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持論のリスクオフがあられるのはいいのですがトレードでそれを引っ張られるとこの秋のような相場では私は損失を被りました。 チャートに...
2016/11/24 16:20  kou
勉強になります!
現物株の長期投資は株歴10年以上ですが、短期売買は半年ほど前に始めました。 リーマンショックのときは資産を大きく減らしてしまったの...
2016/10/04 01:08  Hougetu
コモディディー インデックス には 大変...
メルマガで提供される コンテンツですが セミナーなどでつかわれる膨大な資料を見ると しっかりした根拠と裏ずけがあります。各デー...
2016/06/24 06:21  drycut
8:50までの配信を希望します!
購入させていただいて3か月が経過しました。 年初からの円高による株安について、昨年末からのご指摘通りなっていることに感銘を受けて...
2016/04/15 09:55  paopao555
トレードの参考に活用
株、FX、コモディティと幅広く取引しています。 メルマガでは、それぞれの解説が詳しくなされており、江守さんご自身の手口まで教えてい...
2016/04/04 12:02  ノン
サンプル1
【8月10日のトレード戦略】日本株は割安水準
配信日:2017年08月10日 08時28分

おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

明日のメルマガですが、都合によりお休みします。
ご迷惑をおかけしますが、あらかじめご了承ください。

なお、14日の週は簡易版・あるいは休刊となる予定です。
14日は簡易版、15日・16日は通常通り、17日・18日は休刊の予定です。

ただし、変更の予定もありますので、その際には早めにご連絡いたします。
また、市場動向により、コメントを出す可能性もあります。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。


このたび、まぐまぐ様のセミナーに登壇することになりました。

「日米株価の行方を占う」 スペシャルトークセッション まぐまぐ×MONEY VOICE
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

セミナーは有料ですが、ぜひご参加いただければと存じます。


岡三オンライン証券さまでWEBセミナーに出演しています。
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/webseminar

~世界経済と市場を取り巻く構図~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01713kLYnXE4MSTQfa2/
~トランプ政権の政策と金融政策・米国株見通し~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01712AyhfwaKWSTnCAk/
~米国株の特徴と傾向~
http://www.jikiden.co.jp/jms/0171MvA1zUybwSTarAg/

8月18日(金)まで視聴可能です。ぜひご視聴ください。


このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。


〔EQUITY MARKET〕
【米国株・欧米債券市場の市況解説・分析】
米国株は続落。北朝鮮情勢の緊迫化への警戒感が米国市場でも売り材料になっている。トランプ大統領が8日に核開発やミサイル実験を繰り返す北朝鮮に対して「世界が目にしたことのないような炎と怒りに直面することになる」と警告したことが材料視されている。北朝鮮も声明で、米軍基地のある米領グアム島周辺へのミサイル攻撃を検討していると威嚇しており、双方に歩み寄りの姿勢が見られないことが緊張感につながっている。このような地政学的リスクの高まりを受けて、市場では安全生産である債券や金に資金がシフトしており、ダウ平均は一時88ドル安まで下落し、2万2000ドル台を割り込む場面があった。一方で、トランプ大統領はツイッターで、米国の核戦力を誇りつつも、「今後決して使わずに済むよう望む」と投稿している。さらに、ティラーソン国務長官も差し迫った脅威はないとの認識を示したことから警戒感が和らぎ、引けにかけて株価は下げ幅を削っている。トランプ大統領の発言は常に場当たり的であり、参考にならない。ティラーソン国務長官は従来から対話での解決を訴えており、これが米国の本音を考えられる。米朝両国のトップがそれぞれどこまで本気かは確かに読みづらいが、一大事になれば双方に痛みが出ることは必至であり、これを現時点で懸念しても仕方がないだろう。

米国債は買われ、利回りは低下。北朝鮮情勢の緊張感から安全資産である国債に資金が向かった。10年債利回りは2.237%で、一時は2.212%まで低下し、6月28日以来の低水準となる場面もあった。30年債利回りは2.815%で、一時2.790%と、6週間ぶり低水準を付ける場面があった。2年債利回りは一時1.323%と、4週間前に付けた低水準と一致した。これらから、長短イールドスプレッドは縮小している。北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は、中長距離弾道ミサイル「火星12」を米領グアム周辺に向けて発射する作戦を「慎重に検討」していると伝えている。トランプ大統領は、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「世界がこれまで目にしたことのないような炎と怒りに直面することになる」としている。きわめて厳しい言葉での応酬だが、これを真に受けてはならないだろう。市場はむしろ、FRBのバランスシートの正常化に注目していると考えられる。FOMCの投票権を持つシカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、FRBが想定している年内あと1回の利上げについて、「物価動向に弱さが残れば先送りの可能性もある」との認識を示している。エバンズ総裁は「仮にインフレが弱く、一層の金融緩和が必要なら、利上げは後に遅らせる決定も可能」としている。また、「金融引き締め効果のある資産圧縮は、物価動向の弱さに左右されることはない」とし、「一時的とみられる弱いインフレを踏まえても、9月の圧縮開始はきわめて妥当だと思われる」とした。エバンズ総裁は、利上げに慎重な投票メンバーと受け止められているが、資産圧縮の開始について9月決定を言明したことで、「9月のFOMCで決定、10月開始」はほぼ確実になったといえる。ただし、利上げはなく、12月の利上げも現状ではかなり厳しい情勢であることは何も変わっていない。米国の物価上昇率は伸び悩んでおり、FRBが目標とする2%を下回り続けている。原油相場が明確な形で上昇しない限り、利上げは正当化されないだろう。ユーロ圏債券市場では北朝鮮情勢の緊張の高まりを受けて、リスク回避の買いが膨らみ、独連邦債利回りは6週間ぶりの水準に低下した。独10年債利回りは5BP低下の0.42%と、6月29日以来の水準を付けた。北朝鮮情勢の悪化の影響は欧州債にも広がっている。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。基本方針は変わらない。やや軟調だが、これは夏場の季節的な要因に加え、目先の北朝鮮情勢の緊迫が背景にある。あくまで一時的な材料でしかない。目先の材料で株価動向を乱すと、運用ができなくなる。重要なのはあくまで企業業績の水準と方向性であり、景気の長期的な見通しである。これがはっきりしているのだから、目先の下げに慌てる必要は全くない。むしろ、下げてくれれば、底値からの切り返しを狙って買い増したいところである。米国の主要企業の業績は堅調さを維持する見通しであり、株高基調は変わらない。米国の雇用と堅調だが、インフレが低調であり、利上げは先送りされることは必至である。これがドル安を招き、企業業績のさらなる積み上げを生むだろう。10月開始のFRBによる資産圧縮が市場に大きな影響を与えなければ、さらに株高基調は強化されることになるだろう。PERが過去のバブル期に近づいているとの指摘もあるが、そのような水準に近づく過程で株価はバブル化する。本当のバブルはこれからであり、まだ始まったばかりである。また、ヘッジファンドなどがいまだにショートしている。彼らが「ギブアップ宣言」し、ロングに転じてさらに買い終わるまで上げ続けるだろう。そして、買い終わったところがピークである。ハイテクバブルを思い出すと、今後の株価動向が容易に想像できる。米国株の第一次上昇局面のピークである19年までの上昇を考えると、いまは3合目から4合目あたりである。上昇基調で手仕舞い売りを出さずに、ポジションを維持しながら、押し目を買う戦略が賢明である。

ナスダック指数がバブルに向かっていく途中の8月と9月のパフォーマンスは、98年こそ大きく下げたが、96年、97年、99年は大きく上昇している。また下げた98年も年末までに最終的に急伸している。本物のバブルであれば、乱高下しながらも高値を更新するものである。このような動きを懸念していると、歴史的株高で収益を上げることはできない。投資家は評論家であってはならない。これまで示した過去データという実績をもとに、冷静に判断したうえで投資を行うことが肝要である。繰り返すように、ナスダック指数は年末までに2割超の上昇率になる可能性が高い。現在のインフレ率では利上げは難しく、低金利状態がドル安を誘発し、これが株価を支えるだろう。株価が上昇しやすい万全ともいえる環境が整っていることを理解しておきたい。トムソン・ロイターの調査では、17年の米国の主要企業の収益は前年比11.3%増、18年は同11.8%増と堅調な数値が見込まれている。第2四半期の企業決算の発表がトリガーとなり、株価の上昇基調がさらに強化され、再び上方向の動きが強まることになるだろう。とにかく、目先の動きに振り回されず、現在の強いトレンドから離れないことが肝要である。ちなみにダウ平均の8月の傾向は、過去37回が上昇、29回が下落となっている。12カ月の中では10番目に弱い月で、平均リターンはマイナス0.2%である。また、9月は過去26回が上昇、40回が下落で、12カ月の中で最も弱い月であり、平均リターンはマイナス0.8%となっている。確かにこの夏の季節は株価が下げやすい傾向がある。しかし、これをどのように利用するかを考える場合、現在の好業績を考慮すれば、押し目買いの好機として考える以外にないだろう。

トランプ政権の不安定さを指摘する向きもあるが、これは重要な材料ではない。繰り返すが、米国株の長期上昇トレンドはまだ3合目から4合目に入った程度である。繰り返しだが、今のペースで行けば、株価の目先のピークは2019年中になろう。それまでは、ナスダック市場がけん引する「ハイテクバブル2.0」が続くことになると考えている。2000年の「ハイテクバブル1.0」と同様の上昇になれば、今回の「ハイテクバブル2.0」では18000ポイント、つまり現状の約3倍にまで上昇する可能性があると考えられる。両者を比較すると、値動きがきわめて似ている。このくらいの規模感でいまの米国株を見ることができないと、歴史的大相場の乗ることはできない。1986年以降、ナスダック100が年初から6月初めまで20%以上、上昇したケースは9回あるが、6月初め以降年末までの上昇率は平均で13.95%となっている。ちなみに、20%上昇とならなかった年も含めた全体の平均でも7.13%の上昇であり、これから年末までは上昇しやすい傾向がある。また、1986年以降の20%超の上昇で、年末までに下落したのは86年と87年だけであり、残りの7回はすべてプラスとなっている。つまり、年初から6月初めまでに強い上昇基調となっていた年は、年末まで堅調に推移しやすく、特に1990年以降ではすべてのケースで上昇していることになる。このように、7月以降にハイテク株再加速となる可能性がむしろかなり高いといえる。

