基調は上向きが鮮明になっており、87.50円から88円ちょうどの高値を狙いたい。
豪ドル/米ドルはロングを継続。急伸しており、上昇基調はさらに強まっている。0.7740ドル前後で利益確定を行いたい。
南アランド/円はロングを継続。8.50円を割り込むまではロング継続でよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ117.20円~123.04円/弱気シナリオ111.75円~117.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ121.15円~127.65円/弱気シナリオ115.60円~121.30円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0355ドル~1.0760ドル/弱気シナリオ0.9960ドル~1.0420ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は急伸。FOCMで0.25%の利上げが決定されたが、今後の利上げペースが緩やかなものになるとの見方から、下値は堅い展開動きにある。FOMC声明では、「一段の利上げは緩やか」とし、今年はあと2回、来年は3回の利上げ見通しを堅持した。これを受けて、ドルは2週間ぶり低水準となり、これが金相場を押し上げた。また金利の上昇も抑制されていることも、金利のつかない金にはポジティブに作用している。FRBは今後も利上げを実施する方針ではあるが、そのペースが緩やかであれば、金市場への影響は軽微であろう。また、米CPIが2.7%上昇まで上がっており、これを受けて米国の実質金利はマイナスになっている。これも金相場にはポジティブに作用するだろう。今回のイベントを通過した結果、1200ドルを維持したことになり、再び上値を試しやすくなりつつある。3月は従来から調整を想定しており、その通りの展開となっていたが、底打ちした可能性が高まっている。このまま1225ドルを明確に超えてくると、再び上値を試しやすくなろう。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。底値を確認して反発基調に入る可能性が高まっている。今回の押し目は買いだったとすれば、良い買い場だったといえる。3月の強気シナリオのレンジ上限が1240ドルであり、これを超えることは想定していない。まずは1225ドルを試すことになろう。長期的に見れば、3月の下落局面は重要な押し目買いのポイントであり、4月の反発を狙うタイミングである。いまのところ、その通りの動きになりつつある。貴金属は調整場面でも基本的には手放さず、押し目を拾うのが賢明である。押し目で買うことができれば、保有コストが大幅に低下する。これは長期的な投資を行ううえで最も重要なポイントである。貴金属は長期的に上昇するとみており、保有しながら株式の購入あるいは株価の上昇に併せて買い増すのが賢明である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾うようにしたい。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【金価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1150ドル~1240ドル/弱気シナリオ1095ドル~1165ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は上昇。アルミや銅はそれぞれ1890ドル、5900ドルまで戻しており、重要な節目に戻している。これを超えると基調は大きく変わることになる。ニッケルも徐々に下値を切り上げており、亜鉛は重要なレジスタンスを超えている。鉛も上昇基調に回帰するポイントである2260ドルまで上げている。それぞれ一段高になれば、非鉄相場は再び上向き基調が鮮明になるだろう。重要イベントだったFOMCを通過し、ドル高基調が抑制されていることは、非鉄相場にはポジティブである。一方、3月に入ってから、LME銅在庫が急増している。月初は20万トン割れだったが、現時点では34万トンにまで増加している。この動きが続くようだと、上値を抑えられる可能性があるだけに、注意が必要であろう。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。目先は下値を確認したといえそうである。銅は想定していた3月のレンジ下限に下げたところは格好の押し目買いのタイミングだったといえるだろう。繰り返しだが、基本戦略は押し目買いであり、長期上昇見通しは変わらない。とにかく、下げたときにしっかりと買っておくことが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄と考えている。基本は押し目買いである。銅は年末にかけて7700ドルを目指す動きになると考えている。ただし、値動きが大きいため、リスク管理をしっかりと行うようにしたい。非鉄銘柄は長期的な上昇基調が続いている。需給改善を背景に、いずれ大相場が到来するだろう。少額でもよいので銅を中心にポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ5665ドル~6250ドル/弱気シナリオ5300ドル~5780ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は反発。米国内の原油在庫が予想外に減少したことや、国際エネルギー機関(IEA)が月報で、OPECが減産を続ければ、17年上半期には原油市場が供給不足に陥る可能性があると指摘したことが支援材料となった。FOMCでの利上げ決定はドルのピークアウトを誘った格好となっており、これもドル建てで取引される原油相場の押し上げにつながったといえる。米エネルギー情報局(EIA)が発表した10日までの週の石油在庫統計では、原油在庫は前週比20万バレル減だった。ガソリン在庫は同310万バレル減、ディスティレート在庫は同420万バレル減だった。一方、米国内の産油量は前週比2万バレル増の日量911万バレルとなった。リグ稼働数の回復と産油量の増加が確認されており、このペースが続くと、米国内の石油在庫の調整が進みづらくなり、これが原油相場の重石になる。ただし、OPECが着実に減産を進めていることや、今後は需要が拡大することを考えると、世界の石油需給は徐々に改善し、これが原油相場にポジティブに作用するとの見方は変わらない。現在の下落は投機筋のポジション調整が背景であると考えている。今回は明らかに買いすぎであり、さらなる調整が必要である。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルもロングを維持。基本的な見方は変わらない。目先は底値を確認したと考えている。戻りのめどは、まずは強気シナリオのレンジ下限の53.20ドルとなろう。ただし、弱気シナリオのレンジ上限である55.10ドルを超えない限り、強気トレンドへの回帰は困難である。しかし、長期的には上昇するとみており、現行水準以下ではやはり押し目買いが有効であろう。原油市場に対する基本的な考え方は全く変わらない。需給バランスの改善を背景に年末に向けて75ドルを試すとの見方も不変である。原油も長期的な視点でポートフォリオに入れておくべき対象である。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ53.20ドル~63.70ドル/弱気シナリオ47.85ドル~55.10ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

