江守哲のリアルトレーディング・ストラテジー:投資サロン - FX・株・日経225・自動売買・シグナル配信の投資情報総合サイト | MT4やEAのすべてが解かる【fx-on.com】

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持論のリスクオフがあられるのはいいのですがトレードでそれを引っ張られるとこの秋のような相場では私は損失を被りました。 チャートに...
2016/11/24 16:20  kou
勉強になります!
現物株の長期投資は株歴10年以上ですが、短期売買は半年ほど前に始めました。 リーマンショックのときは資産を大きく減らしてしまったの...
2016/10/04 01:08  Hougetu
コモディディー インデックス には 大変...
メルマガで提供される コンテンツですが セミナーなどでつかわれる膨大な資料を見ると しっかりした根拠と裏ずけがあります。各デー...
2016/06/24 06:21  drycut
8:50までの配信を希望します!
購入させていただいて3か月が経過しました。 年初からの円高による株安について、昨年末からのご指摘通りなっていることに感銘を受けて...
2016/04/15 09:55  paopao555
トレードの参考に活用
株、FX、コモディティと幅広く取引しています。 メルマガでは、それぞれの解説が詳しくなされており、江守さんご自身の手口まで教えてい...
2016/04/04 12:02  ノン
サンプル1
【1月13日のトレード戦略】自然体で見ればドル安
配信日:2017年01月13日 08時24分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

〔EQUITY MARKET〕
米国株は反落。トランプ次期米大統領が前日の記者会見で、経済政策に関して具体的に言及しなかったことへの失望感から売りが出た。ダウ平均は2万ドルを超えられず、ナスダックは8日ぶりに反落し。トランプ氏が11日に行った、昨年11月の大統領選勝利後初となる記者会見では、新政権の経済政策の具体的な中身が語られることはなかった。会見内容は大統領選を狙ったロシアのサイバー攻撃や、自身のビジネスと大統領職の利益相反問題などが中心となり、市場が期待した規制緩和や大型減税、インフラ投資などの景気刺激策への具体的な言及はなかった。これに失望した投資家の売りを出したことで、ダウ平均は一時183ドル安となった。その後は持ち直したものの、これまで大統領選後の上昇相場をけん引してきた金融や内需関連銘柄が下げた。市場では「トランプ氏の経済政策への期待の一部がはく落した」との見方が出始めている。20日の大統領就任式で、トランプ氏が掲げる政策の規模や時期が明確にならなければ、失望がさらに強まり、これまでの上昇相場が反転する可能性もある。予断を許さない状況は今後も続きそうだが、ダウ平均の2万ドル超えはしばらくお預けになりそうである。

この日発表された経済指標では、7日までの週の新規失業保険申請が24万7000件と、前週比1万件増加。ただし、4週平均は25万6500件と、前週から1750件減少している。12月の輸入物価指数は前月比0.4%上昇。ただし、石油を除くと0.2%低下だった。石油・石油製品は前月比7.9%上昇、原油は11.1%上昇となっており、石油関連の上昇が顕著になっている。前年同月比では、全体が1.8%上昇、石油を除くと横ばいだった。このうち石油・石油製品は26.2%上昇だった。このように、石油関連の伸びを背景に、CPIの上昇はもはや確実である。今後の金融政策の方向性について、FRBを悩ませることになろう。16年12月の米財政収支は275億1600万ドルの赤字となり、前年同月比90.5%増だった。歳入は8.7%減、歳出は4.8%減だった。17会計年度(16年10月~17年9月)の10〜12月の財政赤字は前年同期比3.3%減の2083億5900万ドル。

米国債は上昇。リスク資産への投資に慎重な姿勢が広がりつつあり、安全資産である米国債の買いが優勢となっており、長期金利は小幅低下した。10年債利回りは前日比0.02%ポイント低下の2.36%、30年債利回りは横ばいの2.96%だった。また2年債利回りは0.01%ポイント低下の1.18%。トランプ次期米大統領が前日の記者会見で、具体的な経済政策に踏み込まなかったことに対する失望感から株価が下げる中、投資家は債券買いを進めている。トランプ氏当選後の金利上昇・国債価格の下落に歯止めがかかっている。ユーロ圏市場では国債利回りが軒並み低下。トランプ氏の会見への失望で同様に買われている。ドイツ10年債利回りは一時0.05%ポイント低下の0.21%と、約1週間ぶりの水準をつけた。他のユーロ圏国債の利回りも総じて低下している。ただし、ECBが公表した12月理事会の議事要旨で、一部メンバーが資産買い入れの延長に反対していたことが判明したことも債券価格の上値を抑えている。一方、11月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比1.5%上昇。16年のドイツのGDP速報値が前年比1.9%増と、5年ぶりの大きな伸びとなるなど、経済指標は堅調さが目立っている。ドイツ経済は堅調な内需がプラス成長をけん引したもよう。

VIXは11.26から11.54に反発。ダウ輸送株指数は9186ドルから9144ドルに反落し、ダウ公共株指数は657ドルでほぼ横ばい。グローバル新興株ETFは続伸し、グローバル公共株ETFも続伸した。主要コモディティ株はおおむね続伸したが、石油株は反落した。欧州の主要銀行株は反落した。バリックゴールド株は小幅上昇した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、著名投資家ジョージ・ソロス氏は昨年11月の米大統領選でトランプ氏が勝利し、市場予想に反して株価が上昇したことから10億ドル近い損失を出したと報じている。ソロス氏は大統領選後に株価が下落するとみてショートを増やしたが、市場ではトランプ氏の経済政策に期待した「トランプ相場」が進行したことで、損失が拡大した。ソロス氏は損失拡大を避けるため、昨年末までにショートの多くを解消したという。ソロス氏をもってしても、今回のトランプラリーに対する投資判断は難しかったということになる。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック先物は見送り。ダウ平均は辛うじて上昇基調を維持している。横ばいでの推移が続いているが、崩れてはいない。19880ドルを割り込んで引けるかを注視したい。割り込めば迷わずショートにできるが、今は無理しない。S&P500も同様の判断である。2260を割り込んで引けた段階でショートを検討する。ただし、ナスダック指数はあまりに買われすぎであり、調整が必要だろう。ナスダック先物で5025を割り込むかに注目したい。トランプラリーが本格的に終了すればショートは怖くないが、いまは無理をする場面ではないだろう。繰り返しだが、ダウ平均の強気シナリオのレンジ下限が19300ドルであり、常時であってもここまでの下げがみられてもおかしくはない。サポートは18700ドルから19200ドルのレンジが妥当と考えており、そのあたりまで下げるかを見極めたい。ここで下げ止まれば短期の反発狙いのロングを検討できる。長期的には年初来からの下落率が10%超に達する17885ドル程度が来年以降の反発を睨んだ押し目買いのターゲットと考えている。強気シナリオのレンジ下限を下回ることになるが、このあたりで買うことができるかが今年のポイントになろう。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18690ドル~23680ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ15650ドル~20670ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ19308ドル~20770ドル/弱気シナリオ18640ドル~20195ドル

【米国債トレード戦略】
10年債ショート・30年債ロングを継続。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は小動きからやや上昇する可能性があろう。シカゴ市場では下げ渋っている。しかし、短期トレンドは下向きに転じた・これを回復するには19350円以上が必要だろう。ドル円が重要な節目だった115円を割り込んでおり、これを回復できないようだと、日本株は上値の重い展開にならざるを得ない。トランプ氏の記者会見への失望感はそう簡単に払しょくされないだろう。繰り返すように、ドル円も理論値は103円であり、これをベースにした日経平均の理論値は17000円前後である。まだ調整余地が大きいと考えられる。テクニカル的にも買われすぎ感の解消はまだ完了してない。慌てずに底値を確認したい。本日は1月限のSQ算出日。

【日経平均先物のトレード戦略】
見送り。引けで19300円を明確に割り込んだため、ショートとなった。19350円を引け値で超えるまでは、ショートを継続の方針。いまはポジションを大きくせず、下げが加速した段階でショートを増やしていきたいと考えている。基本は17000円前後での長期ロングを前提とした押し目を辛抱強く待つ方針だが、目先は短期のショート戦略で収益獲得を狙う方針である。下げが明確になれば、18300-400円の水準がサポートのターゲットになるだろう。繰り返しだが、今月は強気シナリオでも18300円まで下げる可能性がある点を念頭に入れておきたい。また18200円のサポートも割り込むようだと17400円程度までの下げになるだろう。1月23日の週に底値を付けやすい傾向があることから、来週以降に一度大きな下げが来てもおかしくない。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ17640円~24150円(17年末23020円)/弱気シナリオ14260円~20790円(17年末15620円)

【日経平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~20135円/弱気シナリオ18045円~19915円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。前日のトランプ次期米大統領の記者会見が失望的な内容だったことをきっかけにドル売りが続いた。トランプ氏の大統領選後初の会見では、期待されていた経済政策への具体的な言及はなかった。そのため、この日もドル安基調が継続し、一時で113.81円まで下落した。米30年債入札の不振で長期金利が上昇に転じたことや、米国株が下げ幅を縮小したことでドルが買い戻されて、114円台後半まで押し戻されたが、基本的には下落基調入りとなっている。20日のトランプ氏の米大統領就任演説まではドルを買いづらい地合いが続きそうであり、しばらくは方向感に乏しい展開が予想されている。20日の演説では、財政や通商政策に関する発言が注目されているが、財政拡張の方向性は織り込み済みであり、むしろ選挙期間中に批判していたドル高への言及があった場合には、市場は大きく混乱し、さらにドル高修正が進むだろう。一方、この日はユーロドルも急伸し、一時1.0684ドルまで上昇し。その結果、ドル指数は100.720まで下落し、5週ぶりの安値をつける場面があった。ドルはメキシコペソに対しても売られた。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。112.25円あたりをターゲットにしておきたい。最終的には107円台から108円台前半がターゲットになるだろう。
ユーロ円は見送り。ただし、トレンドは下向き基調が継続している。
ユーロドルは新規でロング。基調は依然として強いとの判断している。
ポンド円は見送り。続落しているが、売られすぎであり、反発の可能性がある。
ポンドドルは見送り。同様に反発の可能性が高まりつつある。
豪ドル円は見送り。上昇基調だが上値が重くなりつつあり、やや買われすぎになっている。
豪ドル/米ドルはロングが0.75ドルを付けたため、利益確定となった。今日は見送り。押し目を買い直したいと考える。
南アランド/円は新規でロング。目先の底値を付けたと考える。