重要なことは、過去のデータと現在の市場状況を見ながら、「長期的視点に基づいた再現性のある投資戦略」を構築することである。目先の材料で判断しているうちは、良い結果は得られない。米国株は上昇し始めると17年間はそのトレンドが続く傾向がある。今回の上昇トレンド入りは2012年であり、まずはここから8年間上昇し、2019年にピークをつける可能性がある。そこでいったん調整し、再び9年間の上昇に入り、これが2029年まで続くことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%であり、このペースで上昇すれば、2029年には58800ドルになる計算である。「ダウ平均6万ドル」に向けた歴史的大相場が始まっているという意識を持って市場を見ることができるかどうか、これがきわめて重要なポイントである。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できるのが過去の実績でもある。このようなリターンを得ることができるのが米国株の特徴である。米国株を長期的に見ながら、押し目を着実に拾っていくのが株式投資の王道である。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ21130ドル~22540ドル/弱気シナリオ17600ドル~19350ドル

【S&P500:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ2182~2660(17年末2627)/弱気シナリオ1823~2302(17年末1987)

【S&P500:8月の想定レンジ】
強気シナリオ2404~2549/弱気シナリオ1977~2195

【ナスダック指数:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5228~6858(17年末6762)/弱気シナリオ3911~5748(17年末4301)

【ナスダック指数:8月の想定レンジ】
強気シナリオ5791~6272/弱気シナリオ4630~5284

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利の低下余地は乏しいことと、米国株のヘッジである。

【日本株の市況解説・分析】
昨日の日経平均は大幅安。取引開始直後は底堅く推移したものの、ドル円が109円台に入ると一気に売り圧力が強まり、全面安の展開となった。企業の決算発表がほぼ一巡し、手掛かりに欠ける中、前日の米国株高の一服や北朝鮮情勢の緊迫化に伴う円高が材料視されたようである。日経平均は一時335円安の1万9660円まで下げた。これまでの高値圏でのもみ合いから下に放れた格好であり、売りが出やすくなった面があろう。これまでこう着状態にあっただけに、北朝鮮問題を材料にポジション調整の売りが出たといえるが、これは夏休みシーズンを控えた手仕舞い売りが背景であろう。一方で、好決算を発表した個別銘柄には買いが集中しており、個別物色の流れは続いている。引き続き企業の好業績が株価の下支えになっているといえる。日経平均の2万円割れは割安圏であり、現時点での売りが長続きする可能性は低い。手仕舞いをしなければならない事情のある市場参加者の売りが止まれば、適正水準にまで戻すものと考えられる。円高基調は株価の抑制要因になりやすい面があるが、110円前後の水準は収益面で大きな悪材料になるわけではないだろう。市場の反応はあまりに過敏すぎるだろう。今日は8月限のSQ算出日だが、マイナーSQであり、株価には大きな影響はないだろう。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。今日は円高一服や米国株の下げ渋りで反発が予想される。ただし、戻りも鈍いだろう。昨日の下落でPERはとうとう13.99倍と、14倍を割り込んだ。この安値を売ることがいかに愚行であるか、これ以上の説明はいらないだろう。今の好機を逃すと、今後2年ほど買い場を失う可能性さえあるだろう。昨日のような動きになると感じることだが、日本株は本当に残念というか、情けない動きになる。つまり、下げるときは大きくなる傾向がある。それも、意味もなく下がることが多い。昨日の下げも、中身を見れば、ただのポジション整理である。夏休みシーズンを前に、抱えておきたくない投資家が慌てて売ったのだろう。一部の外国人投資家も、休暇中にもかかわらず、バカンスを楽しんでいる先から売り注文を出していたようである。全く意味がないだろう。のちに、「あの時の売り」の決断を悔やむことになるだろう。このような歴史的割安圏で売る投資家というのは、本当に上手くいかない。安い時に買わないといけないところを、安いところで売っている。残念な投資家である。このようなことを繰り返しているのが日本の投資家であろう。いまは千載一遇の投資機会であろう。これだけ割安なのだから、迷う理由がない。売りたい投資家には売ってもらえばよい。それを買わせていただくことで、のちの収益が大きくなるのだから、今の水準での売り手は本当にありがたい存在である。このような売り手が売ることで下げてしまうことを愚痴るよりも、むしろ安値を提供してくれることを感謝したい。

日銀はETF買いで相変わらず下値を支えてくれている。これもありがたい存在である。繰り返すように、2万円は通過点でしかない。最終的にどの位置を見ているかによって、今の株価水準への対応は違ってくる。円高への懸念度合いによってもそれは変わってくるが、基本的な考えを変える理由はどこにもない。また、トランプ大統領の北朝鮮への発言は相当割り引いて聞くべきである。ティラーソン国務長官は対話を模索している。これが本音での米国のスタンスである。これを間違えてはならない。したがって、北朝鮮情勢は懸念材料ではあるが、売り材料視する必要はないとの考えに変わりない。以前から指摘するように、下落を前提に空売りして下げで収益を狙うよりも、それ以上に北朝鮮情勢の悪化を背景とした押し目を買って、戻りを狙うべきである。いずれにしても、日経平均採用銘柄のPERが14倍台と割安圏にあるという事実を注視すれば、すでに買い場にある。株価はいずれ向かうべき方向に行くものであり、買うべき水準もおのずと決まってくるだろう。とにかく、投資機会を逃さないように、早めに対処することが肝要である。為替についても、ドル円が108円を割り込まない限り、企業業績への影響は限られるだろう。世界的に株価は少なくとも2019年半ばまで堅調に推移すると考えられ、日本株もその動きに追随するはずである。これまで通り、企業業績をフォローするようにしたい。まずは15年6月高値の20900円水準を試す動きを確認したい。企業業績という株価形成において最も重要なファンダメンタルズ要因を重視すれば、上昇を見込むのが常識的である。2万円を固めながら、徐々に水準を切り上げていくだろう。8月の強気シナリオのレンジ下限は20720円にまで切り上がってくる。ここに達するのはかなりのハードルではあるが、決して達成できないものではないだろう。

ちなみに、日経平均先物だけでなく、「オプション取引」についても別のメルマガで助言している。下記にも案内がある「日経225オプション」のトレード戦略だが、今年のリターンは非常に良い結果となっている。ちなみに、7月限のオプションは26%のリターン、6月限は11%、5月限は17.2%、4月限は11.1%、3月限は15.3%、2月限は23.4%、1月限は25.2%のリターンと、安定して収益が出ている。これらは月次のリターンであり、年率にすると今年のリターンは100%を優に超えている。ちなみに、8月限は現状では10%のリターンを確保しており、さらに上積みを狙うポジションを構築している。リスクを取りながらも、リターンを目指すオプション取引は、上手くいけば効率よく収益を上げることができる。オプション取引は非常に魅力的な戦略であり、理論を一度覚えてしまえば、永久に実戦に利用できる。ぜひ検討していただければと思う。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ20720円~22315円/弱気シナリオ16045円~18310円

【TOPIX:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1473~1860(17年末1833)/弱気シナリオ1215~1574(17年末1270)

【TOPIX:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1672~1798/弱気シナリオ1300~1453

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。北朝鮮情勢の緊迫化を背景に安全資産である円が買われ、一時109.53円まで円高が進んだ。しかし、その後は買い戻され、110円台を回復する場面もあった。トランプ大統領が前日に、「北朝鮮が米国を脅すなら、炎と怒りに直面する」と警告。一方で北朝鮮はグアム島周辺に中距離弾道ミサイル攻撃「火星12」を米領グアム周辺に向けて発射する作戦を「慎重に検討している」と表明したことで、地政学的リスクへの高まりが懸念されている。安全資産としての円が買われやすい地合いにあるが、109.50円を割り込まなかったことで、いったんはドルの買い戻しが入っている。また、地政学的リスクの高まりで、安全資産である国債への資金シフトが進んだことで、米長期金利は低下したが、その後は持ち直したことから、ドルの下値も限られている。ただし、北朝鮮情勢の緊張感の高まりは、安全資産である円やスイスフランの買いを促しやすい。今後もこのような動きが続く可能性は十分にある。特にスイスフランは対ユーロで1日の値動きとしては15年1月以来の大幅な上昇を記録している。また、ドルも対スイスフランで1.1%安と、約6週間ぶりの大幅下落となっており、現状ではこのような動きになりやすい。目先はいったん落ち着きを取り戻す可能性はあるものの、基本的なドル安基調が変わることはないだろう。