3月18日(土)マネックス証券さまセミナー(名古屋)
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/3660

3月28日(火)日本個人投資家協会セミナー(東京)
http://www.jaii.org/2017/02/6791

3月29日(水)外為どっとコムさまセミナー(東京)
http://www.gaitame.com/seminar/1703/29_li_emori.html

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)

*テレビ出演予定

3月23日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

3月16日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

3月17日(金)21:30~22:00 ラジオNIKKEI「夜トレ!」(FXプライムbyGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

3月24日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

4月20日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

6月15日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」

サンプル4
【3月15日のトレード戦略】利上げ回数は3回
配信日:2017年03月15日 08時35分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。

〔EQUITY MARKET〕
米国株は続落。原油相場を嫌気した売りが下押し圧力となり、ダウ平均は下落。ナスダック総合指数も下落した。OPECが発表した2月の月報で、サウジアラビアの産油量が前月比0.7%減の日量979万7000バレルとなったものの、サウジの自己申告ベースでは2.7%増の1001万1000バレルだったことが嫌気されて原油相場が7日続落し、エネルギー株を中心に売りが広がった。また、14・15日開催のFOMCの結果発表を控えた警戒感も重石になったもようである。市場では利上げはほぼ織り込み済みだが、雇用統計の賃金の伸びなどを受けて将来の利上げペースが加速するとの観測が強まっている。昨年12月に3回と予想した今年の利上げ回数が4回に引き上げられるかがポイントになっている。現時点で積極的な利上げを実施するとの考えに至るかどうかだが、利上げペースが速まると好調な住宅市場に悪影響が出ることが想定される。その結果、景気が冷やされる可能性もあるだけに、要注目である。ただし、現在の水準から引き上げられたとしても、歴史的に見ればまだ超低金利であることに変わりない。配当利回りとの比較も含め、株式投資のコストが上昇するとの判断は早計であろう。

米国債は利回りが小幅に低下。原油安がデフレの兆候と受け止められたもようである。ただし、FOMC声明発表を控え、利回りの低下は限定的だった。また金融政策に最も影響を受けやすい2年債利回りはやや上昇した。30年債利回りは3BP低下の3.167%となった。10年債利回りは2BP低下の2.591%、2年債利回りは前日の1.372%から1.380%に小幅上昇した。CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物市場での利上げ確率は93%で前日と変わらず。米国債利回りは上昇しつつあるものの、まだ超低金利状態にある。ITバブルの際には2年債・10年債の利回りはともに6%台、リーマン・ショック前でも5%台だったことを考慮すれば、現時点の水準はまだかなり低い。また、2年債―10年債利回りスプレッドも依然として大幅なマイナス状態にある。これが、2年債利回りの上昇でプラスに転じるまでは、株価のピーク感も出てこないだろう。そのような状況になるには、まだ相当の時間がかかるものと思われる。ユーロ圏債券市場はドイツ10年債利回りが1年2カ月ぶりの高水準から低下。15日にオランダ議会下院選挙を控えていることや、フランス大統領選のフィヨン候補の公金横領疑惑に対する本格捜査の開始が嫌気され、安全資産とされるドイツ連邦債への買いが膨らんだ。仏当局は大統領選の有力候補と目されていた右派のフィヨン元首相について、横領容疑で本格捜査を開始したと報じられている。またオランダ下院選では、欧州におけるポピュリズムの流れが選挙にどのような影響を及ぼすかに注目が集まっている。ドイツ10年債利回りは一時0.05%を超え、16年1月以来の高水準をつける場面もあったが、これらの材料で最終的には2.5BP低下の0.45%をつけた。ドイツの欧州経済調査研究所(ZEW)が発表した3月の景気期待指数は前月比2.4ポイント上昇の12.8だった。小幅上昇にとどまった背景には、今後の景気動向への不安感が反映されたもよう。また欧州の政治リスクにより、ドイツ経済の不安感の高まりも反映されたといえる。一方、ユーロ圏の景気期待指数は前月比8.5ポイント上昇の25.6だった。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。FOMCを前に上値が重いが、利上げ回数見通しが4回に引き上げられたとしても、金利が急騰するわけではない。前述したように、株式投資のコストが急激に上昇するわけではないことから、当面は米国株へのスタンスを変える理由はない。もっとも、過去との比較では確かに割高感は否めないが、このような状態を織り込んで米国株は上昇してきた経緯がある。そのため、押し目があれば、その機会をしっかりと買いを入れることが肝要である。現時点ではダウ平均で20825ドルのサポートに位置しているが、これを割り込むと次のサポートは20515ドル、さらに20275ドルとなろう。いずれにしても、最大で19880ドルまでの押しにとどまると考えている。ここまで下げた場合には押し目買いであることはいうまでもない。押し目を買う準備をしながら、上昇基調についていくことが肝要である。繰り返すように、株式運用では米国を中心に行うのが賢明である。物価上昇率を考慮しても、米国に圧倒的な優位性がある。米国株を長期的に見ながら押し目を拾っていくのが株式投資の王道である。この長期的に安定したリターンは、残念ながら日本株では得ることができない。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19880ドル~21250ドル/弱気シナリオ18410ドル~20015ドル