基本的にはドル円のショートを軸に考えたい。引き続き、円絡みはドル円、クロス円は見送り、対ドルではユーロ中心に見ていく方針を継続したい。基本はドル円のショート・戻り売りと考えている。繰り返すように、118円は理論値からのかい離が15円であり、過去最大レベルに相当する。ここまでかい離した場合には、過去はすべてのケースでドル円は大幅な調整を持って修正されている。そのため、理論的な裏付けもあり、戻り売りには安心感がある。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ112.35円~131.90円(17年末128.50円)/弱気シナリオ101.70円~122.45円(17年末105.65円)

【ドル円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~115.25円/弱気シナリオ114.30円~118.75円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.85円~136.55円(17年末133.70円)/弱気シナリオ104.50円~127.60円(17年末109.60円)

【ユーロ円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ119.85円~126.25円/弱気シナリオ118.15円~124.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0110ドル~1.1820ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9210ドル~1.0920ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.0860ドル/弱気シナリオ1.0110ドル~1.0695ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は上昇。一時節目の1200ドルを超える場面があるなど、7週ぶりの高値を付けている。トランプ次期米大統領の記者会見で経済政策に関する言及がなかったことから、ドルが下落したことが金相場を押し上げた。トランプ氏が掲げる経済政策を推進すれば、ドルが回復する可能性があるものの、さすがにドル高は行き過ぎたといえる。昨年12月半ば以降の金相場の回復局面は1200ドルをつけたことで、いったん終了する可能性はある。直近の底値から約7%上昇しており、一服感が出てもおかしくはない。今後もトランプ氏の発言に振り回されるだろうが、基本は長期的な買い姿勢でよいだろう。プラ千葉も980ドル台まで上昇し、1000ドルの大台が視野に入っているが、さすがに短期間で上げすぎた感もある。いったんは打たれる可能性はあるだろう。ただし、長期的には金以上に上昇する可能性ある。注目度を上げておきたい。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムは見送り。基調は強いが、短期的には買われすぎであり、調整後の押し目を待ちたい。基本は上昇とみているが、トレーディングの観点からは利益確保も必要である。また金は1月の強気シナリオでも1200ドル前後が上値抵抗になる可能性が高い。したがって、このレベルでいったん利益確定を行うのは理にかなっている。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1087ドル~1430ドル(17年末1330ドル)/弱気シナリオ1002ドル~1222ドル(17年末1059ドル)

【金価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1117ドル~1206ドル/弱気シナリオ1108ドル~1187ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は堅調。トランプ次期米大統領が前日開いた記者会見で景気刺激策の具体策を示さなかったため、ドル安が進んだことが押し上げ要因になっている模様である。アルミが急伸している。1800ドル目前まで上げており、きわめて強い動きにある。ただし、やや投機的な動きであり、注意が必要であろう。銅も5800ドルを回復した。インドネシア政府の鉱物禁輸政策の発効を受けて、産銅会社が銅精鉱の輸出を停止したとの報道が材料視されたもようである。ニッケルは一時9700ドルを割り込む水準にまで急落したが、その後は1万ドルの大台を回復している。インドネシア政府が鉱石の輸出禁輸措置の緩和を表明したことを受けて売りが出たもようである。亜鉛は反発して高値を更新し、鉛も上昇した。亜鉛・鉛は買われすぎ感が強くなっており、調整リスクが付きまとう。非鉄相場の地合いは堅調である。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル、亜鉛、鉛のロングをすべて解消する。長期的には上昇を見ているが、調整リスクがあるため、いったんは利益確定をしておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5190ドル~8050ドル(17年末7520ドル)/弱気シナリオ4340ドル~6065ドル(17年末4670ドル)

【銅価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ5265ドル~5925ドル/弱気シナリオ5320ドル~5815ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は上昇。サウジアラビアやロシアの減産、中国の石油需要が過去最高になるとの見通しなどが材料視された。これまで市場では、主要産油国の協調減産合意が正しく履行できないとの懸念から上値が重い動きにあるが、一方で下値を売る動きも限定的になっている。減産合意が順守されれば、需給の改善はより明確になり、原油相場は上向きにならざるを得ないだろう。市場はいまだに減産の履行に懐疑的だが、今回の合意は減産履行が大前提であり、履行を前提に考えることが重要である。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、同国の産油量は2年ぶり低水準になったとしている。また17年の世界の原油需要は日量100万バレル以上増加し、今後2・3年は需給が引き締まると予想している。またバーキンドOPEC事務局長は、イラクとクウェートを含むOPEC加盟国は減産に着手し、世界の原油在庫は第2四半期までに減少するとの見通しを示している。ロシアのノバク・エネルギー相は減産合意に従って、減産に着手したとしている。ただし、1月の減産量については公表せず、天候状況によると説明している。この日の動きを見る限り、やはり下値は堅いとの印象である。50ドル以下を売るリスクはきわめて高く、むしろ押し目買いの水準と考えるのが妥当であろう。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルも新規でロングとする。天然ガスもロングが3.325ドルで利益確定となった。基本は原油中心のトレードでよいだろう。石油製品にまで手を広がる余裕がなければ、原油のみのトレードでも十分である。石油製品は反発基調に入りつつある。WTI原油は1月の弱気シナリオでも58ドルまでの上昇が見込まれている。また強気シナリオのレンジ下限は50ドルである。これを割り込むことは考えていない。押し目買い姿勢で考えたい。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ47.00ドル~80.35ドル(17年末70.35ドル)/弱気シナリオ34.25ドル~63.40ドル(17年末38.25ドル)

【WTI原油価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ50.10ドル~59.25ドル/弱気シナリオ48.65ドル~58.00ドル


◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

1月17日(火)日本商品先物振興協会セミナー

1月21日(土)サンワード貿易さまセミナー(大阪)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/newyear_osaka/

1月24日(火)ひまわり証券さまウェブセミナー
http://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/

1月25日(水)サンワード貿易さまセミナー(東京)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/25/index.html

1月26日(火)efx.com証券さまウェブセミナー
http://www.sec-efx.com/seminar/index.php

2月4日(土)プレミア証券さまセミナー(東京)

2月16日(木)サンワード貿易さまセミナー(東京)

2月25日(土)プレミア証券さまセミナー(高崎)

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

1月12日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

1月17日(火)12:00~12:15「ゴゴジャン マーケットストラテジー」(ストックボイス)
http://www.stockvoice.jp/

1月26日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

1月19日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー マーケットプレミア」
“江守 哲のファンドマネージャーの眼”(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

1月20日(金)21:30~22:30 ラジオNIKKEI「夜トレ」(FXプライム byGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

1月27日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」
サンプル2
【1月12日のトレード戦略】トランプ氏の会見に失望
配信日:2017年01月12日 08時25分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はダウ平均が反発。原油価格の上昇が材料視されたようだ。またナスダック指数は5日連続で過去最高値を更新した。トランプ次期米大統領の選挙後初となる記者会見での発言を受けて、米国株は乱高下する不安定な動きとなった。昨年11月の大統領選後、トランプ氏が掲げたインフラ投資や大型減税、規制緩和への期待感から急伸していたが、会見で公約の具体的内容を見極めたいと市場の注目が集まっていた。しかし、トランプ氏の記者会見は全くの拍子抜けだった。中身はこれまでの焼き直しであり、新鮮味がなく、トランプ氏の今後の政策や考え方を確認することはできなかった。トランプ氏は会見で、フォード・モーターによるメキシコへの工場移転計画の撤回などをアピールし、「過去最大の雇用を創出する」と強調。この発言でダウ平均は一時110ドル超も上昇する場面があった。しかし、その後に高騰する薬価の引き下げを要求すると、ファイザーなど製薬株が売られたことで、ダウ平均はマイナス圏に沈んだ。このように、市場はトランプ氏の発言内容に一喜一憂する状況であり、きわめて方向感がつかみづらい。また会見ではメキシコ国境への壁建設など従来からの過激な主張を繰り返す一方で、インフラ投資や減税への言及はなく、改憲は失望的な内容だったと言わざるを得ないだろう。一方、会見で景気刺激策の具体的内容が示されなかったことからドル安が進行し、これを受けてドル建てで取引される原油価格が上昇し、エクソンモービルなどエネルギー株に買いが入るなど、それぞれの材料で動く展開だった。いずれにしても、会見では減税や財政出動の規模や米国企業の海外利益の本国への資金還流に関する政策などへの言及は全くなく、ほとんど意味のない会見だったといってよいだろう。本音は20日の大統領就任後に見せるのかもしれないが、これでまた1週間は方向感が見えない市場動向になりそうである。オバマ大統領の最後の演説があまりに感動的だっただけに、そのコントラストに今後の米国の行方を不安に感じざるを得なかったというのが本音である。ビジネスファーストのスタンスで国家運営が上手くいくのか、お手並み拝見である。

米国債は堅調な入札結果などを背景に買われたが、その後は売り戻された。10年債利回りは前日引け水準と変わらずの2.38%だった。30年債利回りは0.01%ポイント低下の2.96%、2年債利回りは横ばいの1.19%だった。トランプ次期米大統領による当選後初となる記者会見では、貿易不均衡の是正を重要課題として取り上げた。さらに製薬や軍需など個別企業に言及し、これらの企業に対して政治介入する姿勢も見せた。これを受けて、関連銘柄が売られ、株式も下落に転じたことから、安全資産である国債に資金が向かう場面が見られた。また10年債入札結果が旺盛な需要を集めたことも債券買いに拍車を掛ける格好となり、10年債利回りは一時2.33%付近まで低下する場面があった。 ただし、買い一巡後は手掛かり材料に乏しい中、米国株が再び上昇に転じたことを受けて売り直された。トランプ氏の当選後、金利の上昇で債券は売られてきたが、ここにきてその動きは明らかに止まっている。株価の上値もやや重くなっており、利回りの上昇に一定の歯止めがかかる可能性もある。