【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。109.45円の重要なサポートを維持して切り返しており、目先の下値を付けた可能性もある。ただし、下げ余地は残っており、明確に反発するまではショートを保有しながら状況を見守るのが賢明であろう。109.45円を割り込むと、今年の安値108.11円を試す可能性が高まることになる。ショートの解消を判断するには110.35円超の水準が必要であろう。また。戻しても、111円は相当重いレジスタンスとして機能することになろう。長期的な下落基調は変わっていない。
ユーロ円はショートを継続。長い下ヒゲを付けており、見た目は下値を付けたようにも見えるが、下げ余地は大きい。129.90円を明確に超えるまでは、ショートを保持して様子を見るのが賢明であろう。127.15円が利益確定のターゲットになる。
ユーロドルはロングを継続。一時は1.1687ドルまで下落し、1.17ドルを割り込む場面もあったが、ここではサポートされており、基調はまだ完全には崩れていない。1.1770ドルを回復すれば再び反発しやすい。
ポンド円は見送り。ただし、売られすぎになっていることや、143円でサポートされたことから、反発する可能性が高い。143.60円を回復したことを確認してからロングを検討したい。
ポンドドルは見送り。下げ渋っており、売られすぎでもある。1.3015ドルを超えたところでロングを検討したい。
豪ドル円はショートを継続。ただし、売られすぎであり、下ヒゲを付けており、反発してもおかしくはない。87.25円を超えた場合には買戻しをいれるようにしたい。
豪ドル/米ドルはショートを継続。ただし、売られすぎになっており、下値余地は小さくなっている。0.7905ドルを超えた場合には、いったん買戻しを入れることにしたい。
南アランド/円はロングを解消し、新規でショートとする。再び下げており、基調は弱い。8.04円を割り込むと下げが厳しくなる。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ120.95円~126.50円/弱気シナリオ108.15円~112.50円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ121.60円~127.05円/弱気シナリオ112.90円~118.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0655ドル~1.1110ドル/弱気シナリオ0.9725ドル~1.0195ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ142.50円~149.80円/弱気シナリオ134.85円~142.30円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.2645ドル~1.3145ドル/弱気シナリオ1.1550ドル~1.2090ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ87.80円~92.95円/弱気シナリオ77.80円~83.95円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ0.7470ドル~0.7850ドル/弱気シナリオ0.6750ドル~0.7100ドル

〔COMMODITY MARKET〕「金は大幅反発、原油も反発で上値トライへ」
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は上昇。1270ドルを明確に上回り、2カ月ぶりの高値水準に反発した。北朝鮮が米領グアム島周辺を攻撃する計画を検討中と威嚇したのに対して、トランプ大統領が核兵器の「火力」で対抗すると警告したことで、両国の関係悪化が懸念されており、投資家の資金が安全資産である金に向かっている。このような地政学的リスクが高まると、投資家は株式を避ける一方、安全資産である円やスイスフラン、国債、金などの資金をシフトする傾向がある。今回もそのような動きが鮮明になっている。市場は不確実性を嫌う傾向があり、今後も北朝鮮情勢の不透明感は金市場の潜在的な下支えとなるだろう。11日には米CPIの発表が控えているが、ここでインフレが高まっていないことが再確認されるようだと、ドルの上値は限定的となり、金市場にはポジティブに作用することになるだろう。ドルが上がりにくい状況は今後も続く可能性が高い。金はその影響をもっとも受けやすいことから、下値の切り上げが続くことになるだろう。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。基本方針は変わらない。金相場は引き続き堅調に推移するといえる。ここにきて北朝鮮問題が再び懸念材料になっている。安全資産としての買いが入りやすく、金相場は下げにくくなる。FRBは9月のFOMCで、FRBが保有する約4.5兆ドルの資産の圧縮の10月開始を決めるとみられているが、市場への影響が大きい場合には、政策の変更の可能性もあるだろう。また実際にインフレ指標が低迷しており、利上げを正当化する理由がない。米長期金利は上昇しづらく、その結果、ドルの上昇が見込みづらい。これはドル建てで取引される金にとってはきわめてポジティブな要因といえる。金相場の下値は堅く、1300ドルを目指す素地が出来上がりつつある。すぐにそうなるとは考えていないが、時間の問題ではある。もっとも、重要なことは長期的に見ることである。いまは2019年までの大相場に向かう過程であり、短期的な視点を持つことはきわめて危険である。より大局的に見ていくことが肝要である。材料が整いつつあることは悪くはないが、金については目先の展開を注視しすぎる必要はない。下落場面では金を買いたいと考えている新興国の中銀や投資家は少なくない。インドや中国を中心に宝飾品需要も含めて、下落局面では買い意欲が高まりやすく、金相場は支えられるだろう。8月の押し目では、金をしっかりと拾っておきたいが、今年は下げないかもしれない。ちなみに、8月の強気トレンドのレンジ上限は1303ドルである。1300ドル到達の可能性は十分にあるといえる。いずれにしても、金相場の動向に合わせて売りと買いを繰り返すのは、本来の金投資ではない。資産を保全するという考えに基づいて、金を常に保有しておくことが重要である。スイスのプライベートバンクは、顧客である富裕層に最低でも資産の5%に相当する部分を金で保有することを勧めている。彼らが長年生き残っている所以である。このように、金を含む貴金属への長期的な投資方針が変わることはない。常に金を保有して危機に備えておくのが、金に対する基本的な考え方である。保有コストを下げるためには上値を買わずに、下げたところを買いながら、上昇を待つ姿勢が肝要である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾いたい。一方、繰り返しではあるが、個人的には「パラジウム」に注目している。需給ひっ迫がかなり顕著になっている。下値リスクは小さく、上昇のポテンシャルは相当大きい。余裕資金で少しでも買っておくと、万が一の急騰相場でリターンを確保できるだろう。

【ドル建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【ドル建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1207ドル~1303ドル/弱気シナリオ1048ドル~1110ドル

【円建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ4204円~5022円(17年末4892円)/弱気シナリオ3733円~4511円(17年末3864円)

【円建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ4367円~4650円/弱気シナリオ3999円~4331円

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は総じて堅調に推移。LME在庫はニッケルと鉛が増加している。相場が上げてきているため、余剰玉の持ち込みが増えているのだろう。北朝鮮情勢の緊迫化は地政学的リスクへの警戒感を強めるが、非鉄相場への影響は限定的である。ドル安が下値を支えている面があるだろう。アルミは下げたが、場中では高値を更新している。中国の生産削減策への思惑が買いを誘っているとの指摘がある。銅も下げたが、高値を更新している。地合いの強さは変わらない。ニッケルは続伸で、一時10800ドルを上回った。亜鉛も2983ドルまで上昇する場面があり、高値を更新。鉛は下げたが、同様に2420ドルを超えるなど、高値を更新している。このように、非鉄相場の地合いは明らかに強気に傾いている。一時的に調整は入るだろうが、すでに基調は変わっている。一方、中国の7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.4%上昇に鈍化した。5月と6月は1.5%上昇だった。7月は前月比では0.1%上昇だった。7月の生産者物価指数(PPI)は前年比5.5%上昇し、5月、6月と同じ水準だった。前月比では0.2%上昇だった。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。基本的な考えは変わらない。次のステージに移る素地が出来てきた。これまで強気なスタンスを示してきたが、その通りの展開である。銅が6400ドルを超えており、このまま長期上昇トレンドは維持されれば、真に強い相場に発展していくだろう。ちなみに、銅の8月の強気トレンドのレンジ下限は6398ドルである。6400ドルをサポートしながらレンジ上限の6930ドルまで上昇しても全く不思議ではない。繰り返しだが、いまの動きはあくまで19年中ごろまで続く上昇相場のスタートラインでしかない。最終的には8000ドルを試すだろうが、いまはその過程でしかない。非鉄市場は今後需給がひっ迫する可能性が高く、市場はこれをこれから織り込み始めるだろう。19年までは、現在の安いロングを維持しながら、押し目を買ってポジションを厚くする戦略が賢明である。現在の非鉄相場が2~3年後に今より安い水準で推移していることは想定しづらい。長期的には需給が改善され、これが価格上昇につながるだろう。非鉄相場には大きな期待をしている。とにかく、長期的に見てくことが肝要である。そして、大きく下げたときに押し目買いを入れるのが鉄則である。下げたときにしっかりと買い、保有コストを下げながら保有し続けることが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄である。銅は年末にかけて7700ドルを目指すとの見方は変えていない。そして、長期的には大相場が到来すると考えている。したがって、少額でもよいので銅を中心に非鉄銘柄をポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ6398ドル~6930ドル/弱気シナリオ4913ドル~5330ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は3日ぶりに反発した。米国で製油所の原油処理量が過去最高になり、在庫が減少したことが材料視された。ただし、ガソリン在庫が市場予想に反して増加したため、上値は限定的だった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫統計では、原油在庫は前週比650万バレル減と、減少幅が市場予想の270万バレルを大きく上回った。また、製油所の原油処理量が日量1760万バレルと、調査開始の1982年以来で最高となった。一方で、ガソリン在庫が340万バレル増と、市場予想の150万バレル減に反して増加した。また、米国内の産油量は日量942.3万バレルと、前週比7000バレル減少している。米国内の原油在庫の減少により、OPEC主導の減産が供給過剰の削減につながるとの期待が高まる可能性があるだろう。一方、OPECはアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国で行った2日間の専門家会合で、協調減産合意は徹底されるとの声明を発表した。会合には非加盟の産油国も参加した。OPECが供給監視で利用する二次情報統計によると、OPEC加盟国のイラクとUAEの順守率は比較的に低い状況にある。国際エネルギー機関(IEA)によると、非加盟国のカザフスタンとマレーシアでは、ここ数カ月間で増産が続いている。会合には、ロシア、クウェート、サウジアラビア、OPECの本部ウィーンから当局者が出席した。そのうえで、イラク、UAE、カザフスタン、マレーシアの各関係者と個別に会談したという。OPECは声明で、「UAE、イラク、カザフスタン、マレーシアが、現行の減産監視制度を全面的に支持することを表明した」としている。WTI原油は49.50ドル前後での膠着状態にあるが、これを上抜けると基調が上向きになる可能性が高い。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。方針は変わらない。WTI原油は崩れずに48.65ドルのサポートを維持して上ン離れようとしている。上述のように、49.50ドルを超えると51.15ドルを試し、さらにこれを超えるといよいよ本格的な上昇に入りそうである。重要な局面にあるが、上昇に向かうことになるだろう。それが自然な流れである。繰り返すが、現在の水準は産油国が必要とする原油価格の水準から相当低い状況にあることに変わりない。60ドルを回復しないと、中立に戻したとの判断にはならない。過去の経験からも、現在のような低価格の状況が長期化するとはとても考えられない。OPECがサウジ主導で動き始めたことや、米国シェールオイルの生産増には限界が見え始めているように見える。需給バランスの改善が確認されることで、原油相場は大きく値を戻すだろう。世界的に石油需要は増加しており、OPEC減産合意も徐々に効いてくる。そのうえで、OPECの追加的な政策を打ち出したことから、一段の相場水準の押し上げが期待できる。このまま夏場に50ドル前後で終わることはないだろう。前述のようなテクニカルポイントをこなしながら、最終的には60ドルを目指すだろう。まずは9月末までは様子を見たい。結局のところ、大手金融機関が軒並み原油見通しを下方修正したときが底値だった。目先の動きで方向性を判断すると、このような結果になる典型的なパターンだったといえるだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ60.87ドル~71.18ドル/弱気シナリオ47.41ドル~54.11ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