【米国債トレード戦略】
10年債は見送り。FOMCを控えていることから見送りとするが、本音はロングである。底値が固まりつつある。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は上値の重い展開。FOMCや日銀金融政策決定会合を控え、動きづらくなっている。またドル円の上昇に勢いがないことも、上値を重くしている。また騰落レシオの過熱感も背景にあるだろう。25日平均は127に上昇し、6日平均も130と高水準にある。ドル円も115円が重くなっており、上値を買いづらいことだけは間違いない。FOMCの結果次第では振れが大きくなる可能性もあるが、押し目は買われるだろう。現時点ですぐに弱気になる必要はないと考えている。日銀金融政策決定会合では政策変更はないだろう。一方、新興株は上値の重い展開にあるが、これは新規IPO向けの資金捻出の売りが背景とみられている。しかし、市場全体では良い銘柄は上昇基調を続けている。また配当取りの動きも活発化するだろう。下値は堅くなりやすいといえる。一方、東芝問題は大きな転換点にある。監理ポストへの指定替えとなり、上場廃止に向けたプロセスに入った可能性がある。シャープのような再建シナリオを描いた投資家の買いが株価の下値を支えてきたが、これ以上の期待は難しい。昨日の記者会見でも、今後のシナリオが示されておらず、失望的な内容だったといえる。無用なリスクを取る必要はなく、健全な企業の株式への投資を検討すべきであろう。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。状況は変わっていない。イベント続きで動きづらいが、次の動きを待つ姿勢でよいだろう。ただし、FOMC後のドル円の動きには注意したい。日経平均の3月の弱気シナリオのレンジ上限が19850円であり、これを上抜けることが強気シナリオに移行するための第一関門である。市場では、イベントが多い15日の暴落説も出ているようだが、そのような見方が出ているうちは真の暴落は起きづらい。現在の基調は上向きだが、19350円のサポートを維持することが、上昇への最低条件である。この事実をまずは優先すべきである。ただし、下げた場合でも、3月の強気シナリオのレンジ下限である19150円で止まれば、上昇基調は継続していると判断できる。本格的な方向性が出るのは、配当権利落ち後になりそうである。いずれにしても、目先の多少の上下のブレにも耐えられるよう資金的に十分な余裕を持ちながら、暴落を買う準備は常にしておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は小動き。FOMCを控える中、動きづらい展開にある。FOMCでの追加利上げはほぼ確実であり、注目点は年内の利上げ回数に向かっている。4回に引き上げられれば、いったんはドル買いが優勢になると考えられるが、その動きは長続きしないだろう。米長期金利がなかなか上昇しないことも、ドルの上値を抑える可能性がある。また利上げ後は織り込み済みとの見方からドルが売られることも十分にあり得る。過去はそのようなケースがむしろ多い。「噂で買って、真実で売る」といった相場格言は、少なくともドル円については当てはまっている。2月の米卸売物価指数(PPI)は前月比の上昇率が市場予想を上回ったが、市場の反応は限定的だった。ユーロも小動き。オランダの選挙もあり、動きづらい状況にある。欧州の政治リスクからユーロも買いづらいが、最終的にはユーロの下落は限定的であろう。一方、ポンドは下落した。スコットランド独立の是非を問う2度目の住民投票が実施される可能性や、EU離脱手続き開始に向けてリスボン条約第50条を発動する権限をメイ首相に与える法案を英議会が最終承認したことへの懸念がポンド売りにつながった。一方、国際通貨基金(IMF)はドイツで17・18日開催のG20財務相・中央銀行総裁会議に向けて、政策課題に関する報告書を公表。その中で、「内向きな保護主義措置の脅威が拡大している」と警告し、トランプ政権が志向する保護主義的な通商政策に懸念を示した。IMFは「世界経済は前向きの勢いがある」と評価した一方、「今後の成長は米国の財政拡大や中国の経済改革次第」と指摘。そのうえで、「異常に高い政策の不透明感がある」として、経済の下振れリスクが高まる可能性を示した。特に先進国での自由貿易批判や移民排斥論に懸念を表明し、貿易や資本移動を制約すれば「自国の低所得者に打撃を与える」と批判した。一方、直近の為替相場については、「昨年後半に実効レートで円安、ユーロ安、ドル高が進んだ」と指摘し、米国で財政が拡大すれば「経常収支や為替の国際的な不均衡が広がる可能性がある」とした。G20で米国サイドがどのようなスタンスを示すかが注目されているが、通貨安政策への批判が繰り出されるようだと、ドル売りにつながるだろう。その可能性はかなり高いとみている。