VIXは11.49から11.26に反落。ダウ輸送株指数は9095ドルから9186ドルに反発し、ダウ公共株指数は651ドルから657ドルに反発した。グローバル新興株ETFは続伸、グローバル公共株ETFも続伸した。主要コモディティ株はおおむね続伸し、石油株も反発した。欧州の主要銀行株はおおむね上昇した。バリックゴールド株は金価格の急伸にもかかわらず続落した。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック先物は見送り。下落基調に入らずに戻しており、テクニカル的には買いとなろう。しかし、割高感があまりに強いため、今の水準で買うことは考えない。トランプ氏の記者会見も失望的であり、方向性は見えない。今慌てて米国株を買わなくてもよいだろう。ダウ平均の2万ドルに大きな意味はないのかもしれないが、抜け切れていない点は大いに気になるところであろう。繰り返しだが、ダウ平均の強気シナリオのレンジ下限が19300ドルであり、常時であってもここまでの下げがみられても全くおかしくはない。実際にはサポートは18700ドルから19200ドルのレンジの範囲がサポートレベルになり、ここまでの下げがあってしかるべきであろう。まずはその動きを待つことにしたい。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18690ドル~23680ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ15650ドル~20670ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ19308ドル~20770ドル/弱気シナリオ18640ドル~20195ドル

【米国債トレード戦略】
10年債ショート・30年債ロングを継続。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は小動きが想定される。シカゴ市場では一時大きく下げる場面もあったが、ダウ平均が持ち直したことで辛うじて上昇基調は維持した。トランプ氏の記者会見は失望的だったが、ドル円の上値の重さを背景に日経平均も上値が重くなろう。しかし、ドル円は一時115円を割り込んだものの、その後は回復するなど大崩れもしていないことから、日本株も下げ渋る可能性がある。このまま日柄調整が進むと、再び上値を試す可能性が出てこよう。しかし、繰り返すように、ドル円の割高感から結果的に日本株も割高な状況にある。今の水準に手を出す理由は見出しづらい。テクニカル的にも買われすぎ感の解消が完了してない。いまは慌てず、ゆっくりとみていけばよいだろう。今日は1月限の最終取引日であり、明日はSQ算出日となる。

【日経平均先物のトレード戦略】
見送り。引けで19300円を明確に割り込めばショートを検討できるが、いまはまだそこまでの動きになっていない。今日も引けで19300円を割り込むかを見ておきたい。基本は17000円前後での長期ロングを前提とした押し目を辛抱強く待つ方針だが。19300円割れでは下落基調への転換を利用して短期のショート戦略を検討することにしたい。下げに転じると、18300-400円の水準がターゲットになるだろう。繰り返しだが、今月は強気シナリオでも18300円まで下げる可能性がある。また18200円にもサポートがあるが、これも割り込むようだと17400円程度までの下げになるものと思われる。また1月23日の週に底値を付けやすい傾向があることも、引き続き念頭に入れておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ17640円~24150円(17年末23020円)/弱気シナリオ14260円~20790円(17年末15620円)

【日経平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~20135円/弱気シナリオ18045円~19915円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は一時115円を割り込んだが、その後は回復している。トランプ次期米大統領の記者会見後にドルの失望売りが膨らんだことが背景だが、一時は114.25円まで売り込まで売り込まれるなど、軟調な展開になった。しかし、トランプ氏の会見では明確な方向性が示されず、失望的な内容だったことから、景気浮揚への期待から買い進まれてきたドルのポジションを解消する動きが広がりやすい地合いは変わっていない。米長期金利も低下傾向にあり、ドルを積極的に買いづらくなりつつある。トランプ氏の会見前にドルは116.85円まで買われており、その後に115円台前半で推移していることを考えると、このように考えるのが妥当であろう。為替市場では、トランプ氏の会見はきわめて失望的だったとの声が多いようである。ドルは広く売られたものの、メキシコペソだけは対ドルで過去最安値を更新している。トランプ氏が米自動車メーカーにメキシコからの輸入車には高関税を課すと警告していることが依然として影響しているもようである。一方、中国人民銀行は関連当局と連携し、仮想通貨「ビットコイン」の主要取引業者を立ち入り検査したと発表。許可なく外貨取引などを手掛けていないかどうか、チェックするのが目的としている。ビットコインは中国の富裕層の間で、資金を海外に持ち出す手段としても利用されており、資本流出を阻止する取り組みの一環とみられる。中国では経済の先行き不安から、海外資産に投資する動きが加速しており、その結果、人民元の下落圧力が強まっている。当局は急激な元安を阻止するため、外貨準備を取り崩して元買い・ドル売りの市場介入を続けているものの、成果は出ていない。外貨準備の減少ペースが速まっていることもあり、当局は神経質になっている可能性がある。このような動きから、世界のビットコイン価格が急落し始めているとの指摘がある。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。117円を超えられないようだと、戻り売り有利の状況は変わらないと判断できる。戻り売り姿勢を続けたい。
ユーロ円は見送り。ただし、トレンドは下向きである。
ユーロドルは見送り。やや下向きのリスクがある。
ポンド円は見送り。売られすぎであり、反発の可能性がある。
ポンドドルはショートを利益確定し、今日は見送り。
豪ドル円は見送り。上昇基調だが、やや買われすぎになっている。
豪ドル/米ドルはロングを継続。今日は0.75ドル前後で利益確定としたい。
南アランド/円は見送り。トレンドは下向きだが、売られすぎ感が強まっている。

基本的にはドル円のショートを軸に考えていきたい。豪ドルも大きく利益が出ているが、あまり無理をしなくてもよいだろう。引き続き、円絡みはドル円、クロス円は見送り、対ドルではユーロ中心に見ていくようにしたい。基本はドル円の戻り売りと考えている。繰り返すように、118円は理論値からのかい離が15円であり、過去最大レベルに相当する。ここまでかい離した場合には、過去はすべてのケースでドル円は大幅な調整を持って修正されている。そのため、理論的な裏付けもあり、戻り売りには安心感がある。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ112.35円~131.90円(17年末128.50円)/弱気シナリオ101.70円~122.45円(17年末105.65円)

【ドル円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~115.25円/弱気シナリオ114.30円~118.75円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.85円~136.55円(17年末133.70円)/弱気シナリオ104.50円~127.60円(17年末109.60円)

【ユーロ円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ119.85円~126.25円/弱気シナリオ118.15円~124.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0110ドル~1.1820ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9210ドル~1.0920ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.0860ドル/弱気シナリオ1.0110ドル~1.0695ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は続伸。一時7週間ぶりの高値を付ける場面があった。トランプ次期米大統領の記者会見での発言を受けたドルの下落と米国債利回りの低下を背景に上昇に転じた。米国株は上昇しているが、これまで上昇してきたドルの上値が重くなっており、これが売り込まれてきた金をサポートしているといえる。ただし、目先は買われすぎ感も強く、1200ドルの節目を前に売りが出る可能性もある。トランプ氏の会見自体は全くの失望的な内容だったが、一方で本音が見えなかったともいえる。20日の大統領就任までは明確な方向性は見出しにくく、いったんは直近の動きは止まる可能性はあろう。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはいったんロングを利益確定としたい。基本は上昇とみているが、トレーディングの観点からは利益確保も必要であろう。金は強気シナリオでも1月は1200ドル前後が上値抵抗になる可能性が高いことも、いったん利益確定をする理由である。もちろん、押し目があれば、買いを検討することはいうまでもない。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1087ドル~1430ドル(17年末1330ドル)/弱気シナリオ1002ドル~1222ドル(17年末1059ドル)

【金価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1117ドル~1206ドル/弱気シナリオ1108ドル~1187ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場はまちまち。トランプ次期米大統領の記者会見を控えて様子見ムードが広がる中、アルミが急伸した。銅は一時12月中旬以来の5700ドル乗せとなったが、引けでは下げている。またニッケルは利益確定で急落し、再び1万ドル目前まで下げている。短期的には買われすぎだったため、1万ドルを割り込む可能性も否定できない。亜鉛と鉛も上値がやや重くなっており、買われすぎ感の解消で下落に転じる可能性もある。中国の需要回復と世界の成長拡大への期待は根強いものの、いったんは調整が優先されてもおかしくはない。ただし、長期的には強気な見方を変える理由はないと考えている。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル、亜鉛、鉛のロングをすべて解消する。長期的には上昇を見ているが、調整リスクがあるため、いったんは利益確定をしておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5190ドル~8050ドル(17年末7520ドル)/弱気シナリオ4340ドル~6065ドル(17年末4670ドル)

【銅価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ5265ドル~5925ドル/弱気シナリオ5320ドル~5815ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は急反発。トランプ次期米大統領の記者会見を受けたドル安やサウジアラビアがアジアへの原油輸出を削減するとの報道が材料視されたもよう。この日の上昇率は昨年12月1日以来で最大だった。サウジはアジアの一部顧客に対し、2月の原油供給量を若干減らすと通告。イラクは南部バスラ港からの原油輸出を2月には日量364万1000バレルに増やす計画としているが、これらの材料はその日によって注目度が変化している印象がある。ただし、この日の戻しの動きを見る限り、50ドルの大台割れを売りたいと考えている市場参加者はいないといえる。短期投機筋のポジション調整が進んだ可能性もあり、下値リスクは再び低下したと考えられる。一方、米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計では、原油在庫が前週比410万バレル増加したが、オクラホマ州クッシングの原油在庫が57万9000バレル減少したことを市場は材料視したもようである。また ガソリン在庫は500万バレル増、ディスティレート在庫は840万バレル増とともに大幅な増加だったが、これまでにすでに大きく売り込まれていたこともあり、相場への影響は限定的だった。ただし、米国内の原油生産が前週比18万バレル増加し、日量895万バレルにまで回復している点は気になる。最近の石油掘削リグ稼働数の増加傾向もあり、米国内の石油生産者はいつでも増産できる体制にある。しかし、増産を急げば、再び原油価格は売り込まれる可能性が高まる。米国の石油会社が賢明であるかが試されているともいえるだろう。産油量が日量900万バレルを超えるようだと、市場はこれを弱材料として認識する可能性があるだけに、今後の産油動向とリグ稼働数の状況には注意が必要である。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルも新規でロングとする。天然ガスもロングを継続。ただし、3.325ドル前後ではいったん利益確定をしたい。基本は原油中心のトレードでよいだろう。石油製品にまで手を広がる余裕がなければ、原油のみのトレードでも十分である。石油製品は底値確認の可能性が高まっている。WTI原油は1月の弱気シナリオでも58ドルまでの上昇が見込まれている。また強気シナリオのレンジ下限は50ドルである。これを割り込むことは考えていない。いまは50.50ドル水準までの押し目は買いと考えてよいだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ47.00ドル~80.35ドル(17年末70.35ドル)/弱気シナリオ34.25ドル~63.40ドル(17年末38.25ドル)

【WTI原油価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ50.10ドル~59.25ドル/弱気シナリオ48.65ドル~58.00ドル


◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

1月17日(火)日本商品先物振興協会セミナー

1月21日(土)サンワード貿易さまセミナー(大阪)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/newyear_osaka/