9月1日(金)マネックス証券さま・米雇用統計セミナー(WEB)
https://info.monex.co.jp/news/2017/20170502_01.html

9月2日(土)カネツFX証券さまセミナー(名古屋)

9月9日(土)コモフェス(大阪)
http://cfes.jp/

9月10日(日)まぐまぐさま主催セミナー(東京)
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

9月23日(土)コモフェス(東京)
http://cfes.jp/

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

8月10日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

8月24日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

8月25日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月7日(木)18:00~18:15 ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」(東京商品取引所さま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月22日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3・第5金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)
サンプル2
【8月9日のトレード戦略】非鉄相場は最高のパフォーマンス
配信日:2017年08月09日 08時24分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、まぐまぐ様のセミナーに登壇することになりました。

「日米株価の行方を占う」 スペシャルトークセッション まぐまぐ×MONEY VOICE
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

セミナーは有料ですが、ぜひご参加いただければと存じます。


岡三オンライン証券さまでWEBセミナーに出演しています。
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/webseminar

~世界経済と市場を取り巻く構図~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01713kLYnXE4MSTQfa2/
~トランプ政権の政策と金融政策・米国株見通し~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01712AyhfwaKWSTnCAk/
~米国株の特徴と傾向~
http://www.jikiden.co.jp/jms/0171MvA1zUybwSTarAg/

8月18日(金)まで視聴可能です。ぜひご視聴ください。


このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。


〔EQUITY MARKET〕
【米国株・欧米債券市場の市況解説・分析】
米国株はダウ平均が11日ぶりに下落した。ナスダック総合指数も下落した。前日まで9日連続で過去最高値を更新したダウ平均は利益確定売りが入った。米長期金利の上昇を背景に金融株が買われてプラス圏で推移していたが、主要経済指標など新規の手掛かりが乏しい中、買いの勢いは続かず、徐々に弱含んだ。また、取引終盤にトランプ大統領の北朝鮮をけん制する発言が報じられたことも売り材料視された。トランプ大統領は、「北朝鮮が米国を脅かすなら、炎と怒りに見舞われる」と語ったもよう。4~6月期の決算シーズンが終盤となる中、地合いは悪くないものの、インフレが依然として弱いことから利上げ期待が高まっておらず、これが低金利状態の継続につながり、ドル安基調の継続から米国株には良い環境にあるといえる。本日は消費者物価指数(CPI)の発表がある。前年同月比で1.6%~1.8%のレンジを想定しているが、この範囲であれば、利上げ機運は引き続き盛り上がらない状態が続くことになろう。一方、トランプ発言を受けて、VIXは約1カ月ぶりの高水準となる10.96を付けており、市場の懸念が反映されている可能性がある。

6月の求人労働移動調査(JOLTS)によると、求人件数は前月比46万1000件増の616万3000件で、統計を開始した00年12月以降で最高を記録した。労働市場の力強さがあらためて裏付けられた格好であり、インフレや消費支出に関して不安は残るものの、FRBが金融引き締めを継続する理由に使われる可能性がある。求人率は4.0%と前月から0.2%ポイント上昇し、約1年ぶりの高水準。伸びは15年7月以降で最大となった。一方、採用件数は535万6000件と、前月比10万3000件減少した。採用率は横ばいの3.7%で、これは求人と採用の開きは雇用のミスマッチを表しており、企業が人材確保に苦慮する状況があらためて浮き彫りとなった。また、自発的な離職は310万件で、前月の320万件から減少。労働市場に対する信頼感を測る指標としてFRBが注目している離職率は2.2%から2.1%に低下した。レイオフ・解雇件数は2万8000件増の170万件で、レイオフ・解雇率は0.1%ポイント上昇の1.2%となった。

米国債は利回りが上昇。3年債入札が堅調だったことが影響した。10年債利回りは2.274%と、前日の2.257%から上昇。30年債利回りは2.858%と、2.837%から上昇した。長短利回りスプレッドはこの日も拡大し、5-30年債利回りスプレッドはマイナス1.0264%となり、ここ最近はマイナス幅が拡大している。イールドカーブのスティープ化は、7月の雇用統計で賃金の増加が確認されたことなどを背景に、市場で物価上昇がようやく織り込まれつつある可能性があることを示している。また、9月のFOMCでFRBがバランスシートの縮小に着手する見通しであり、市場はこれを織り込み始めている可能性がある。

ユーロ圏債券市場ではイタリア10年債利回りが6週間ぶりの水準に低下。一時1.97%となり、独10年債との利回りスプレッドは1.52%近辺と、年初来で最も狭まった。ECBが7月に規定を大きく上回る規模のイタリア国債を買い入れていたことが背景にある。ECBは加盟国の出資比率に応じて買い入れを行う「キャピタル・キー」規定を設けているが、イタリア中銀によるイタリア国債買い入れ額は、7月は96億ユーロと、規定を15億ユーロ上回り、過去最高となったもよう。6月末のドラギECB総裁の緩和策の縮小発言を受けて、債券売りが強まっていた市場では、徐々にその傾向が薄れており、周辺国国債も比較的底堅く推移している。一方で独10年債利回りは0.48%と小幅に上昇している。ドイツの6月の輸出額は前年同月比0.7%増の1072億ユーロと、伸び率は14%増だった前月から急減速した。EU圏外への輸出が減少したことが原因だった。輸入額は3.6%増の849億ユーロだった。貿易黒字は223億ユーロ。前年同月の黒字は245億ユーロ、前月は220億ユーロだった。6月の経常黒字は236億ユーロで、前年同月の黒字は240億ユーロ、前月は160億ユーロだった。6月の輸出額は前月比では2.8%、輸入額は4.5%でいずれも大幅に落ち込んだ。 上半期の輸出は前年同期比6.1%増の6384億ユーロ、輸入は9.2%増の5160億ユーロだった。貿易黒字は1225億ユーロ(前年同期は1293億ユーロ)、経常黒字は1204億ユーロ(同1344億ユーロ)で、いずれも前年同期から縮小した。

中国の7月の貿易統計(ドル建て)は、輸出が前年同月比7.2%増、輸入が同11.0%増となった。貿易収支は467億4000万ドルの黒字で、1月以来の高水準だった。輸出の伸びは2月以来の低水準で、輸入の伸びは昨年12月以来の低水準だった。中国の貿易は第2四半期末に上向いたが、再び低下トレンドに入った可能性がある。輸入の伸びは今年初め以降、急速に減速しており、内需の低迷を示唆している可能性がある。人民元は対ドルでここ数カ月間大幅上昇し、年初来では3.5%高となっている。一方、7月の輸出と輸入は人民元建てでも伸びが減速しており、それぞれ前年比11.2%増、14.7%増だった。一方、1~7月の対米貿易収支は5.9%増で、1427億5000万ドルの黒字だった。7月の対米貿易収支は252億ドルの黒字と、黒字額は2015年10月以来の高水準を記録した6月の254億ドルからやや縮小した。また、中国税関のデータによると、1─6月の対米貿易黒字は、中国の貿易黒字全体の60%以上を占めた。前年同期は44%だった。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。基本方針は変わらない。夏場の売りが気になる季節になったが、そうなったとしても、長期的な基調が変わるわけではない。万が一下げた場合でも慌てずに、底値からの切り返しを狙って買い増したい。米国の主要企業の業績は堅調さを維持する見通しであり、株高基調は変わらないだろう。米国の雇用と堅調だが、インフレが低調であり、利上げは先送りされることは必至である。これがドル安を招き、企業業績のさらなる積み上げを生むだろう。PERが過去のバブル期に近づいているとの指摘もあるが、そのような水準に近づく過程で株価はバブル化するのであり、本当のバブルはこれからである。また、ヘッジファンドなどがいまだにショートしている。彼らが「ギブアップ宣言」を行い、ロングに転じ、さらに買い終わるまで上げ続けるだろう。それが相場である。ハイテクバブルを思い出すと、今後の株価動向が容易に想像できるだろう。米国株の第一次上昇局面のピークである19年までの上昇を考えると、いまはまだ3合目から4合目あたりと考えられる。上昇基調で手仕舞い売りを出さずに、ポジションを維持しながら、押し目を買う戦略が賢明であろう。

ナスダック指数がバブルに向かっていく途中の8月と9月のパフォーマンスは、98年こそ大きく下げたが、96年、97年、99年は大きく上昇している。また下げた98年も年末までに最終的に急伸している。本物のバブルであれば、乱高下しながらも高値を更新するものである。このような動きを懸念していると、歴史的株高で収益を上げることはできない。投資家は評論家であってはならない。これまで示した過去データという実績をもとに、冷静に判断したうえで投資を行うことが肝要である。繰り返すように、ナスダック指数は年末までに2割超の上昇率になる可能性が高い。現在のインフレ率では利上げは難しく、低金利状態がドル安を誘発し、これが株価を支えるだろう。株価が上昇しやすい万全ともいえる環境が整っていることを理解しておきたい。トムソン・ロイターの調査では、17年の米国の主要企業の収益は前年比11.3%増、18年は同11.8%増と堅調な数値が見込まれている。第2四半期の企業決算の発表がトリガーとなり、株価の上昇基調がさらに強化され、再び上方向の動きが強まることになるだろう。とにかく、目先の動きに振り回されず、現在の強いトレンドから離れないことが肝要である。ちなみにダウ平均の8月の傾向は、過去37回が上昇、29回が下落となっている。12カ月の中では10番目に弱い月で、平均リターンはマイナス0.2%である。また、9月は過去26回が上昇、40回が下落で、12カ月の中で最も弱い月であり、平均リターンはマイナス0.8となっている。確かにこの夏の季節は株価が下げやすい傾向がある。しかし、これをどのように利用するかを考える場合、現在の好業績を考慮すれば、押し目買いの好機として考える以外にないだろう。