【通貨トレード戦略】
ドル円は見送り。徐々に上値が重くなっている。ショートし始めてもよいが、FOMCを待ってからにしたい。114.75円を割り込んでおり、これで113.50円を明確に割り込めば売りやすい。
ユーロ円もロングを解消。123円超えに失敗して引けており、いったんは中立にしておきたい。3月の弱気トレンドのレンジ上限の121.30円を超えていたが、これを再び割り込めば、方向性が見やすくなる。その段階でショートを検討したい。
ユーロドルもロングを解消。いったん中立に戻し、FOMCやオランダ総選挙の結果を待ちたい。1.0725ドルで打たれており、上値は重くなっている。
ポンド円はロングを解消。戻り切らないことからいったん中立に戻したい。141.45円を超えないと基調は変わらないとみた方がよいだろう。逆に138.20円を割り込むと下げが大きくなろう。
ポンドドルはロングを継続。まずは1.2320ドルまでの戻りを確認したい。
豪ドル円はロングを継続。基調は再び上向きになっており、87.50円から88円ちょうどの高値を狙いたい。86円を割り込むまではロング継続と考えている。
豪ドル/米ドルはロングを継続。底打ちから戻りを試しており、0.7620ドルまでの戻り局面で利益確定を狙いたい。
南アランド/円はロングを継続。8.50円を割り込むまではロング継続でよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ117.20円~123.04円/弱気シナリオ111.75円~117.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ121.15円~127.65円/弱気シナリオ115.60円~121.30円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0355ドル~1.0760ドル/弱気シナリオ0.9960ドル~1.0420ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場はほぼ変わらず。FOMCを前に動きづらい状況にある。FOMCでは利上げが確定的であり、市場の関心は利上げ回数に向かっている。昨年12月に3回とされた今年の利上げ回数が4回に引き上げられると、一時的にドルが押し上げられ、金相場を圧迫する可能性がある。ただし、これが織り込まれれば、ドルの上値が重くなり、金相場は底打ちから本格的な上昇に転じることになろう。一方、根強い欧州の政治リスクが下値を支えることも想定される。米国の利上げは金利の付かない資産である金保有のコストを高めるため、金相場には圧迫要因になるが、利上げ時に金は想定以上に底堅く推移しているという過去の事実もある。したがって、利上げが金相場を押し下げるといった単純なものではない。実質金利の低下からみれば、金相場の理論値は1400ドル台である。今後、インフレ率が高まるようであれば、むしろ金相場の割安感が強まることになる。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。押し目買いを徐々に進めていきたい。この水準で下げ止まれば最高の押し目買いのタイミングとなるが、それは後にならないとわからない。金は最大で1150ドルまでの下げを想定し、その前提での押し目買いとしたい。繰り返すように、資金的な余裕を持ったうえでの押し目買いが今年は有効と考えている。3月の強気シナリオのレンジ上限が1240ドルであり、今月はすでに上値をつけたと判断している。長期的に見れば、3月の下落局面は重要な押し目買いのポイントであり、4月の反発を狙うタイミングである。徐々に買いを積み増すイメージで対処したい。貴金属は調整場面でも基本的には手放さず、押し目を拾うのが賢明である。押し目で買うことができれば、保有コストが大幅に低下する。これは長期的な投資を行ううえで最も重要なポイントである。貴金属は長期的に上昇するとみており、保有しながら株式の購入あるいは株価の上昇に併せて買い増すのが賢明である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾うようにしたい。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【金価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1150ドル~1240ドル/弱気シナリオ1095ドル~1165ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場はまちまち。アルミが下げたが、銅は反発し、5800ドル台を回復した。ニッケルや亜鉛、鉛は底値固めの動きにある。FOMCを前に動きづらい面があるが、これを通過してドルの上値が重くなれば、再び買いが戻ってくるだろう。世界最大の非鉄消費国である中国の1~2月の小売売上高は前年同期比9.5%増となり、伸び率は16年全体の10.4%を下回った。小売売上高の伸びが1桁台にとどまるのは異例の事態である。自動車販売が1.0%減と、小型乗用車の減税幅縮小が響いたもよう。また同期間の鉱工業生産は6.3%増に加速している。都市部固定資産投資は不動産開発が伸びたことを受けて8.9%増と、伸び率は16年全体の8.1%を上回った。さらに不動産開発向け投資は前年同期比8.9%増に急加速。