1月24日(火)ひまわり証券さまウェブセミナー
http://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/

1月25日(水)サンワード貿易さまセミナー(東京)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/25/index.html

1月26日(火)efx.com証券さまウェブセミナー
http://www.sec-efx.com/seminar/index.php

2月4日(土)プレミア証券さまセミナー(東京)

2月16日(木)サンワード貿易さまセミナー(東京)

2月25日(土)プレミア証券さまセミナー(高崎)

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

1月12日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

1月17日(火)12:00~12:15「ゴゴジャン マーケットストラテジー」(ストックボイス)
http://www.stockvoice.jp/

1月26日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

1月19日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー マーケットプレミア」
“江守 哲のファンドマネージャーの眼”(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

1月20日(金)21:30~22:30 ラジオNIKKEI「夜トレ」(FXプライム byGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

1月27日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」
サンプル3
【1月11日のトレード戦略】トランプ氏の記者会見待ち
配信日:2017年01月11日 08時26分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はダウ平均が続落。トランプ次期米大統領の記者会見を翌日に控える中、様子見姿勢が強まったが、原油安などを背景に下落した。一方、ナスダック指数は過去最高値を4日連続で更新した。トランプ氏は11日に昨年11月の米大統領選勝利後初となる記者会見をニューヨークのトランプ・タワーで行う予定。これまではツイッターを介した発言が一部で批判されてきたこともあり、今回の記者会見への注目度は極めて高い。トランプ氏自身の事業と大統領職の利益相反問題や、経済や外交政策についても見解が示されるとみられている。これまでは同氏が掲げる大型減税やインフラ投資などの公約への期待から株価やドルが上昇してきたが、この流れが続くかが最大の焦点となる。すでに期待で相当上げているだけに、ポジティブな内容だった場合でも上昇余地は小さいとの指摘がある。逆に期待外れに終われば、調整余地が大きくなるとの見方もある。一方、今週から本格化する企業決算を見極めたいとの向きもある。トランプ氏当選後のドル高基調が企業業績にどの程度の影響があるのか、市場関係者の懸念は尽きない。ダウ平均が2万ドルの大台手前で足踏みしていることもあり、失望に終わると調整幅は大きくなる可能性はきわめて高い。またこの日は原油価格が急落したことから、エネルギー株が売られたことも、ダウ平均の上値を抑えている。エクソンモービルは1.3%安、シェブロンが0.8%安だった。

米国債は利回りが小動き。利回りは賃金が7年半ぶりの大幅増となった12月の米雇用統計の発表以降、レンジ取引が続いている。10年債利回りはほぼ横ばいの2.381%で、2年債利回りも1.194%と横ばいだった。一方、30年債利回りは2.972%に小幅上昇。一方、昨年12月の中小企業楽観度指数は105.8と、前月から7.4ポイント上昇し、04年12月以来、12年ぶりの高水準となった。11月の求人労働移動調査(JOLTS)によると、求人件数は552万2000件で、前月の545万1000件から7万1000件増加した。このような好調な指標を背景に債券需要は抑えられている。いずれにしても、11日に行われるトランプ次期米大統領の記者会見次第で今後の短期的な方向が決まることになる。ユーロ圏債券市場では利回りが低下。英国のEU離脱交渉がハードブレグジットに向かうとの懸念や、欧州での選挙への懸念から、安全資産とされる国債への逃避買いが膨らんでいる。英国は3月に正式に離脱交渉の開始を通知する。これらから、ドイツ10年債利回りは2BP低下の0.27%となっている。ただし、ユーロ域内の債券利回りはインフレ加速の思惑から上昇基調にある。

VIXは11.32から11.49に小幅上昇。ダウ輸送株指数は9104ドルから9095ドルに反落し、ダウ公共株指数は661ドルから651ドルに急反落した。グローバル新興株ETFは反発し、グローバル公共株ETFは続伸した。主要コモディティ株はおおむね反発し、石油株は続落した。欧州の主要銀行株はおおむね上昇した。バリックゴールド株は続落した。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック先物は基本的には見送り。11日のトランプ氏の記者会見を見ることが先決であろう。ただし、ダウ平均は19880ドルを割り込んで、短期の下落基調に入った。買われすぎ感も強く、イベントがなければショートが賢明と判断できる。トランプ氏の記者会見の内容と市場の反応は全く読めず、またそれにベットすることも意味がないと考えるが、今回は最小ロットでショートすることも検討してよいだろう。トランプ期待はすでに株価に織り込まれているとすれば、記者会見の内容がポジティブであった場合でも、上昇余地は小さいと考えることもできる。ただし、S&P500は中立的な水準であり、ナスダック先物は依然として上昇基調である。これらは見送りが賢明であろう。ダウ平均の強気シナリオのレンジ下限が19300ドルであり、常時であってもここまでの下げがみられても全くおかしくはない。実際にはサポートは18700ドルから19200ドルのレンジの範囲となろう。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18690ドル~23680ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ15650ドル~20670ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ19308ドル~20770ドル/弱気シナリオ18640ドル~20195ドル

【米国債トレード戦略】
10年債ショート・30年債ロングを継続。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は小動きが想定される。トランプ氏の記者会見が控えており、動きづらいだろう。ドル円も上値が重いもの、下値も115円で堅い。レンジを抜けるまでは日本株も動きづらい状況が続くことになりそうである。過去の値幅などのテクニカル分析から、今年の高値を22000円とみる専門家もいる。ドル円が現行水準で推移し、企業業績がしっかりと増益になれば、その可能性はあるだろう。ただし、すべてはドル円の水準次第である。トランプ氏がドル高に懸念を示せば、5円の値幅で大きく下落する可能性がある。その場合には、日本株も下押し圧力を受けることになる。理論的にドル円は上昇しようがないところにまで買われていることを考えると、日本株の上昇も必然的に上値が重くならざるを得ない。極度に悲観的になるつもりはないが、ドル円の理論値から見ると、現行水準で買うことの意味は全く見いだせないと結論にならざるを得ない。

【日経平均先物のトレード戦略】
見送り。今日はトランプ氏の記者会見を控えていることもあり、あえて新規のポジションを取る必要はないだろう。ただし、引けで19300円を維持できるかについては見ておきたい。割れて引けるようだと、常時ではショートを検討すべきとの結論になる。基本は17000円前後での長期ロングを前提とした押し目を辛抱強く待つ方針だが、19300円にあるサポートを割り込むと、下落基調入りを利用して短期のショート戦略を検討すべきであろう。いったん下げに転じると、18300-400円の水準がターゲットになると考えている。今月は強気シナリオでも18300円まで下げてもおかしくないわけであり、この程度までの調整は許容範囲内であり、想定しておくべき水準でもある。また18200円にあるサポートを割り込むと、17400円程度までの下げになるだろう。短期的には買われすぎであり、調整はいつ入ってもおかしくない状況にある。トランプ氏の会見をきっかけにそのような動きになるかに注目しておきたい。また1月23日の週に底値を付けやすい傾向があることも、引き続き念頭に入れておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ17640円~24150円(17年末23020円)/弱気シナリオ14260円~20790円(17年末15620円)

【日経平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~20135円/弱気シナリオ18045円~19915円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。トランプ次期米大統領の記者会見を11日に控える中、リスク回避姿勢がやや強まった。またこれまでのドル買いポジションの調整も入ったと考えられる。一時116円台前半に上昇する場面もあったが、戻り売り圧力が強い印象である。またダウ平均株価の上値が重くなっていることも、ドル売りにつながった可能性がある。ただし、115円以下を売り込む動きも見られない。日本政府サイドからの警戒的な発言が出る可能性もあり、下値も売りづらい。ただし、トランプ氏はこれまで為替相場の水準について全く言及していない。ドル高けん制発言が出るようだと、ドル円は5円単位での急落は不可避であろう。115円を割り込んでしまうと、次のサポートは110円前後になる。トランプ氏の発言次第では、為替市場も甚大な影響を受けることになりそうである。ユーロドルは一時、11日ぶりの高値となる1.0626ドルにまで上昇するなど、ドル売り姿勢がやや強まっている。ただし、ポンドドルは英国のEU離脱がハードブレグジットになるとの懸念を背景に昨年10月25日以来の安値を付ける場面があった。トランプ氏は米国の製造業の復活を掲げており、国際市場での競争を有利にするためにドル安政策を示す可能性は否定できない。一方、メキシコペソは対ドルで過去最安値を更新。トランプ氏の会見を前にペソのポジションを縮小する動きが強まったようだ。またトルコ・リラも対ドルで続落し、過去最安値を更新。対ユーロでも下落し、初めて1ユーロ=4.0リラの大台に乗せた。これを受けて、トルコ中銀は市中銀行の外貨準備引き下げを発表している。これらの新興国通貨がすぐに明確な形で反転するとは考えにくく、当面は軟調な展開にならざるを得ないだろう。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。トランプ会見もあり、ポジションを少し小さくし、利益を確保したうえで待ちたい。
ユーロ円は見送り。
ユーロドルはロングを利益確定とし、今日は見送り。
ポンド円はショートを利益確定し、今日は見送り。
ポンドドルはショートを継続。1.21ドルを割り込むと急落すると考えられる。ここで下げ止まるかを確認したい。
豪ドル円は見送り。
豪ドル/米ドルはロングを継続。0.74ドル前後をターゲットとしておきたい。
南アランド/円は見送り。

基本的にはドル円のショート、ユーロドルのロングを軸に考えていきたい。ポンドドルも余裕があればショートでよいが、ポジションは小さくしておく方が賢明であろう。豪ドルも堅調であり、これもロングが優位であろう。引き続き、円絡みはドル円、クロス円は見送り、対ドルではユーロ中心に見ていくとよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ112.35円~131.90円(17年末128.50円)/弱気シナリオ101.70円~122.45円(17年末105.65円)

【ドル円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~115.25円/弱気シナリオ114.30円~118.75円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.85円~136.55円(17年末133.70円)/弱気シナリオ104.50円~127.60円(17年末109.60円)