トランプ政権の不安定さを指摘する向きもあるが、これは重要な材料ではない。繰り返すが、米国株の長期上昇トレンドはまだ3合目から4合目に入った程度である。繰り返しだが、今のペースで行けば、株価の目先のピークは2019年中になろう。それまでは、ナスダック市場がけん引する「ハイテクバブル2.0」が続くことになると考えている。2000年の「ハイテクバブル1.0」と同様の上昇になれば、今回の「ハイテクバブル2.0」では18000ポイント、つまり現状の約3倍にまで上昇する可能性があると考えられる。両者を比較すると、値動きがきわめて似ている。このくらいの規模感でいまの米国株を見ることができないと、歴史的大相場の乗ることはできない。1986年以降、ナスダック100が年初から6月初めまで20%以上、上昇したケースは9回あるが、6月初め以降年末までの上昇率は平均で13.95%となっている。ちなみに、20%上昇とならなかった年も含めた全体の平均でも7.13%の上昇であり、これから年末までは上昇しやすい傾向がある。また、1986年以降の20%超の上昇で、年末までに下落したのは86年と87年だけであり、残りの7回はすべてプラスとなっている。つまり、年初から6月初めまでに強い上昇基調となっていた年は、年末まで堅調に推移しやすく、特に1990年以降ではすべてのケースで上昇していることになる。このように、7月以降にハイテク株再加速となる可能性がむしろかなり高いといえる。

重要なことは、過去のデータと現在の市場状況を見ながら、「長期的視点に基づいた再現性のある投資戦略」を構築することである。目先の材料で判断しているうちは、良い結果は得られない。米国株は上昇し始めると17年間はそのトレンドが続く傾向がある。今回の上昇トレンド入りは2012年であり、まずはここから8年間上昇し、2019年にピークをつける可能性がある。そこでいったん調整し、再び9年間の上昇に入り、これが2029年まで続くことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%であり、このペースで上昇すれば、2029年には58800ドルになる計算である。「ダウ平均6万ドル」に向けた歴史的大相場が始まっているという意識を持って市場を見ることができるかどうか、これがきわめて重要なポイントである。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できるのが過去の実績でもある。このようなリターンを得ることができるのが米国株の特徴である。米国株を長期的に見ながら、押し目を着実に拾っていくのが株式投資の王道である。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ21130ドル~22540ドル/弱気シナリオ17600ドル~19350ドル

【S&P500:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ2182~2660(17年末2627)/弱気シナリオ1823~2302(17年末1987)

【S&P500:8月の想定レンジ】
強気シナリオ2404~2549/弱気シナリオ1977~2195

【ナスダック指数:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5228~6858(17年末6762)/弱気シナリオ3911~5748(17年末4301)

【ナスダック指数:8月の想定レンジ】
強気シナリオ5791~6272/弱気シナリオ4630~5284

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利の低下余地は乏しいことと、米国株のヘッジである。

【日本株の市況解説・分析】
昨日の日経平均は下落し、2万円を割り込んだ。株価を動かす材料に乏しく、為替が円高に振れたことで2万円を割り込み、そのままさえない展開のまま取引を終えた。ただし、特段の売り材料もなく、下げ渋っている。今週から来週にかけては夏休みシーズンに入ることもあり、動きづらい展開にある。売買代金も低調であり、海外投資家の参加も限定的となっている模様である。こうなると、株価は動きづらいだけでなく、上値が重くなりがちで、株価はじり安になりやすい。また、参加者が少ないと、少量の注文で株価が動きやすいことから、大きく変動する銘柄はむしろ出やすくなる。特に普段から出来高が少ない銘柄を取引する際には注意が必要であろう。財務省の7月の対外・対内証券売買契約によると、外国人投資家による日本株投資は5913億円の取得超で、4カ月連続の買い越しだった。米国株の上昇を背景に、企業業績向上への期待感が高まったことで、日本株にも資金が流入したとみられる。年金基金など日本の機関投資家による対外中長期債投資は4兆4630億円の取得超で、3カ月連続の買い越しだった。フランス大統領選を前に売られた欧州債の買い戻しが続いていることや、米国の金利低下で米国債の買いが進んだことが背景とみられている。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。今日は円高基調や米国株の下落で軟調に推移しよう。一時的に下げ幅が大きくなる可能性もあるが、日本株はすでに相当割安である。「2万円割れは常に買い」のスタンスでよいだろう。また、今日も日銀がETF買いで下値を支えてくれるだろう。繰り返すように、2万円は通過点でしかない。最終的にどの位置を見ているかによって、今の株価水準への対応は違ってくるだろう。円高への懸念度合いによってもそれは変わってくるが、基本的な考えを変える理由はどこにもないだろう。また、トランプ大統領の北朝鮮への発言は相当割り引いて聞くべきである。市場の反応は過剰である。ティラーソン国務長官は対話を模索している。これが本音での米国のスタンスである。これを間違えてはならない。したがって、懸念ではあるが、売り材料視する必要はないとの考えに変わりない。以前から指摘するように、下落を前提に空売りして下げで収益を狙うよりも、それ以上に北朝鮮情勢の悪化を背景とした押し目を買って、戻りを狙うべきである。いずれにしても、日経平均採用銘柄のPERが14倍台と割安圏にあるという事実を注視すれば、すでに買い場にある。株価はいずれ向かうべき方向に行くものであり、買うべき水準もおのずと決まってくるだろう。とにかく、投資機会を逃さないように、早めに対処することが肝要である。為替についても、ドル円が108円を割り込まない限り、企業業績への影響は限られるだろう。世界的に株価は少なくとも2019年半ばまで堅調に推移すると考えられ、日本株もその動きに追随するはずである。これまで通り、企業業績をフォローするようにしたい。まずは15年6月高値の20900円水準を試す動きを確認したい。企業業績という株価形成において最も重要なファンダメンタルズ要因を重視すれば、上昇を見込むのが常識的である。2万円を固めながら、徐々に水準を切り上げていくだろう。8月の強気シナリオのレンジ下限は20720円にまで切り上がってくる。ここに達するのはかなりのハードルではあるが、決して達成できないものではないだろう。

ちなみに、日経平均先物だけでなく、「オプション取引」についても別のメルマガで助言している。下記にも案内がある「日経225オプション」のトレード戦略だが、今年のリターンは非常に良い結果となっている。ちなみに、7月限のオプションは26%のリターン、6月限は11%、5月限は17.2%、4月限は11.1%、3月限は15.3%、2月限は23.4%、1月限は25.2%のリターンと、安定して収益が出ている。これらは月次のリターンであり、年率にすると今年のリターンは100%を優に超えている。ちなみに、8月限は現状では10%のリターンを確保しており、さらに上積みを狙うポジションを構築している。リスクを取りながらも、リターンを目指すオプション取引は、上手くいけば効率よく収益を上げることができる。オプション取引は非常に魅力的な戦略であり、理論を一度覚えてしまえば、永久に実戦に利用できる。ぜひ検討していただければと思う。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ20720円~22315円/弱気シナリオ16045円~18310円

【TOPIX:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1473~1860(17年末1833)/弱気シナリオ1215~1574(17年末1270)

【TOPIX:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1672~1798/弱気シナリオ1300~1453

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。北朝鮮の核小型化成功の報道を受けて、安全資産とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、ドル円は110円台前半に下落した。6月の米求人離職統計(JOLT)では、求人件数が前月比46万1000件増となり、統計開始以来で過去最多の水準を記録。良好な統計を受けて、米長期金利が上昇したことでドルが買い戻され、ドル円は一時110円台後半まで上昇する場面があった。しかし、その後は北朝鮮が核弾頭をミサイル搭載が可能な水準まで小型化することに成功したとの報道で再び安全資産とされる円買いが優勢となった。明日の米卸売物価指数(PPI)および米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見ムードも広がり、ドル円の上値は限定的だった。ユーロドルは下落し、1.18ドルを下回った水準で推移している。一方、トランプ大統領の北朝鮮に関する発言も円買いにつながった。トランプ大統領は、「北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば、炎と猛威に直面することになる」と警告した。ドル円は米国のインフレ指標の軟調さと地政学的リスクから下げやすい地合いにある。今日発表のCPIでインフレが高まっていないことが確認されれば、長期金利の低下からドルが再び売られることになろう。CPIは前年同月比1.6~1.8%上昇を見込んでいる。この程度であれば、ドル円の実勢値は、日米実質金利差から理論値から大きく放れることはないだろう。一方、ポンドは対ユーロで下落し、10カ月ぶりの安値をつけた。7月の英消費支出が3カ月連続で減少したことを受けて、英国経済の先行きに弱気な見方が広がったことが背景にあると考えられる。一方、南アフリカ国民議会(下院、400議席)が8日実施したズマ大統領に対する不信任投票は、与党・アフリカ民族会議(ANC)メンバーが結束して大統領支持に回り、否決された。この投票の結果を受けて、南ア通貨ランドは対ドルで1.5%近く急落した。