16年通年は6.9%増だった。中国政府は住宅バブル抑制に取り組んでいるが、一部では沈静化の兆候も出始めている。しかし、全国レベルでは過熱が続いているとみられている。共産党指導部は秋の共産党大会に向けて経済の安定を図る方針だが、追加景気対策を検討する可能性も指摘されている。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。目先は下値を確認したといえそうである。銅は想定していた3月のレンジ下限に来ており、格好の押し目買いのタイミングと考えている。繰り返しだが、基本戦略は押し目買いであり、長期上昇見通しは変わらない。とにかく、下げたときにしっかりと買っておくことが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄と考えている。基本は押し目買いである。銅は年末にかけて7700ドルを目指す動きになると考えている。ただし、値動きが大きいため、リスク管理をしっかりと行うようにしたい。非鉄銘柄は長期的な上昇基調が続いている。需給改善を背景に、いずれ大相場が到来するだろう。少額でもよいので銅を中心にポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ5665ドル~6250ドル/弱気シナリオ5300ドル~5780ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は7日続落。サウジアラビアの増産報告などが嫌気された。OPECが発表した月報によると、2月のOPEC産油量はサウジアラビアの積極的な減産が寄与し、前月比13万9500バレル減の日量3195万8000バレルと、1月に続いて生産枠上限の3250万バレルを下回った。しかし、自己申告ベースではサウジの2月の産油量が前月比26万3300バレル増の日量1001万1000バレルと拡大していた。これを受けて原油相場はマイナス圏に沈んだ。また1月の先進諸国の原油在庫が拡大したことも圧迫要因となった。一方、引け後に米石油協会(API)が公表した10日までの週の米国内の原油在庫は前週比53万1000バレル減だった。OPEC加盟国の産油量だが、サウジは2次情報ベースでは979万7000バレルと減産を進め、生産枠の1005万8000バレルを下回った。アンゴラも164万1000バレルと、生産枠上限の167万3000バレルを下回った。現時点で国別上限を下回っているのは両国のみである。一方、減産合意に最後まで抵抗したイランは限定的な増産を認められた結果、381万4000バレルとなり、上限の379万7000バレルをやや超過した。イラクは441万4000バレルと減産を進めたが、上限の435万1000バレルを超えている。またUAEも292万5000バレルに産油量を減らしたが、上限の287万4000バレルを依然として上回っている。さらにアルジェリアが105万3000バレル(生産枠上限103万9000バレル)、エクアドルが52万6000バレル(同52万2000バレル)、ガボンが19万4000バレル(同19万3000バレル)、クウェートが270万9000バレル(同270万7000バレル)、カタールが62万2000バレル(同61万8000バレル)と、誤差の範囲ではあるが上限を超えている。特例的に減産を免除されたナイジェリアは160万8000バレルと産油量が増加した。さらに内戦の影響に配慮して減産を免除されたリビアは66万9000バレルに減少している。一方、先進国の原油・石油関連製品の在庫は、1月は5年平均を2億7800万バレル上回る水準だったとしている。上回った分のうち、2億0900万バレルが原油、残りが精製製品だった。OPECは、供給の調整にもかかわらず、在庫は米国だけでなく欧州でも増加し続けたとしている。その一方で、減産が原油価格の下支えとなっていることは明白との認識も示している。サウジ以外の加盟国にはさらなる減産がもとめられるが、3月以降にそのような状況になっているかをまずは確認することになるだろう。また、7月以降の減産継続の議論についても注目しておきたい。いずれにしても、50ドル割れでは産油国は厳しい状況にあることに変わりない。高値安定を狙う意味でも減産履行と継続は不可欠であり、いずれ履行されることになり、原油相場は徐々に水準を取り戻すことになろう。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルもロングを維持。基本的な見方は変わらない。長期では上昇するとみており、現行水準以下では積極的に押し目を買っていきたい。基本は押し目買いでよい。今月はこれまで、弱気シナリオのレンジで推移しており、懸念がないわけではないが、昨年1月や2月にも同様の動きが見られた。当時のように下げが一時的なものにとどまれば、格好の押し目買い場面だったということになる。市場に対する基本的な考え方は全く変わらない。需給バランスの改善を背景に年末に向けて75ドルを試すとの見方も不変である。原油も長期的な視点でポートフォリオに入れておくべき対象である。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ53.20ドル~63.70ドル/弱気シナリオ47.85ドル~55.10ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