【ユーロ円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ119.85円~126.25円/弱気シナリオ118.15円~124.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0110ドル~1.1820ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9210ドル~1.0920ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.0860ドル/弱気シナリオ1.0110ドル~1.0695ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は上昇し、6週ぶりの高値を付けた。11日にトランプ次期米大統領の記者会見を控える中、ドルが売られたことで買われている。また、メイ英首相が前週末に、EU加盟国の恩恵にこだわらない考えを表明したことで、同国がハードブレグジットに向かうとの懸念が高まったことも、安全資産としての買いを集めているもよう。しかし、目先はトランプ氏の記者会見の内容次第で市場は大きく動くことになる。これまでドル高・株高・金利上昇という三重苦で売られてきた金が、再び売られるのかは記者会見次第となる。トランプ氏はこれまで為替相場に言及していないこともあり、ドル高けん制発言などが出るようだと金には大きな追い風となる。一方、現物市場では、旧正月を前に中国の需要が堅調になっているとの指摘が聞かれる。

【貴金属のトレード戦略】
金はロングを継続。銀もロングを継続。プラチナもロングを継続。パラジウムもロングを継続。すべてをトレードするのが困難であれば、自分に合った銘柄に絞るとよいだろう。ただし、今日はトランプ氏の記者会見がある。ポジションを縮小し、ある程度の利益確定をしたうえで臨むようにしたい。金は強気シナリオでも1月は1200ドル前後が上値抵抗になる可能性が高い。上昇基調が続いた場合でも、この水準でいったん利益確定するのが賢明であろう。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1087ドル~1430ドル(17年末1330ドル)/弱気シナリオ1002ドル~1222ドル(17年末1059ドル)

【金価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1117ドル~1206ドル/弱気シナリオ1108ドル~1187ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は堅調に推移。中国の昨年12月のCPI・PPIが予想を上回る伸びだったことを受けて、同国の経済の先行きに期待感が広がったもよう。銅は5700ドル台を回復した。また鉛も2100ドル台を回復し、亜鉛は供給不足懸念から約4週ぶりに2700ドル台に戻している。強さが戻りつつあるものの、11日のトランプ氏の記者会見次第では調整が入る可能性もあるだけに、注意が必要であろう。中国の16年12月のCPIは前年同月比2.1%上昇。上昇率は11月の2.3%を下回ったが、堅調さは維持している。また12月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比5.5%上昇し、11月の3.3%から加速。11年9月以来の高水準だった。石炭などの原材料価格が急上昇したことが背景にあるもよう。PPIが上向いたことで、貸し出しの増加や建設ブームを受けて製造業や内需が回復していることが示された格好である。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル、亜鉛、鉛のロングを継続。すべてをトレードするのが困難な場合には、銅など中心銘柄を中心にトレードするとよいだろう。ただし、トランプ氏の記者会見を控えており、ポジションは利益確定をした上で臨むとよいだろう。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5190ドル~8050ドル(17年末7520ドル)/弱気シナリオ4340ドル~6065ドル(17年末4670ドル)

【銅価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ5265ドル~5925ドル/弱気シナリオ5320ドル~5815ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は大幅続落。主要産油国による協調減産合意の履行への疑念が売りにつながったもようである。サウジアラビアなどOPEC加盟国は減産に動いているが、他の主要産油国が後に続くかについて、市場は不安視しているようである。OPEC第2位の生産国であるイラクは2月のバスラ港からの原油輸出を過去最高水準に引き上げる見通し。減産合意にもかかわらず、同国南部の原油輸出は1月上旬に過去最高に近い水準を維持している。ただし、OPEC非加盟国のロシアとカザフスタンは減産を実施していると公表しており、市場はこれを全く材料視していないことになる。またインタファクス通信によると、アゼルバイジャンのエネルギー省が、OPECの減産合意に従い、減産を開始したとしている。現在の調整は、これまでの投機筋のロングの積み上げの調整とみるのが妥当であろう。需給はこれから確実に改善していくことを考えると、原油価格がさらに下押しすると考えることに無理があるだろう。一方、米石油協会(API)によると、6日までの週の米国内の原油在庫は前週比150万バレル増だった。クッシング原油在庫は同18万7000バレル減だった。またガソリン在庫は同170万バレル増、ディスティレート在庫は同550万バレル増だった。WTIは節目の50ドルに違づいている。売られすぎ感が徐々に強まりつつあり、底値確認は近いだろう。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルは見送り。天然ガスはロング継続。基本は原油中心のトレードでよいだろう。石油製品にまで手を広がる余裕がなければ、原油のみのトレードでも十分である。石油製品は短期ではショートが賢明だが、いまは原油に集中している。WTI原油は1月の弱気シナリオでも58ドルまでの上昇が見込まれている。また強気シナリオのレンジ下限は50ドルである。ここで下げ止まれば、月末に向けて再び上昇する可能性が高まろう。50ドルから50.50ドル水準での押し目買いの準備をしておきたいところである。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ47.00ドル~80.35ドル(17年末70.35ドル)/弱気シナリオ34.25ドル~63.40ドル(17年末38.25ドル)

【WTI原油価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ50.10ドル~59.25ドル/弱気シナリオ48.65ドル~58.00ドル


◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

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「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」
サンプル4
【1月10日のトレード戦略】ドル円は118円が重い
配信日:2017年01月10日 08時34分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

〔EQUITY MARKET〕
米国株はダウ平均株価が反落。原油価格の大幅下落が影響したようで、前日比76.42ドル安の19887.38ドルで終了し、再び2万ドルの大台超えに失敗した。一方、ナスダック指数は過去最高値を3日連続で更新した。原油相場は供給過剰懸念の再燃が売りにつながった。12月のイラク南部バスラの港湾からの原油輸出が高水準に達したとの報道が嫌気されたようである。これにより、OPEC加盟・非加盟国の協調減産の実効性への不安が台頭したというが、市場は本質を見ていないようである。また米国内の石油掘削リグ稼働数が10週連続で増加していることも売り圧力との指摘があるが、現在の原油相場の水準で利益が出るシェールオイルの数はきわめて少ない。この事実も市場は理解できていないようである。いずれにしても、このような市場の理解部不足がエクソンモービルなどのエネルギー関連株の売りにつながり、ダウ平均全体が押し下げられたようである。エクソンは1.7%安、シェブロンは0.9%安、チェサピーク・エナジーは1.9%安だった。株式市場は依然として原油市場を気にしていることがより明確になった。また、この日は主力金融株も安く、バンク・オブ・アメリカが0.5%安、ゴールドマン・サックスが0.8%安だった。一方でアップルなどのIT関連株には買いが入っており、これがナスダック指数を押し上げている。アップルが0.9%高、フェイスブックが1.2%高だった。ダウ平均は6日に一時19999.63ドルまで上昇し、初の2万ドル突破目前に迫った。トランプ氏が掲げる大型インフラ投資や大型減税、規制緩和への期待が依然として根強いことが確認されたことになるが、このような「トランプラリー」の持続性は政策の実効性に掛かっているといえる。その意味でも、大統領選勝利後初めてとなる11日のトランプ氏の記者会見に注目が集まることになる。しかし、期待が高まりすぎているだけに、この高い期待値に応えるのはかなり難しいだろう。また、ツイッター経由で依然として辛辣な発言を繰り返している。記者会見の発言内容次第では、大統領としての資質も問われる可能性があり、市場の失望を買う可能性は決して低くない。市場が急速に反転するリスクには相応の注意が必要といえそうである。

米国債は低下。人民元の動向や英国のEU離脱交渉の行方に懸念が広がったことで、 安全資産である米国債を買う動きが強まったもうよう。中国の12月末時点の外貨準備高は3兆0110億ドルと、11年2月以来の低水準にまで減少。人民元安による資金流出が不安視されている。一方、メイ英首相が「EU加盟の一部要素を維持することに関心」はないと発言したことで、英国が単一市場へのアクセスよりも移民流入の抑制を優先する「ハードブレグジット(強硬な離脱)」を選択するとの思惑から市場の懸念が広がったという。これらを受けて、10年債利回りは2.385%をつけ、30年債利回りも2.975%に低下した。一方、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、「FRBは15年以降、年1回にとどまっている利上げペースを加速させる必要がある」とし、利上げが遅れるとインフレ高進のリスクを増大させるとの認識を示している。またアトランタ地区連銀のロックハート総裁は、「トランプ次期政権で見込まれる経済政策を背景に、FRB当局者からは利上げペースの加速が必要」としており、利上げを急ぐべきとの声が多く聞かれる。しかし、トランプ政権の経済政策に関して判断するのは時期尚早であり、これらの発言を現時点で気にする必要はないだろう。ユーロ圏債券市場でも国債利回りが低下。メイ英首相がハードブレグジットに踏み切るとの懸念が高まったことで、欧州債にも買いが入った。英10年債利回りは4BP低下の1.34%をつけ、欧米債の利回り全体を下押しした。また、これを受けて、ポンドは急落している。独10年債利回りは一時0.32%まで上昇する場面があったが、英国債利回りにつられる形で2BP低下の0.28%をつけた。一方、ドイツの11月の鉱工業生産指数が前月比0.4%上昇と、2カ月連続でプラスとなり、11月の輸出は前月比3.9%増と、12年5月以来の大幅な伸びとなった。これらを受けて、第4四半期のドイツ景気が持ち直すとの期待が高まっている。

VIXは11.67から11.32に低下。ほぼ大底圏にまで下げている。ダウ輸送株指数は9051ドルから9104ドルに反発、ダウ公共株指数は659ドルから661ドルに上昇した。グローバル新興株ETFは反落したが、グローバル公共株ETFは反発した。主要コモディティ株はおおむね下落し、石油株は反落した。欧州の主要銀行株はまちまち。バリックゴールド株は反落した。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック先物は見送り。ダウ平均は19870ドルを割り込むと下げに転じると考えるが、そのためにはもう一段の下落が必要である。短期的には買われすぎ感もあり、いまは買い場ではなく、下落時のショートで収益を狙いたい局面である。しかし、まだ早い。もう一段の下げで仕掛けるのが安全であると考えている。S&P500では2260割れが目安になろう。一方、ナスダック先物はまだ強い上昇基調にあり、別の動きにある。値動きだけを見ればロングが賢明だが、いまは米国株の割高感から手を出さない方針である。したがって、ナスダック先物が下げに転じるのを待つよりも、ダウ平均を中心に見た方がよさそうである。ただし、昨年第4四半期の企業決算の内容は良ければ、現在の株価水準を肯定する声も出る可能性がある。そのあたりを総合的に判断する必要はあるだろう。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18690ドル~23680ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ15650ドル~20670ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ19308ドル~20770ドル/弱気シナリオ18640ドル~20195ドル