【通貨トレード戦略】
ドル円はロングを解消し、新規でショート。再び下向きになっており、109.45円でサポートされるかを確認したい。戻り失敗と判断することになるだろう。109.45円を割り込むと、今年の安値108.11円を試す可能性が高まることになる。要注意というえる状況になりつつある。長期的な下落基調は変わっていないことも理解しておく必要がある。
ユーロ円はロングを解消し、新規でショート。利益確定売りを入れて、ショートとして次の動きを確認したい。いったん下向きになる可能性があり、下げ余地もある。最大で127.50円程度まで調整してもおかしくない。
ユーロドルはロングを継続。ただし、注意が必要になりつつある。1.1680ドルを割り込めば、機械的にいったん利益確定売りを入れたい。
ポンド円は見送り。144円のサポートを割り込んだことから、下向き基調が顕著になっている。ただし、143円でサポートされており、売られすぎの水準にあることから、この水準での新規のショートは見送りたい。
ポンドドルは見送り。下げに転じているが、売られすぎであり、まずは下げ止まりから反発に転じるかを確認したい。
豪ドル円は新規でショート。下げすぎではあるが、基調が弱い。まずはショートにして、下げ止まりの水準を確認したい。
最大で85.50円までの下げになる可能性がある。
豪ドル/米ドルは新規でショート。下げに転じる可能性があり、下げ余地もある。下げると大幅な下げになる可能性があり、要注意であろう。0.7920ドルを回復すれば、買戻しからロングを検討したい。
南アランド/円はロングを維持する。大きく下げているが、崩れてはいない。反発の可能性は十分にある。8.40円を超えると反発基調がより鮮明になろう。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ120.95円~126.50円/弱気シナリオ108.15円~112.50円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ121.60円~127.05円/弱気シナリオ112.90円~118.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0655ドル~1.1110ドル/弱気シナリオ0.9725ドル~1.0195ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ142.50円~149.80円/弱気シナリオ134.85円~142.30円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.2645ドル~1.3145ドル/弱気シナリオ1.1550ドル~1.2090ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ87.80円~92.95円/弱気シナリオ77.80円~83.95円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ0.7470ドル~0.7850ドル/弱気シナリオ0.6750ドル~0.7100ドル

〔COMMODITY MARKET〕「金は反落だが底堅い、原油は続落」
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は反落。2週間ぶりの安値を付けた。市場予想を上回る米求人数を受けて米長期金利が上昇し、ドル高が進んだことが売りにつながった。市場の関心は本日発表の米CPIに向かっている。ここで引き続き軟調な内容になれば、FRBによる追加利上げのペースがさらに遅れるとの見方が強まり、ドルが下落して金相場が押し上げられることになろう。一方、トランプ大統領の北朝鮮に関する発言で時間外取引では買われており、1250ドルではサポートされている。やはり下げにくいと言わざるを得ない。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。基本方針は変わらない。金相場は引き続き堅調に推移するだろう。目先は1250ドルがきわめて堅い状況にある。米雇用統計では、労働市場の堅調さが改めて示されたが、利上げを正当化できる材料は見当たらない。市場における12月のFOMCでの利上げ確率も45%程度しか織り込んでいない。そのため、年内の利上げの可能性は依然として低い状況にある。CPIが軟調であれば、金相場はさらに押し上げられるだろう。また、ここにきて北朝鮮問題が再び懸念材料になっている。安全資産としての買いが入りやすく、結果的に金相場は下げにくくなるだろう。FRBは9月のFOMCで、FRBが保有する約4.5兆ドルの資産の圧縮の10月開始を決めるとみられているが、市場への影響が大きい場合には、政策の変更の可能性もあるだろう。また、実際にインフレ指標が低迷しており、利上げを正当化する理由がないことから、米長期金利は上昇しづらく、その結果、ドルの上昇が見込みづらく状況にある。これはドル建てで取引される金にとってはきわめてポジティブな要因といえる。金相場の下値は堅く、1250ドルを固めながら、再び1275ドル超えを試す展開が想定される。もっとも、重要なことは長期的に見ることである。いまは2019年までの大相場に向かう過程であり、短期的な視点を持つことはきわめて危険である。より大局的に見ていくことが肝要である。材料が整いつつあることは悪くはないが、金については目先の展開を注視しすぎる必要はない。下落場面では金を買いたいと考えている新興国の中銀や投資家は少なくない。インドや中国を中心に宝飾品需要も含めて、下落局面では買い意欲が高まりやすく、金相場は支えられるだろう。8月の押し目では、金をしっかりと拾っておきたいが、今年は下げないかもしれない。ちなみに、8月の強気トレンドのレンジ上限は1303ドルである。1300ドル到達の可能性は十分にあるといえる。いずれにしても、金相場の動向に合わせて売りと買いを繰り返すのは、本来の金投資ではない。資産を保全するという考えに基づいて、金を常に保有しておくことが重要である。スイスのプライベートバンクは、顧客である富裕層に最低でも資産の5%に相当する部分を金で保有することを勧めている。彼らが長年生き残っている所以である。このように、金を含む貴金属への長期的な投資方針が変わることはない。常に金を保有して危機に備えておくのが、金に対する基本的な考え方である。保有コストを下げるためには上値を買わずに、下げたところを買いながら、上昇を待つ姿勢が肝要である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾いたい。一方、繰り返しではあるが、個人的には「パラジウム」に注目している。需給ひっ迫がかなり顕著になっている。下値リスクは小さく、上昇のポテンシャルは相当大きい。余裕資金で少しでも買っておくと、万が一の急騰相場でリターンを確保できるだろう。

【ドル建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【ドル建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1207ドル~1303ドル/弱気シナリオ1048ドル~1110ドル

【円建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ4204円~5022円(17年末4892円)/弱気シナリオ3733円~4511円(17年末3864円)

【円建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ4367円~4650円/弱気シナリオ3999円~4331円

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は堅調に推移。LME在庫はすべて減少した。アルミは急伸し、2000ドルを回復した。他銘柄にかなり遅れていたが、ようやく強い動きになってきた。銅も続伸し、明確に6400ドルを上回ってきた。ニッケルも10750ドルまで上昇し、高値を更新している。亜鉛も2930ドル、鉛も2388ドルまで上昇し、高値を更新した。非鉄相場はきわめて強い動きにある。これまで下落を唱える声が多かったこともあり、意外感があるのだろう。しかし、これまで指摘してきた通りの展開であり、今の動きは全く違和感がない。ようやくあるべき水準に戻してきたにすぎない。一方、ロイターの試算によると、中国の7月の銅・銅製品の輸入は、前年同月比8.3%増の39万トンだった。中国の製造業への懸念は根強いものの、資金調達環境が改善したもよう。前月比では3カ月連続で横ばいだった。1~7月の輸入は15.2%減の262万トン。中国では今年に入り、銅地金の輸入が減っている。ドル建て融資の制限に加え、銅価格の上昇を受けて、安価なスクラップの輸入が増えているもよう。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。基本的な考えは変わらない。ようやくである。いよいよ次のステージに移る時期が来たようである。これまで強気なスタンスを示してきたが、ようやくそれが正しいことが証明された。銅が6400ドルを超えており、このまま長期上昇トレンドは維持されれば、真に強い相場に発展していくだろう。ちなみに、銅の8月の強気トレンドのレンジ下限は6398ドルである。6400ドルをサポートしながらレンジ上限の6930ドルまで上昇しても全く不思議ではない。繰り返しだが、いまの動きはあくまで19年中ごろまで続く上昇相場のスタートラインでしかない。最終的には8000ドルを試すだろうが、いまはその過程でしかない。非鉄市場は今後需給がひっ迫する可能性が高く、市場はこれをこれから織り込み始めるだろう。19年までは、現在の安いロングを維持しながら、押し目を買ってポジションを厚くする戦略が賢明である。現在の非鉄相場が2~3年後に今より安い水準で推移していることは想定しづらい。長期的には需給が改善され、これが価格上昇につながるだろう。非鉄相場には大きな期待をしている。とにかく、長期的に見てくことが肝要である。そして、大きく下げたときに押し目買いを入れるのが鉄則である。下げたときにしっかりと買い、保有コストを下げながら保有し続けることが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄である。銅は年末にかけて7700ドルを目指すとの見方は変えていない。そして、長期的には大相場が到来すると考えている。したがって、少額でもよいので銅を中心に非鉄銘柄をポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ6398ドル~6930ドル/弱気シナリオ4913ドル~5330ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は続落。OPEC加盟国の増産を背景に売りが出た。OPECの原油輸出量は7月に過去最高水準を記録。協調減産の対象外であるナイジェリアとリビアの増産が理由である。OPEC加盟国と非加盟国が開いた専門家会合では、各国の減産順守強化に期待感を示したが、今後の動向を見守ることになる。一方、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、9月に世界 各地への原油供給量を少なくとも日量52万バレル削減する計画であると報じられている。一方、米石油協会(API)が公表した4日までの週の米国内の原油在庫は前週比780万バレル減となった。減少幅は市場予想の270万バレル減を大きく上回った。オクラホマ州クッシングの原油在庫は31万9000バレル増だった。ガソリン在庫は150万バレル増、ディスティレート在庫は15万7000バレル減だった。原油輸入量は日量3万バレル減の760万バレル。OPEC加盟国による7月の原油輸出量は日量2611万バレルと、過去最高水準に達した。7月の増加幅は日量37万バレルで、その大半はナイジェリアが占めた。生産量は26万バレル増だった。中東の加盟国の輸出量は日量1853万バレルから1814万バレルに減少した。サウジアラビア、クウェート、カタールはいずれも減少し、特にサウジの減少が大きく、平均輸出量は日量36万バレル減の同710万バレルだった。サウジは年初来の輸出量が平均で日量726万バレルとなっており、昨年の平均を同30万バレル程度下回っている。しかし、他のOPEC加盟国が生産量に沿って輸出を制限していないことから、供給は需要を上回る状況にある。ロイターによると、サウジは9月の原油供給を少なくとも日量52万バレル削減する方針という。国営サウジアラムコは減産合意を順守するため、アジアの顧客向けは最大で10%削減する方針。また、メジャーや欧州の一部顧客向けは日量22万バレル削減するという。米国向けは総量で110万バレル、中国向けは200万バレル、韓国は200万バレル削減、インドは100万バレル、日本は200万バレルの削減になる見通し。OPEC減産合意では、サウジは日量48万6000バレル削減する必要がある。サウジ以外の産油国が産油量および供給量の削減を順守すれば、原油相場は簡単に上向くだろう。また、米国の産油量の増加ペースが鈍化することで、原油価格は容易に押し上げられるだろう。今後はそのような動きになるものと考えられる。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。方針は変わらない。WTI原油は崩れずに48.65ドルのサポートを維持している。ここをサポートしながら日柄をこなせば、いずれ50ドル超えになろう。目先は49.40ドルを超えることが不可欠だが、超えてしまうと51.20ドル超えでさらに上値を試すことになろう。本日の米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計がトリガーになるかに注目しておきたい。繰り返すが、現在の水準は産油国が必要とする原油価格の水準から相当低い状況にあることに変わりない。60ドルを回復しないと、中立に戻したとの判断にはならない。過去の経験からも、現在のような低価格の状況が長期化するとはとても考えられない。OPECがサウジ主導で動き始めたことや、米国シェールオイルの生産増に限界が見え始めているとの指摘が聞かれ始めていることは、きわめて大きな材料である。需給バランスの改善が確認されることで、原油相場は大きく値を戻すだろう。世界的に石油需要は増加しており、OPEC減産合意も徐々に効いてくる。そのうえで、OPECの追加的な政策を打ち出したことから、一段の相場水準の押し上げが期待できる。このまま夏場に50ドル前後で終わることはないだろう。前述のようなテクニカルポイントをこなしながら、最終的には60ドルを目指すだろう。まずは9月末までは様子を見たい。結局のところ、大手金融機関が軒並み原油見通しを下方修正したときが底値だった。目先の動きで方向性を判断すると、このような結果になる典型的なパターンだったといえるだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ60.87ドル~71.18ドル/弱気シナリオ47.41ドル~54.11ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