3月18日(土)マネックス証券さまセミナー(名古屋)
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/3660

3月28日(火)日本個人投資家協会セミナー(東京)
http://www.jaii.org/2017/02/6791

3月29日(水)外為どっとコムさまセミナー(東京)
http://www.gaitame.com/seminar/1703/29_li_emori.html

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)

*テレビ出演予定

3月23日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

3月16日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

3月17日(金)21:30~22:00 ラジオNIKKEI「夜トレ!」(FXプライムbyGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

3月24日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

4月20日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

6月15日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」
サンプル5
【再送】【3月14日のトレード戦略】イベント待ちだが方針は不変
配信日:2017年03月14日 08時21分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。

本日はサンワード貿易さま主催のセミナーです。時間は18時30分からです。
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/03/14/

お時間のある方は、ぜひお越しください。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はダウ平均が小幅反落。FOMCを控えた様子見ムードとなった。ナスダック指数は4日続伸した。主要経済指標の発表もなく。動きづらい一日だった。FRBは14・15日にFOMCを開催する。FRB高官から利上げに前向きな「タカ派」的発言が相次いでおり、利上げはほぼ確実視されている。市場の関心はFOMC参加者らによる金利見通しに移っている。10日発表の米雇用統計は堅調さが確認されたものの、今年4回の利上げを織り込むほどの内容ではないとの見方が多い。昨年12月時点で3回だった見通しが上方修正されるかに注目が集まる。利上げペースの加速が示唆されれば、短期的には株安要因となり得る一方で、米経済指標は良好であり、株価が大きく崩れるとは考えにくい。押し目買い意欲も強いと考えられ、下げても下値は限定的であろう。利上げ期間中は、米国株は堅調に推移しやすい傾向がある。

米国債は利回りが上昇。米利上げ観測などを背景に債券が売られ、長期金利は上昇した。10年債利回りは5BP上昇の2.63%、30年債利回りは4BP上昇の3.21%、2年債利回りは2BP上昇の1.38%だった。NY連銀が発表した2月の消費者調査によると、1年先の期待インフレ率の中央値は2.96%と、前月の2.98%から伸びが鈍化。ただし、大規模な財政刺激策を掲げたトランプ氏の米大統領選勝利以降、高い水準の伸びが続いている。一方、3年先の期待インフレ率の中央値は2.98%で、前月の2.90%から上昇し、15年6月以来の高い伸びとなった。ユーロ圏債券市場では国債利回りが低下。ドイツ10年債利回りが3BP低下の0.46%となり、その他の域内債券利回りも同程度低下した。15日にはオランダ総選挙を控えており、さらにスコットランド自治政府のスタージョン首相が独立の是非を問う新たな住民投票を行う権限を求める考えを表明するなど、短期的には政治リスクへの関心が再び高まる可能性がある。一方、ECBの利上げ時期については、投資家は現時点で来年3月までと予想している。5年後から5年間の期待インフレ率を反映するユーロ圏のブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI)は約2週間ぶりの高水準付近となっている。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。FOMCでの利上げ回数見通しに関心が集まるが、その内容次第で長期的な方針が変わることはない。利上げ期間中の米国株は高値を維持しやすい。歴史的割高圏にあるとの指摘もあるが、だからと言って買わないという選択にはならない。下げれば買い増せばよいだけであり、そのための余裕だけは常に持ち合わせておきながらのロングである。ダウ平均の3月の強気シナリオの上限は21250ドルであり、いずれこの水準を試すことになろう。最大で19880ドルまでの押しは念頭に入れておきたいが、ここまで下げた場合には押し目買いであることはいうまでもない。押し目を買う準備をしながら、上昇基調についていくことが肝要である。繰り返すように、株式運用では米国を中心に行うのが賢明である。物価上昇率を考慮しても、米国に圧倒的な優位性がある。米国株を長期的に見ながら押し目を拾っていくのが株式投資の王道である。この長期的に安定したリターンは、残念ながら日本株では得ることができない。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19880ドル~21250ドル/弱気シナリオ18410ドル~20015ドル