【米国債トレード戦略】
10年債ショート・30年債ロングを継続。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は下落しよう。6日のシカゴ市場では日経平均先物は19600円をつけていたが、9日の市場では下落しており、16410円に下げている。今日はこれを受けて下げて始まるだろう。またドル円がアジア時間に付けた117円台半ばから欧州・NY市場では116円台前半にまで下落しており、これも日本株の上値を抑えることになるだろう。また、11日にはトランプ氏の記者会見が予定されており、これを前に積極的な買いが控えられる可能性もある。特に為替に関してドル高けん制発言が飛び出すようだと、日本株への影響は甚大になる可能性がある。

【日経平均先物のトレード戦略】
見送り。引き続き、下落基調に転換した場合に短期ショートのタイミングを待つとともに、長期ロングを前提とした押し目を辛抱強く待つ方針を継続する。19300-400円にあるサポートを割り込むと、下げ基調に転じると考えている。割り込んだところではショートを検討する。いったん下げに転じると、18300-400円の水準がターゲットになるだろう。18200円にもサポートがあるが、これを割り込んでしまうと、17400円程度までの下げになる。現時点でそのような下げを想定している向きはほとんどいないだろうが、ドル高是正の動きが始まれば、その程度の下げは十分にあり得る。長期ロングのターゲットは17000円前後と考えており、突っ込んだところでロングを仕込めるようにしておきたい。繰り返だが、統計的には1月23日の週に底値を付けやすい傾向があるため、これから調整が始まる可能性は十分にある。今週末はSQ算出日でもあり、注意が必要である。一方で下げが大きければ、短期ベースでロングにすることを常に念頭に入れておきたい。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ17640円~24150円(17年末23020円)/弱気シナリオ14260円~20790円(17年末15620円)

【日経平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~20135円/弱気シナリオ18045円~19915円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。米長期金利の低下や原油相場の大幅安などを背景に売りが優勢となった。アジア時間では117.52円まで買われていただけに、118円を前に上値が重いことが確認されたといえる。リスク回避で米国債が買われたことで長期金利が低下し、これを受けてドルが売られたと考えられる。また欧米株安や原油相場の大幅下落も投資家のリスク回避姿勢を強める結果となり、安全資産として円が買われた面もあったといえるだろう。ボストン連銀のローゼングレン総裁が講演で「利上げは緩やかに行われる必要があるが、ある程度の定期的な金利引き上げが正当化される」と発言したものの、市場の反応は限定的だった。これまで買われてきたドル円の動きを見る限り、明らかに上値が重くなりつつある。118円でのダブルトップを形成し始めており、直近安値の115円を割り込むと基調は明確に転換するだろう。やはり、日米実質金利差から推計される理論値から15円かい離の118円は重くなりやすいということであろう。ちなみに、過去15円の上方乖離となった場合、すべてのケースでドル円は大幅下落により理論値に向けて調整している。ちなみに、ドル円の現在の理論値は103円である。一方、ポンドが急落している。メイ英首相がEUからの離脱に関する発言を手掛かりに売られており、ドルとユーロに対して1%以上下落した。メイ首相はEU加盟の「一部要素」を維持することに関心はないと表明し、ハードブレグジットが選択されるとの思惑がポンド売りにつながっている。ポンドドルは一時、昨年10月末以来の安値となる1.2125ドルにまで下落し、ユーロポンドは0.8699ポンドを付けている。これは昨年11月中旬以来の高値である。また、この日はドル指数も下落している。一方、FRBのパウエル理事は講演で、「長期間の低金利が金融政策に課題をもたらし得る」と発言。安定的な利上げには生産性の向上などが重要との認識を示している。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。昨日の117円前後での戻り売りでさらにショートのコストが上昇した。まずは115円程度までの調整を待ちたい。
ユーロ円は見送り。
ユーロドルはロングを継続。1.07ドル前後をターゲットとする。
ポンド円はショートを継続。138.50円前後をターゲットとしておきたい。
ポンドドルは新規でショート。1.21ドルを割り込むと急落するだろう。ここで下げ止まるかを確認したい。
豪ドル円は見送り。
豪ドル/米ドルはロングを継続。0.74ドルをターゲットとしておきたい。
南アランド/円は見送り。

基本的にはドル円のショート、ユーロドルのロングを軸に考えていきたい。ポンドドルも余裕があればショートでよいが、ポジションは小さくしておく方が賢明であろう。豪ドルも堅調であり、これもロングが優位であろう。引き続き、円絡みはドル円、クロス円は見送り、対ドルではユーロ中心に見ていくとよいだろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ112.35円~131.90円(17年末128.50円)/弱気シナリオ101.70円~122.45円(17年末105.65円)

【ドル円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~115.25円/弱気シナリオ114.30円~118.75円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.85円~136.55円(17年末133.70円)/弱気シナリオ104.50円~127.60円(17年末109.60円)

【ユーロ円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ119.85円~126.25円/弱気シナリオ118.15円~124.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0110ドル~1.1820ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9210ドル~1.0920ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.0860ドル/弱気シナリオ1.0110ドル~1.0695ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は上昇。一時5週ぶりの高値を付けた。トランプ氏の米大統領就任後の米国経済の見通しに関する不透明感を嫌気したことが金への資金流入を促した。ドルの下落と米国債利回りの低下が金相場を支えたといえる。これまでは、トランプ次期大統領の減税と財政支出に関する政策がドルと米国株を押し上げ、米利上げにつながるとの見方から金は売られてきた。16年第4四半期だけで12%超の下落となったが、先週は週間ベースで2カ月ぶりの大幅上昇を記録しており、目先の底値は脱したといえる。また、金上場投資信託(ETF)からの大量の資金流出も減少し始めており、投資家の金売却の動きも一巡しつつあるといえる。目先は短期的な買われすぎ感もあるが、押し目を形成しつつ、上値を目指す可能性は十分にあるだろう。11日のトランプ氏の会見に注目が集まるが、ここで基調が変わる可能性も否定できない。注意は必要であろう。また季節要因による金買いの動きにも注目しておきたい。インドは婚礼シーズンであり、中国は旧正月の買いが入っているとの指摘がある。これらのも金の下値を支えるだろう。またプラチナやパラジウムも高値を維持している。これらの動きにも注目しておきたい。

【貴金属のトレード戦略】
金はロングを継続。銀もロングを継続。プラチナもロングを継続。パラジウムは新規でロング。すべてをトレードするのが困難であれば、自分に合った銘柄に絞るとよいだろう。金は強気シナリオでも1月は1200ドル前後が上値抵抗になる可能性が高い。上昇基調が続いた場合でも、この水準でいったん利益確定するのが賢明であろう。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1087ドル~1430ドル(17年末1330ドル)/弱気シナリオ1002ドル~1222ドル(17年末1059ドル)

【金価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1117ドル~1206ドル/弱気シナリオ1108ドル~1187ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は総じて堅調。アルミが上昇し、亜鉛も急伸しており、基調は再び上向きに転じている。鉛も強い。銅はやや上値が重く、5600ドルを超えられない動きにある。しかし、ドル高の一服や在庫減少を受けて下値は堅い。5600ドルを明確に上抜けると、再び上値を試すだろう。原油は下落しているが、非鉄には再び買いが戻っている。今週は中国で重要経済指標の発表が相次ぐが、これをこなして旧正月の休暇に入ることになる。その前にいったんは手仕舞い売りが出る可能性はあるだろう。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル、亜鉛、鉛のロングを継続。すべてをトレードするのが困難な場合には、銅など中心銘柄を中心にトレードするとよいだろう。特に亜鉛・鉛の上昇が大きく、これらが収益に貢献している。銅も5600ドルを超えると大幅高につながろう。弱気シナリオでも5815ドルまでの上昇が見込まれるため、5800ドル前後での利益確定のタイミングを待ちたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5190ドル~8050ドル(17年末7520ドル)/弱気シナリオ4340ドル~6065ドル(17年末4670ドル)

【銅価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ5265ドル~5925ドル/弱気シナリオ5320ドル~5815ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は急落。4%安と久しぶりに大きく下げている。イラクの記録的な原油輸出や米国の増産懸念から売りが出たもようである。イラクの輸出増で世界的な供給過剰の抑制に向けたOPEC加盟・非加盟国による減産効果が損なわれるとの懸念が高まったようである。イラク石油省によると、昨年12月の南部バスラ諸港からの原油輸出は日量351万バレルと、過去最高となった。イラク石油省は、「南部からの輸出は高水準となったが、OPECとの合意順守のための減産決定に影響はない」との見解を示しており、この日の市場の反応は過剰だったといえるだろう。またロシアは、OPECとの協調減産を守る姿勢を示している。同国のエネルギー市場筋は「1月第1週の産油量は日量10万バレル減少した」としている。ロシアは30万バレルの減産で合意しており、今後徐々に減産を進める見通しである。一方、減産を監視するOPEC委員会が21~22日にウィーンで開催される。ここで最終的な監視メカニズムで合意する見通しである。市場関係者は、OPEC加盟・非加盟国の減産実施がいまだに困難とみているようである。しかし、このような見方は今回の減産合意の本質を見ていないといわざるを得ないだろう。

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本日もよろしくお願いいたします。

〔EQUITY MARKET〕
米国株は反発。ダウ平均は一時19999.63ドルまで上昇し、初の2万ドルの大台目前に迫った。ナスダック指数は4日続伸し、過去最高値を2日連続で更新した。アップルやフェイスブックなどのIT関連株が買い進まれことも影響した。一方、16年12月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが前月から鈍化し、失業率も悪化した。しかし、賃金が上昇したため、雇用市場の堅調さが示されたとの認識となり、これが株価を支えた。一方で大型減税やインフラ投資などトランプ次期米政権が掲げる経済政策の実現性に懐疑的な見方もある。ダウ2万ドルは通過点との見方は依然として多いが、その一方でその前後で利益確定の動きが出ていることも事実であろう。トランプラリー以降の米金利上昇、ドル高・円安、株高の勢いはやや落ちている印象がある。1月20日のトランプ氏の大統領就任も迫っており、あえてここでリスクを取る必要はないとの考えが広がると、利益確定売りが相場を押し下げる可能性も出てこよう。また、11日にはトランプ氏の記者会見が予定されている。政策運営方針を確認するまでは買いが入りづらくなる可能性もあろう。最近になって、CAPEレシオについて解説する向きが増えてきているが、繰り返すように、米国株が全般的にすでに歴史的割高圏にあることは明白である。このように考えると、現在の水準が適正レベルではないことだけは確かであろう。今週から始まる昨年10~12月期の企業決算の内容を確認する中で、株価の割高感に対する市場の評価も確認できるだろう。