9月1日(金)マネックス証券さま・米雇用統計セミナー(WEB)
https://info.monex.co.jp/news/2017/20170502_01.html

9月2日(土)カネツFX証券さまセミナー(名古屋)

9月9日(土)コモフェス(大阪)
http://cfes.jp/

9月10日(日)まぐまぐさま主催セミナー(東京)
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

9月23日(土)コモフェス(東京)
http://cfes.jp/

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

8月10日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

8月24日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

*ラジオ出演予定

8月25日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月7日(木)18:00~18:15 ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」(東京商品取引所さま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月22日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3・第5金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)
サンプル3
【8月8日のトレード戦略】非鉄相場の急伸に気づいているか?
配信日:2017年08月08日 08時20分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

このたび、まぐまぐ様のセミナーに登壇することになりました。

「日米株価の行方を占う」 スペシャルトークセッション まぐまぐ×MONEY VOICE
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

セミナーは有料ですが、ぜひご参加いただければと存じます。

岡三オンライン証券さまでWEBセミナーに出演しています。
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/webseminar

~世界経済と市場を取り巻く構図~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01713kLYnXE4MSTQfa2/
~トランプ政権の政策と金融政策・米国株見通し~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01712AyhfwaKWSTnCAk/
~米国株の特徴と傾向~
http://www.jikiden.co.jp/jms/0171MvA1zUybwSTarAg/

8月18日(金)まで視聴可能です。ぜひご視聴ください。


このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。


〔EQUITY MARKET〕
【米国株・欧米債券市場の市況解説・分析】
米国株は続伸。良好な企業決算を背景に消費関連株などに買いが入った。ダウ平均は9日連続で過去最高値を更新。ナスダック総合指数も上昇した。タイソン・フーズの4~6月期決算は、工場火災の影響で鶏肉部門の収益が悪化したものの、売上高と調整後の1株当たり利益が市場予想を上回ったことから、一時7.0%高まで上昇。他の食品株やスーパーなどの小売株もつれ高となり、消費関連株が全体相場をけん引した。タイソン・フーズは最終的には5.7%高の大幅高で引けた。ウォルマートは1.0%高だった。原油相場が反落したため、エネルギー株には売りが集まったが、むしろインフレ抑制で利上げが遠のくとの思惑になりやすく、株式市場にとってはネガティブではないだろう。市場では、「米国株は最高値を連日更新しているが、 割高感もあり上げ幅は抑えられている。全体として勢いがあるわけではない」との見方もある。このような、現状の株高に対して否定的な見方をする市場関係者が居るからこそ、上昇余地があるとも言える。ただし、市場自体は、米国議会が休会となり、トランプ大統領も夏休み入りしており、さらに好調な企業決算も発表シーズンが終盤に差し掛かっており、取引は低調になっている。また、今週は経済指標の材料も少ないため、売る理由はないものの、買う材料が乏しくなる可能性もある。

トムソン・ロイターの調査によると、S&P500採用企業の17年第2四半期決算は前年同期比12.0%の増益となる見通し。エネルギーセクターを除いた増益率は9.3%の見込み。4日までに500社中420社が第2四半期決算を発表したが、このうち利益が市場予想を上回った企業の割合は72.9%で、長期平均の64%、過去4四半期の平均の71%を上回っている。また、売上高が市場予想を上回った企業の割合は68.5%で、長期平均の59%、過去4四半期平均の56%を上回っている。このように、きわめて強い内容となっている。第3四半期の1株利益については、悪化もしくは市場見通しを下回ると予測している企業は44社、改善もしくは市場見通しを上回ると予測した企業は33社となっている。7~9月期も9.3%増と予想されており、堅調な企業業績が期待されている。S&P500企業の今後4四半期(17年第3四半期~18年第2四半期)の予想PERは17.9倍となっている。

米国債は利回りが低下。主要指標の発表もなく、手掛かり難となる中、取引は低調。市場は週内に実施される国債入札や社債発行に注目しているもよう。10年債利回りは前週末の2.269%から2.258%に低下し、30年債利回りも2.844%から2.835%に低下した。2年債利回りも1.354%と、前週末の1.359%から低下している。一方、イールドカーブはスティープ化しており、5-30年債利回りスプレッドは1.0250%に拡大した。一方で、2―10年債利回りスプレッドは0.9017%に小幅縮小している。7月の米雇用統計は力強い内容だったが、12月の利上げ観測を押し上げるほどではなかった。市場では12月までの利上げの確率を45%しか織り込んでおらず、1カ月前の54%から低下している。現状では原油相場も上昇しておらず、米国のインフレ率は上がらない。年内利上げはかなり難しいといえる。一方、先市場では18年半ばまで利上げを完全に織り込んでいない状態にある。今年のFOMCで投票権を持っていないセントルイス連銀のブラード総裁は講演で、現在の経済指標を踏まえ、「政策金利は短期的に現行水準の維持が適切である公算大きい」とし、追加利上げに慎重な認識を示した。また、コモディティ価格の下落が米国の弱い物価動向に影響している可能性がある」との見解を示した。7月の失業率が4.3%に低下したことは「比較的良好」としたが、「失業率が下がっても、大幅な物価上昇は見込めない」との見通しを改めて示した。そのうえで、「現行の政策金利の水準を短期的には維持することが望ましい」との考えを示した。

ユーロ圏金融・債券市場では利回りが低下した。6月の独鉱工業生産指数が予想外のマイナスとなり、ECBの緩和解除が緩やかなペースにとどまるとの見方が強まった。6月の独鉱工業生産指数は前月比1.1%低下し、市場予想に反して今年初のマイナスとなった。5月は1.2%上昇だった。6月はエネルギーの生産が1.4%上向く一方で、製造業は1.4%低下、建設業も1.0%後退した。これを受けて、独10年債利回りは0.01%ポイント低下の0.46%となり、前週末4日に付けた1カ月ぶりの低水準である0.45%に迫った。イタリア、スペイン、ポルトガルの10年債利回りも0.02%ポイント低下した。これを受けて、イタリアとドイツの10年債利回りスプレッドは1.53%と、年初来の水準に縮小している。現状では金利が上昇する材料がなく、低位安定が見込まれる。株式市場にとってはきわめて良好な環境が続くことになる。一方、8月のユーロ圏投資家センチメント指数は27.7と、7月の28.3から小幅に低下している。センチメント指数は現況指数の伸びに支えられたが、米国経済への懸念やドイツ自動車業界の排ガス不正問題を背景に期待指数は16.0と、7月の19.8から低下した。現況指数は40と、8カ月連続で上昇し、07年11月以来の高水準となった。これらは、経済の勢いがピークを過ぎた可能性を示しており、今後の数値の動きに注意が必要であろう。また米国の投資家センチメント指数は14.1都7月の14.8から低下している。ドイツのセンチメント指数は33.2で、7月の37.5から低下。低下は3カ月連続で、期待指数は12.5から5.75に低下している。