【米国債トレード戦略】
10年債は見送り。FOMCを控えていることから見送りとするが、本音はロングである。底値が固まりつつある。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は堅調に推移した。主力株には下値で買いが入ってくるようになっている。ただし、騰落レシオがかなり過熱している。25日平均は123だが、6日平均も131となっており、目先の調整リスクは残る。ドル円も115円が重くなっており、上値を買いづらくなる可能性がある。FOMCの結果次第では振れが大きくなる可能性もあるが、今の段階で懸念することはないだろう。日本でも金融政策決定会合が控えているが、こちらは目新しい話はないだろう。ただし、今日・明日は上値ではポジション調整が出やすいだろう。一方、22連騰だったジャスダック平均がようやく下げた。新規IPO向けの資金捻出の売りとの見方もあるが、良い銘柄は上昇基調を続けている。全体の流れで需給だけで上げていた銘柄との選別が進むことになりそうである。上げている銘柄はきわめて大きな上昇となっている。いまのような市場環境では、上値を買い上げるよりも基本的には安値を拾い、押しが浅くなるような余裕を持ったポジション形成が肝要であろう。ただし、押し目も慌てずに、ゆっくりと余裕を持つことが肝要である。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。状況は変わっていない。イベント続きで動きづらいが、だからといって売ることはしない。ただし、ドル円の動きだけは引き続き注意したい。日経平均の3月の弱気シナリオのレンジ上限が19850円であり、これを上抜けることが強気シナリオに移行するための第一関門である。市場では、イベントが多い15日の暴落説も出ているようだが、そのような見方が出ているうちは真の暴落は起きづらいだろう。現在の基調は上向きである。この事実をまずは優先すべきである。下げた場合でも、3月の強気シナリオのレンジ下限である19150円で止まれば、上昇基調は継続していると判断する。いずれにしても、目先の多少の上下のブレにも耐えられるよう、資金的に十分な余裕を持ちながら、暴落を買う準備は常にしておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:3月の想定レンジ】
強気シナリオ19150円~20950円/弱気シナリオ17650円~19850円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は小動き。ただし、下値も堅い展開である。14・15日開催のFOMCを前に様子見気分が強まっており、115円を下回った水準での推移となっている。結果的に短期の上昇基調は維持された状態にある。この日は米金利が上昇したものの、市場の反応は限定的である。年内の利上げ回数が3回から4回に上方修正されれば、短期的にドルが買われる可能性もあろうが、それでドル買いが長続きすることはないだろう。米国の基本方針はドル安であり、政策面が優勢される動きになるだろう。一方、16日には18会計年度(17年10月~18年9月)の大統領予算教書の議会提出期限が迫っている。その内容にも関心が集まるだろう。また、15日のオランダ下院選や日銀金融政策決定会合などのイベントもある。これらをこなした後に、ドルの下落が始まる可能性が高いと考えている。一方、ポンドが下げ渋りから反発の動きを見せ始めている。スコットランド自治政府のスタージョン首相が、スコットランドの英国独立の税非を問う住民投票を再実施するよう要求したことが背景にあるもよう。ただし、実施時期は早くても来年終わりごろと見込まれることから、年内の政治リスクに対する懸念が後退したことがポンド買いを誘ったようである。一方、ドイツで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議では、ムニューシン財務長官が「通貨安競争」の回避を各国に求めるほか、「開かれた公正な貿易」の重要性を訴える見通し。また麻生財務相とも会談し、麻生氏とペンス副大統領が4月に行う経済対話について協議する見通しである。G20ではマクロ経済や為替政策、金融規制、税制、不正資金対策がテーマになる見通し。米国は法人税改革に関して説明する方針。