16年12月の米雇用統計では、非農業部門就業者数は前月比15万6000人増となり、前月の20万4000人増から減速した。また失業率は4.7%と0.1ポイント悪化した。しかし、平均時給は26ドルと前月比0.1ドル増となるなど、賃金は上昇基調にあり、米国の雇用市場は依然として堅調といえる内容だった。また、注目されるのは、石油・天然ガス関連の雇用が11月に2年ぶりに増加した点であろう。原油相場の回復で、掘削活動が再び活発になっている可能性がある。石油・ガス関連の雇用は11月に3300人増加し、38万4300人となった。増加は53万6100人でピークをつけた14年9月以来初めてという。エネルギー関連企業は、過去約2年の原油安局面で15万5000人を削減している。また11月の米製造業受注は前月比2.4%減少。ただし、輸送関連を除くと0.1%増、国防関連を除くと3.4%減だった。

米国債は下落し、利回りは上昇。10年債利回りは2.419%に上昇し、30年債利回りは3.002%に上昇した。また2年債利回りは1.213%に上昇している。米雇用統計は雇用者数の伸びが予想を下回ったものの、賃金が大幅に上昇したことで、想起の利上げ観測が高まったもようである。12月の非農業部門雇用者数は15万6000人増と、伸びは市場予想の17万800 0人増に届かなかったが、10月・11月分は当初から1万9000人分の上方修正となった。また時間当たり平均賃金も前月比0.4%増となり、前年同月比では2.9%増と前月の2.5%増から伸びが加速し、09年6月以来の大きさとなった。米国はすでに完全雇用に近い状態にあるため、市場が現在注目しているのは、実際の雇用者数ではなく、むしろ賃金動向にある。賃金やインフレが伸びないことが金利正常化を妨げてきた。しかし、賃金の上昇は経済が完全雇用に近づいていることの表れとの見方があり、FRBは今年に複数回の利上げを行う可能性が高いとの声が上がっている。市場での3月の利上げ確率は雇用統計発表後に25%にまで上昇している。ユーロ圏債券市場では、米国債利回りの上昇につれる形で欧州債利回りも上昇した。特にポルトガル10年債利回りは4.10%と11カ月ぶりの高水準となった。一方、世界的にインフレ圧力が強まっており、この展開がいずれ市場に影響を与えることになろう。先週発表された12月のドイツCPIは前年比で約3年ぶりの高い伸びを記録し、ユーロ圏全体のCPIも前年比の伸びが1.1%まで戻している。原油価格の上昇が背景とみられているが、今後もCPIの前年比での上昇は不可避と考えられる。今年のテーマは「インフレ」と考えており、今後の中銀の対応にも注目することになろう。

VIXは11.67から11.32に低下。ほぼ大底圏にまで下げている。ダウ輸送株指数は9051ドルから9104ドルに反発、ダウ公共株指数は659ドルから661ドルに上昇した。グローバル新興株ETFは反落したが、グローバル公共株ETFは反発した。主要コモディティ株はおおむね下落し、石油株は反落した。欧州の主要銀行株はまちまち。バリックゴールド株は反落した。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック先物は見送り。上昇の可能性があるが、高値をさらに更新するかを確認したい。ただし、買われすぎであり、上値余地は小さいと考えている。現状では、下げに転じたところでショートするタイミングを待つことになろう。一方で、長期ベースのロングは割高感が解消されるまで辛抱強く待ちたい。ダウ平均でおおむね17500ドル程度まで下げると、買い安心感が出てくると考えている。繰り返しだが、この水準は過去15年のPERの平均レベルに相当するが、ここは現行水準から10%程度下の水準でもあり、買いを入れる上でも心理的負担は小さい。ちなみに、レーガン政権の1年目の騰落率は9%だが、2年目以降は大きく上昇している。これを踏襲するのであれば、今年の10%以上の下げは買い場と考えることもできるだろう。一方、ダウ平均株価の1月の弱気シナリオのレンジ上限は20200ドル水準であり、この程度までの上昇は十分に許容範囲である。しかし、これを大きく超えると、強気シナリオのレンジ上限の20700ドル水準まで上昇する可能性が高まることになろう。しかし、逆に20200ドルを超えられないと、強気シナリオのレンジ下限である19300ドルを目指す可能性が高まる。ここには上昇基調を維持してきた重要なサポートが控えており、サポートされるか割り込むかで次の展開が大きく変わることになる。割り込めば、弱気シナリオのレンジ下限である18600ドル台にまで下げる可能性が高まろう。一方、中期・長期チャートを見ると、米国株と同様にオシレーター系の指標が買われすぎを示唆している点も大いに気になる。高値更新に失敗すれば、調整への転換の可能性は一気に高まるだろう。いずれにしても、11日のトランプ氏の記者会見が次の展開のきっかけとなる可能性はかなり高いだろう。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18690ドル~23680ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ15650ドル~20670ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ19308ドル~20770ドル/弱気シナリオ18640ドル~20195ドル

【米国債トレード戦略】
10年債ショート・30年債ロングを継続。

【日本株の市況解説・分析】
日本株は下落した。しかし、米国株高と117円まで戻したドル円を背景に、シカゴ市場では再び19600円台に乗せている。6日は円安の一服やトランプ米次期大統領によるトヨタ自動車のメキシコ新工場建設への批判を背景に売られた。ただし、売りが一巡した後は押し目買いがはいったもようで下げ渋った。トランプ相場はいったん終了したとの声も上がりつつあるようだが、さすがにトランプ政権への期待という「いいとこ取り」で上げてきた相場も一巡感が出てきてもおかしくないだろう。これまでの上げが大きかっただけに、その反動が怖い。保護主義政策への懸念も浮上しつつあり、センチメントがいつ反転してもおかしくはない。6日の海外市場では米国株が再び上昇し、ドルも買われるなどの動きがみられた。しかし、トランプラリー以降の米金利上昇、ドル高・円安、株高の勢いがやや落ちている印象は否めない。1月20日のトランプ氏の大統領就任も迫っており、あえてここでリスクを取る必要はないとの考えが広がると、利益確定売りが相場を押し下げる可能性も出てこよう。 11日にはトランプ氏の記者会見が予定されている。まずはここで、政策運営方針を確認する必要があるだろう。一方、日銀は6日もETFを合計715億円購入していた。下げた日には必ずと言ってよいほど、株価の下支えのためにETFを購入する姿勢を示している。一方、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋理事長は、16年4月の就任以降、1日のオペレーションで動かす金額を大幅に縮小したとしている。現在のGPIFの運用資金は130兆円だが、運用額が巨額のため、市場に与える影響を考慮したとしている。

【日経平均先物のトレード戦略】
見送り。下落基調に転換した場合に短期ショートのタイミングを待つとともに、長期ロングを前提とした押し目を辛抱強く待つ方針を継続する。長期ロングのターゲットは17000円前後と考えている。ちなみに、統計的には1月23日の週に底値を付けやすい傾向がある。今週末はSQ算出日だが、これを過ぎた後に下げが加速する可能性もある。下げが大きければ、そのタイミングを狙って短期ベースでロングにすることも念頭に入れておきたい。今月の弱気シナリオのレンジ上限が19900円水準であり、これを超えられないと少なくとも強気シナリオのレンジ下限の18335円まで下げる可能性があるといえる。ここにはチャートポイントとなるサポートがあるため、その可能性は十分にあるだろう。また、中期・長期チャートを見ると、米国株と同様にオシレーター系の指標が買われすぎを示唆している点も大いに気になる。高値更新に失敗すれば、調整への転換の可能性は一気に高まるだろう。ドル円が明確に割高である以上、いまの水準を買う理由も必要もない。いずれ機会が到来するのを辛抱強く待つことが肝要である。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ17640円~24150円(17年末23020円)/弱気シナリオ14260円~20790円(17年末15620円)

【日経平均株価:1月の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~20135円/弱気シナリオ18045円~19915円

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は堅調な内容の米雇用統計の発表を受けて、円売り・ドル買いが優勢となり、116円台後半に上昇した。16年12月の米雇用統計では、失業率は4.7%と前月から0.1ポイント上昇。非農業部門就業者数は前月比15万6000人増と増加幅は市場予想の17万8000人増を下回った。ただし、11月の就業者数の伸びは大幅に上方修正され、平均時給は前年同月比2.9%上昇と高水準を記録したことが材料視され、米長期金利は上昇し、ドルも上昇している。米雇用統計では就業者数が引き続き堅調な伸びを示したことから、FRBの利上げ姿勢を支える内容となった。しかし、20日に就任するトランプ次期米大統領の経済政策は不確実性が大きく、利上げは景気を慎重に分析した上での対応になるだろう。FRBは昨年12月のFOMCで、労働市場環境とインフレの現状と見通しが条件を満たしたと判断したため、1年ぶりの利上げを決定した。また17年には3回の利上げを想定していることも示された。今回発表された雇用統計では、賃金は上昇基調が示されており、インフレ懸念が台頭しつつある。原油高もあり、インフレ率の上昇基調が当面続くことが考えられ、トランプ次期政権が掲げる減税や巨額インフラ投資の行方次第では、利上げペースが速まる可能性も否定できない。ただし、FRBはこれまで通り、株価を優先した政策を継続するものと思われ、3月利上げは見送られる可能性が高い。しかし、インフレ率の上昇ペースが早ければ、利上げのタイミングを逸する可能性もあり、FRBはきわめて難しい政策判断を迫られることだけは間違いなさそうである。一方、ロイターの調査によると、ドルは対ユーロで今後も堅調に推移するとみられている。トランプ次期米大統領の減税を理由に米国の金利上昇が見込まれることが背景にあるという。調査ではドルとユーロが今年中にパリティーとなる確率は50%となっている。ドルは対ポンドでも上昇が予測されている。またドル指数は年末までに101.5になると予想されている。