【通貨トレード戦略】
ドル円は見送り。114.75円を割り込めば、短期的な下落に転じる可能性がある。最終的には113.50円割れが確実なショートのポイントであり、さらに重要イベントがあることもあり、いまは無理に手を出す必要はないだろう。
ユーロ円もロングを継続。3月の弱気トレンドのレンジ上限の121.30円を超えている。ただし、124円に達する前に上値が重くなり始めており、深追いは禁物であろう。124円前後では利益確定売りを行いたい。
ユーロドルはロングを継続。ただし、1.0725ドルで打たれており、これを超えられるかを確認したい。
ポンド円は新規でロング。140.30円を明確に抜けると141.50円から最大で145円までの上昇が想定される。
ポンドドルは新規でロング。まずは1.2340ドルまでの戻りを確認したい。
豪ドル円はロングを継続。基調は再び上向きになっており、87.50円から88円ちょうどの高値を狙いたい。86円を割り込むまではロング継続と考えている。
豪ドル/米ドルは新規でロング。底打ちから反発に転じ始めている。まずは0.7625ドルでの利益確定を狙いたい。
南アランド/円はロングを継続。8.50円を割り込むまではロング継続でよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ117.20円~123.04円/弱気シナリオ111.75円~117.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:3月の想定レンジ】
強気シナリオ121.15円~127.65円/弱気シナリオ115.60円~121.30円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0355ドル~1.0760ドル/弱気シナリオ0.9960ドル~1.0420ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は横ばいでの推移。1200ドルに絡んだ下値形成の動きにある。この水準で下げ止まることができるかが、目先の方向性を決めることになる。15日投票のオランダ下院選への注目が高まっている。欧州統合に懐疑的な政党が勝利する可能性は低いとみられているものの、選挙で多数の票を獲得すれば、4月と5月の仏大統領選挙が予想外の結果になる可能性もあり、関心が高まっている。また14・15日にはFOMCが開催される。利上げは確定的だが、市場の関心は年内の利上げ回数に向かっている。利上げ回数見通しが現在の3回から4回に引き上げられれば、一時的にドル高につながり、これが金相場を圧迫する可能性がある。いずれにしても、現在はきわめて重要な水準にある。維持できなければ、最大の1150ドルまでの下げになることを念頭に入れておく必要があろう。銀やプラチナも下値形成の動きにあり、これ以上の下げになれば、かなり厳しい相場展開にならざるを得ない。直近安値を試す動きになるのか、この数日間の値動きはきわめて重要といえる。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。押し目買いを徐々に進めていきたい。この水準で下げ止まれば最高の押し目買いのタイミングとなるが、それは後にならないとわからない。金は最大で1150ドルまでの下げを想定し、その前提での押し目買いとしたい。資金的な余裕を持ったうえでの押し目買いが今年は有効と考えている。3月の強気シナリオのレンジ上限が1240ドルであり、今月はすでに上値をつけたと判断している。長期的に見れば、3月の下落局面は重要な押し目買いのポイントであろう。徐々に買いを積み増すイメージで対処したい。貴金属は調整場面でも基本的には手放さず、押し目を拾うのが賢明である。押し目で買うことができれば、保有コストが大幅に低下する。これは長期的な投資を行ううえで最も重要なポイントである。貴金属は長期的に上昇するとみており、保有しながら株式の購入あるいは株価の上昇に併せて買い増すのが賢明である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾うようにしたい。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【金価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ1150ドル~1240ドル/弱気シナリオ1095ドル~1165ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は底堅く推移。FOMCやその他の重要イベントを前に売り込む動きは一巡したもようである。銅は5650ドルを維持して反発しており、目先の急落は回避されている。BHPビリトンがチリの労組幹部に交渉再開を要請し、新たな提案を行う意向を表明したことは圧迫要因だったが、一方でペルー銅山の労働者が先週にスト入りしたことはサポート要因だった。水準としては今月の安値を確認した可能性があり、徐々に反発の動きを強めると考えられる。目会って弱かったニッケルも反発した。9775ドルの重要なサポートを維持して反発しており、ここで10450ドルを回復できれば、再び上値を試す可能性が高まろう。ただし、11200ドルが重くなっており、これを上抜けない限り、次の展開は見えない。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。目先は下値を確認したといえそうである。銅は想定していた3月のレンジ下限に来ており、格好の押し目買いのタイミングと考えている。基本戦略は押し目買いであり、長期上昇見通しは変わらない。とにかく、下げたときにしっかりと買っておくことが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄と考えている。基本は押し目買いである。銅は年末にかけて7700ドルを目指す動きになると考えている。ただし、値動きが大きいため、リスク管理をしっかりと行うようにしたい。非鉄銘柄は長期的な上昇基調が続いている。需給改善を背景に、いずれ大相場が到来するだろう。少額でもよいので銅を中心にポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ5665ドル~6250ドル/弱気シナリオ5300ドル~5780ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は6日続落。昨年11月29日以来の安値水準にある。米国内でシェールオイルの増産傾向が鮮明になっていることが引き続き重石になっている。米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比8基増の617基となり、15年9月以来の高水準にあることが嫌気されている。また米国内の原油在庫も9週連続で増加し、記録的な水準に積み上がっている。これでは、センチメントの好転を期待するのは難しい。米国内での生産拡大により、OPEC加盟・非加盟国による協調減産効果が損なわれるとの見方が根強く、目先は引き続き安値圏での推移が続きやすい。当面はポジション調整も含め、下値を確認する動きが続きそうである。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルもロングを維持。基本的な見方は変わらない。長期では上昇するとみており、ここからは積極的に押し目を買っていく。これだけの安い水準を買える機会はそうないだろう。相場である以上、深押しのリスクもあるが、繰り返すように、それはあくまでポジション需給で作られる相場水準である。そのため、基本は押し目買いでよい。今月はこれまで、弱気シナリオのレンジで推移しており、懸念がないわけではないが、昨年1月や2月のように、下げ一時的なものにとどまれば、格好の押し目買い場面だったということになる。市場に対する基本的な考え方は全く変わらない。需給バランスの改善を背景に年末に向けて75ドルを試すとの見方も不変である。原油も長期的な視点でポートフォリオに入れておくべき対象である。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:3月の想定レンジ】
強気シナリオ53.20ドル~63.70ドル/弱気シナリオ47.85ドル~55.10ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
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*セミナー予定

3月14日(火)サンワード貿易さまセミナー(東京)
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3月18日(土)マネックス証券さまセミナー(名古屋)
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3月28日(火)日本個人投資家協会セミナー(東京)
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3月29日(水)外為どっとコムさまセミナー(東京)
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(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)

*テレビ出演予定

3月23日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
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*ラジオ出演予定

3月16日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

3月17日(金)21:30~22:00 ラジオNIKKEI「夜トレ!」(FXプライムbyGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

3月24日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

4月20日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

6月15日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー~マーケットプレミア」(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
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