一方、人民元が急上昇している。中国当局がヘッジファンドなど投機筋の封じ込めに動いていることが背景にある。中国人民銀行は取引の目安となる基準値を毎日設定している。これを動かすのは難しいのだが、海外市場では元売りを仕掛けることは可能である。ヘッジファンドは中国景気の鈍化などを理由に元が下落すると見込んで元売りを仕掛けていた。この動きを察知した人民銀行は国有銀行に香港での元の供給を制限するように指示した。この結果、市場に出回る元が減少し、短期金利が急騰した。この動きに投機筋は慌てて元を買い戻したことが元急騰につながったわけである。しかし、戻したところでは売りも出ているもようである。今後は20日にトランプ次期米大統領の就任と中国の春節(旧正月)連休入りを控えている。これらのイベントで資本流出がさらに加速するのを抑えたいとの思惑が供給操作につながった可能性がある。しかし、人民元は14年をピークに下落傾向が続いている。地合いが大きく変化しない限り、現在のような資本流出は止まらないだろう。資本流出の結果、16年12月末の外貨準備高は前月比410億ドル減の3兆0105億ドルにまで減少している。3兆ドル割れとなれば、11年2月以来となる。外貨準備の減少には、資本流出と人民元の下落を抑えるため、外貨準備を取り崩してドル売り介入を続けたことが背景にある。14年6月には3兆9932億ドルと、4兆ドルの大台に迫る場面もあったが、その後は減少が続いている。輸出拡大で稼いだ外貨の流出は、中国政府にとっても頭痛の種である。金融危機などが発生した場合に、この外貨準備が大きくものをいう。現在の減少傾向が今後も続くとみる投機筋が元売りをさらに仕掛けてくる可能性は十分にある。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。117円前後で戻り売りを検討したい。まずは115円程度までの調整を待ちたい。
ユーロ円はショートを買戻し。今日は見送り。
ユーロドルはロングを継続。1.05ドル前後で押し目買いを検討したい。1.07ドル前後をターゲットとする。
ポンド円はショートを継続。138円前後をターゲットとしておきたい。
ポンドドルはロングを解消。今日は見送り。
豪ドル円はショートを解消。今日は見送り。
豪ドル/米ドルはロングを継続。0.7275ドル前後で押し目買いを検討したい。0.74ドルをターゲットとしておきたい。
南アランド/円はショートを解消。今日は見送り。

基本的には円絡みはショート、対ドルではロングのポジションが優位と考えている。クロス円で無理にポジションを持つ必要はないだろう。円ロングはドル円に集約し、ユーロやポンド、豪ドルを対ドルでロングにするのが管理しやすい。繰り返すように、いまはドル円中心のトレードに集中したいと考えている。そのドル円の1月の弱気シナリオのレンジ上限が118.75円としている。現時点でこれを上抜けていない。高値が118.60円であり、これが高値になるとすれば、今後の調整は大きいことになる。強気シナリオでも下値は115円台前半であり、弱気シナリオの場合には114円台前半に切り下がる。一度は115円前後まで下げることを前提に見ておく必要があるといえそうである。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ112.35円~131.90円(17年末128.50円)/弱気シナリオ101.70円~122.45円(17年末105.65円)

【ドル円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~115.25円/弱気シナリオ114.30円~118.75円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.85円~136.55円(17年末133.70円)/弱気シナリオ104.50円~127.60円(17年末109.60円)

【ユーロ円:1月の想定レンジ】
強気シナリオ119.85円~126.25円/弱気シナリオ118.15円~124.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0110ドル~1.1820ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9210ドル~1.0920ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.0860ドル/弱気シナリオ1.0110ドル~1.0695ドル

〔COMMODITY MARKET〕
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は堅調な米雇用統計を受けたドル高で反落した。米雇用統計では12月の就業者数の増加は減速したが、賃金は上昇し、これを受けてFRBが今年の利上げを加速するとの観測が強まったことが売りにつながった。また、シカゴ連銀のエバンズ総裁が、各種経済指標が予想を上回れば、FRBは今年3度の利上げを行う可能性があると発言したことや、リッチモンド連銀のラッカー総裁が「市場予測よりも早く利上げを行わなければならないかもしれない」との認識を示したことなども売りにつながったもようである。金には金利がつかないことから、金利の上昇は金相場の圧迫要因になる。安値から上昇してきたが、トランプ氏の米大統領就任を20日に控える中、いったんは手仕舞い売りが出る可能性がある。ただし、大きく崩れるとは考えていない。一方、最近のパラジウムの上昇が顕著である。パラジウムは自動車触媒に使用されるが、前週だけで10%近くも上昇した。これは金やプラチナなどの上昇率を大きく上回っている。好調な自動車販売などを受けて、需要が増加するとの思惑が買いを誘ったもようである。昨年1年間でも20%上昇しており、10年以来の大幅な上昇を見せている。需給要因が背景にあるだけに、買いやすいともいえる。今後も米国や中国で自動車販売は堅調に推移すれば、ことあるごとに買われる可能性が高い。ちなみに、今年も順調に需要が伸びれば、6年連続で供給不足になる。

【貴金属のトレード戦略】
金はロングを継続。銀もロングを継続。プラチナもロングを継続。ただし、やや買われすぎになっていることや、上値が重いため、ポジションの半分程度は利益確定しておきたい。パラジウムは利益確定売り。すべてをトレードするのが困難であれば、自分に合った銘柄に絞るとよいだろう。今月は強気シナリオでも1200ドル前後が上値抵抗になる可能性が高い。上昇基調が続いた場合でも、この水準でいったん利益確定するのが賢明であろう。

【金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1087ドル~1430ドル(17年末1330ドル)/弱気シナリオ1002ドル~1222ドル(17年末1059ドル)

【金価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ1117ドル~1206ドル/弱気シナリオ1108ドル~1187ドル

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は反発の展開。特にアルミの上昇が目立った。銅やニッケル、鉛、亜鉛も底堅く推移している。ドルの上昇がみられたが、最近の調整からの反発の体制に入りつつある。現状の水準を維持できれば、大幅上昇につながる可能性は十分にある。ただし、28日からは世界最大の非鉄消費国である中国が春節(旧正月)の休暇に入る。その前に在庫整理による売りが出るリスクもある。一方、市場では、中国の大規模な鉄道整備計画が非鉄需要の拡大につながるとの期待感があるという。また最近の人民元高・ドル安を受けて、値頃感から中国勢の注文が膨らむとの思惑もある。今週は中国のCPI・PPI、貿易統計などの発表が相次ぐ。その内容次第では地合いが変化する可能性もあるだろう。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル、亜鉛、鉛を新規でロングとする。すべてをトレードするのが困難な場合には、銅など中心銘柄を中心にトレードするとよいだろう。また上値ではポジションの半分程度を利益確定するとよいだろう。全体としてはまだ上昇余地は十分にある。銅は5650ドルを超えるかがポイントだが、弱気シナリオでも5815ドルまでの上昇が見込まれる。5800ドル程度での利益確定売りを念頭に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5190ドル~8050ドル(17年末7520ドル)/弱気シナリオ4340ドル~6065ドル(17年末4670ドル)

【銅価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ5265ドル~5925ドル/弱気シナリオ5320ドル~5815ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は小幅続伸。ただし、ドル高やOPEC加盟・非加盟国による減産合意の順守に対する懐疑的な見方が上値を抑えたもよう。米国内の石油掘削リグ稼働数は、前週比4期増の529基だった。これは昨年12月以来の高水準で、10週連続で増加した。石油リグ稼働数は14年10月に過去最高の1609基を記録したが、その後の原油価格の低迷で16年5月には316基にまで減少した。1月3日時点のWTI原油先物の投機筋のポジションは、44万0074枚の買い越しで、前週比4858枚の減少だった。買いポジションは748枚減少する一方、売りポジションが4110枚増加しており、売りポジションの積み上げがみられたことになる。市場では、依然として減産の実施に懐疑的であり、これが積極的に買う動きにならない最大の理由といえる。またこの日は昨年12月の米雇用統計で、就業者数の伸びは鈍化したが、賃金の上昇が確認されたことで利上げ観測が強まり、ドルが上昇したことも上値抑制につながった可能性がある。一方、アンゴラの国営石油会社ソナンゴルは、OPECによる1月1日からの減産合意の一環として、産油量を日量7万8000バレル減らし、167万3000バレルに引き下げたと発表。順守する動きは徐々に原油相場に聞いてくるだろう。その一方で、イランはOPECの減産合意を免除された立場を生かし、洋上で長期貯蔵していた原油を1300万バレル販売したもよう。同国が保有する洋上貯蔵原油は昨年初めに2970万バレルだったが、昨年10月初めでも2960万バレルとほぼ横ばいだった。しかし、現在は1640万バレルに急減しており、過去3カ月間で半分近くが売却されたもようである。またイランの保有タンカー約60隻中、30隻前後が原油貯蔵に使用されていたが、現在は12~14隻前後に減っているという。しかし、これらが売却されてしまえば、今度は生産国から直接販売されることになり、需給の改善傾向がさらに進むことになる。原油相場にはむしろ好材料になる。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。NYMEXガソリン・NYMEXヒーティングオイルは見送り。天然ガスはロング継続。基本は原油中心のトレードでよい。石油製品にまで手を広がる余裕がなければ、原油のみのトレードでも十分である。WTI原油は1月の弱気シナリオでも58ドルまでの上昇が見込まれている。今月の安値が月初の52ドルになるようであれば、月末までの上昇余地はかなり大きいことになる。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ47.00ドル~80.35ドル(17年末70.35ドル)/弱気シナリオ34.25ドル~63.40ドル(17年末38.25ドル)

【WTI原油価格:1月の想定レンジ】
強気シナリオ50.10ドル~59.25ドル/弱気シナリオ48.65ドル~58.00ドル


◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

1月17日(火)日本商品先物振興協会セミナー

1月21日(土)サンワード貿易さまセミナー(大阪)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/newyear_osaka/

1月24日(火)ひまわり証券さまウェブセミナー
http://sec.himawari-group.co.jp/academy/seminar/

1月25日(水)サンワード貿易さまセミナー(東京)
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2017/01/25/index.html

1月26日(火)efx.com証券さまウェブセミナー
http://www.sec-efx.com/seminar/index.php

2月4日(土)プレミア証券さまセミナー(東京)

2月16日(木)サンワード貿易さまセミナー(東京)

2月25日(土)プレミア証券さまセミナー(高崎)

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

1月12日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

1月17日(火)12:00~12:15「ゴゴジャン マーケットストラテジー」(ストックボイス)
http://www.stockvoice.jp/

1月26日(木)10:45~11:00ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

1月19日(木)15:10~16:00 ラジオNIKKEI「ザ・マネー マーケットプレミア」
“江守 哲のファンドマネージャーの眼”(プレミア証券さま提供)
http://market.radionikkei.jp/premiere/

1月20日(金)21:30~22:30 ラジオNIKKEI「夜トレ」(FXプライム byGMOさま提供)
http://market.radionikkei.jp/yorutore/

1月27日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://market.radionikkei.jp/gogo/

*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(毎週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 為替展望レポート」

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」
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