中国の7月末時点の外貨準備高は前月比240億ドル増の3兆0810億ドルと、昨年10月以来、9カ月ぶりの高水準だった。増加は6カ月連続で、増加幅は6月の32億ドルを上回った。規制強化とドル安が資本流出を抑えたとみられている。一方、7月末の金準備高は750億8400万ドルで、6月末の735億8500万ドルから増加した。一方、第2四半期の経常収支は529億ドルの黒字になった。資本・金融収支は529億ドルの赤字だった。上半期の経常収支の速報値は712億ドルの黒字で、資本・金融収支は136億ドルの赤字だった。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。基本方針は変わらない。ダウ平均がけん引しているが、全体的に堅調さを維持している。これからは、主要な材料が不足し、上値が抑えられる可能性がある。利食い売りが出る可能性があるが、それはあくまで投資家行動であり、企業業績とは関係ない。上述のように、今後も米国の主要企業の業績は堅調さを維持する見通しである。株高基調を支えることになるだろう。米国の雇用と堅調だが、インフレが低調であり、利上げは先送りされることになる。低金利状態の長期化は、株価には最高の投資環境を提供してくれる。PERが過去のバブル期に近づいているとの指摘もあるが、そのような水準に近づく過程で株価はバブル化するのであり、本当のバブルはこれからである。目先の動きで「米国株は暴落する」などと根拠もなく解説する向きが増えている。このようなときは、まだ上がる。彼らが「ギブアップ宣言」を行い、強気に転じるまで上がるだろう。その意味でも、まだまだ米国株の上昇は続く。株価は最終的には企業業績に収斂する。その業績が傾くまでは、何も心配する必要はない。一部のヘッジファンドは引き続きショートを積み上げている。しかし、すでに相当の損失を抱えているだろう。彼らが上昇に耐えるほど、売りを積み上げるほど、株価は上がっていく。そして、買戻しでさらに上がり、さらに彼らがロングに転じることでさらに上がる。これがハイテクバブルの時に起きた現象である。その意味でも、米国株の第一次上昇局面のピークである19年までの上昇を考えると、いまはまだ3合目から4合目あたりであろう。8月から9月は下げやすいものの、それはあくまで目先の動きである。そのような目先の動きでポジションを動かしていれば、本物の投資はできない。いまの上昇基調で手仕舞い売りを出さずに、ポジションを維持しながら、押し目を買う戦略が賢明であろう。

ナスダック指数がバブルに向かっていく途中の8月と9月のパフォーマンスは、98年こそ大きく下げたが、96年、97年、99年は大きく上昇している。また下げた98年も年末までに最終的に急伸している。本物のバブルであれば、乱高下しながらも高値を更新するものである。このような動きを懸念していると、歴史的株高で収益を上げることはできない。投資家は評論家であってはならない。これまで示した過去データという実績をもとに、冷静に判断したうえで投資を行うことが肝要である。繰り返すように、ナスダック指数は年末までに2割超の上昇率になる可能性が高い。現在のインフレ率では利上げは難しく、低金利状態がドル安を誘発し、これが株価を支えるだろう。株価が上昇しやすい万全ともいえる環境が整っていることを理解しておきたい。トムソン・ロイターの調査では、17年の米国の主要企業の収益は前年比11.3%増、18年は同11.8%増と堅調な数値が見込まれている。第2四半期の企業決算の発表がトリガーとなり、株価の上昇基調がさらに強化され、再び上方向の動きが強まることになるだろう。とにかく、目先の動きに振り回されず、現在の強いトレンドから離れないことが肝要である。ちなみにダウ平均の8月の傾向は、過去37回が上昇、29回が下落となっている。12カ月の中では10番目に弱い月で、平均リターンはマイナス0.2%である。また、9月は過去26回が上昇、40回が下落で、12カ月の中で最も弱い月であり、平均リターンはマイナス0.8となっている。確かにこの夏の季節は株価が下げやすい傾向がある。しかし、これをどのように利用するかを考える場合、現在の好業績を考慮すれば、押し目買いの好機として考える以外にないだろう。

トランプ政権の不安定さを指摘する向きもあるが、これは重要な材料ではない。繰り返すが、米国株の長期上昇トレンドはまだ3合目から4合目に入った程度である。繰り返しだが、今のペースで行けば、株価の目先のピークは2019年中になろう。それまでは、ナスダック市場がけん引する「ハイテクバブル2.0」が続くことになると考えている。2000年の「ハイテクバブル1.0」と同様の上昇になれば、今回の「ハイテクバブル2.0」では18000ポイント、つまり現状の約3倍にまで上昇する可能性があると考えられる。両者を比較すると、値動きがきわめて似ている。このくらいの規模感でいまの米国株を見ることができないと、歴史的大相場の乗ることはできない。1986年以降、ナスダック100が年初から6月初めまで20%以上、上昇したケースは9回あるが、6月初め以降年末までの上昇率は平均で13.95%となっている。ちなみに、20%上昇とならなかった年も含めた全体の平均でも7.13%の上昇であり、これから年末までは上昇しやすい傾向がある。また、1986年以降の20%超の上昇で、年末までに下落したのは86年と87年だけであり、残りの7回はすべてプラスとなっている。つまり、年初から6月初めまでに強い上昇基調となっていた年は、年末まで堅調に推移しやすく、特に1990年以降ではすべてのケースで上昇していることになる。このように、7月以降にハイテク株再加速となる可能性がむしろかなり高いといえる。

重要なことは、過去のデータと現在の市場状況を見ながら、「長期的視点に基づいた再現性のある投資戦略」を構築することである。目先の材料で判断しているうちは、良い結果は得られない。米国株は上昇し始めると17年間はそのトレンドが続く傾向がある。今回の上昇トレンド入りは2012年であり、まずはここから8年間上昇し、2019年にピークをつける可能性がある。そこでいったん調整し、再び9年間の上昇に入り、これが2029年まで続くことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%であり、このペースで上昇すれば、2029年には58800ドルになる計算である。「ダウ平均6万ドル」に向けた歴史的大相場が始まっているという意識を持って市場を見ることができるかどうか、これがきわめて重要なポイントである。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できるのが過去の実績でもある。このようなリターンを得ることができるのが米国株の特徴である。米国株を長期的に見ながら、押し目を着実に拾っていくのが株式投資の王道である。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ21130ドル~22540ドル/弱気シナリオ17600ドル~19350ドル

【S&P500:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ2182~2660(17年末2627)/弱気シナリオ1823~2302(17年末1987)

【S&P500:8月の想定レンジ】
強気シナリオ2404~2549/弱気シナリオ1977~2195

【ナスダック指数:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5228~6858(17年末6762)/弱気シナリオ3911~5748(17年末4301)

【ナスダック指数:8月の想定レンジ】
強気シナリオ5791~6272/弱気シナリオ4630~5284

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利の低下余地は乏しいことと、米国株のヘッジである。

【日本株の市況解説・分析】
昨日の日経平均は2万円台を回復。好業績銘柄を積極的に買う動きが継続した。ドル高・円安や米国株高も上昇を後押しした。今週から夏休みシーズンに入っており、徐々に市場は閑散になっていくものと思われる。その中で材料を探そうと思えば、良好な決算内容の銘柄に資金が向かうことになるだろう。循環的に買いが入っているが、このような動きが続くことで、主力株の下値が徐々に切り上がり、結果的に指数が押し上げられると考えられる。すでに株価の底堅さは明白であるだけに、あとは上値を追う勢いがつくかどうかだけであろう。夏場にそのような活況になることは期待しづらいが、とにかく今は次の上昇への明確なサインは出るのを待つ期間であると割り切りたい。ただし、値動きを見る限り、かなりエネルギーがたまっている感じがしなくもない。もちろん、それは上昇へのエネルギーである。週末のSQ通過が上昇基調への明確な転換のトリガーになる可能性もあるだろう。

6月の景気動向指数は足元の景気を示す一致指数が117.2と前月比1.4ポイント上昇し、2カ月ぶりに上昇した。一致指数から機械的に判断する景気の基調判断は「改善を示している」で、9カ月連続で据え置いた。一致指数のうち、「鉱工業用生産財出荷指数」や「耐久消費財出荷指数」など5指標が改善し、悪化したのは「商業販売額(卸売業)」と「商業販売額(小売業)」だった。先行指数は106.3で、前月比1.6ポイント上昇し、2カ月連続の上昇となった。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。今日もドル円の堅調さ米国株の上昇で、2万円を維持するだろう。ここを維持して、しっかりとしてくれば、市場参加者の大半が想定していないような上放れとなる可能性もあるだろう。繰り返すように、2万円は通過点でしかなく、2万円割れは常に押し目買いである。とにかく、円安を期待して日本株を買うという発想はやめるべきであろう。為替は将来的にはいずれ円高になるため、それを大前提とした対応が必要である。残念なのは、市場参加者が為替を気にしすぎていることである。早く為替離れをして、企業業績に目を向けた対応をすべきであろう。こうなってくると、夏場の円高と株価下落リスクが気になるが、下げれば日銀のETF買いが支えてくれる。悲観的になる必要はないだろう。夏場のショックは15年のトラウマであり、当時と状況が同じわけではない。過度に悲観的な見方や評論家のネガティブな発言に惑わされないようにしたい。押し目を買いたいと考えている投資家の方が多いため下値も堅い。北朝鮮のミサイル発射への懸念も消えないが、これも気にし過ぎていても仕方がない。以前から指摘するように、下落を前提に空売りして下げで収益を狙うよりも、それ以上に北朝鮮情勢の悪化を背景とした押し目を買って、戻りを狙うべきである。いずれにしても、日経平均採用銘柄のPERが14倍台と割安圏にあるという事実を注視すれば、すでに買い場にある。株価はいずれ向かうべき方向に行くものであり、買うべき水準もおのずと決まってくるだろう。とにかく、投資機会を逃さないように、早めに対処することが肝要である。為替についても、ドル円が108円を割り込まない限り、企業業績への影響は限られるだろう。世界的に株価は少なくとも2019年半ばまで堅調に推移すると考えられ、日本株もその動きに追随するはずである。これまで通り、企業業績をフォローするようにしたい。まずは15年6月高値の20900円水準を試す動きを確認したい。企業業績という株価形成において最も重要なファンダメンタルズ要因を重視すれば、上昇を見込むのが常識的である。2万円を固めながら、徐々に水準を切り上げていくだろう。8月の強気シナリオのレンジ下限は20720円にまで切り上がってくる。ここに達するのはかなりのハードルではあるが、決して達成できないものではないだろう。

ちなみに、日経平均先物だけでなく、「オプション取引」についても別のメルマガで助言している。下記にも案内がある「日経225オプション」のトレード戦略だが、今年のリターンは非常に良い結果となっている。ちなみに、7月限のオプションは26%のリターン、6月限は11%、5月限は17.2%、4月限は11.1%、3月限は15.3%、2月限は23.4%、1月限は25.2%のリターンと、安定して収益が出ている。これらは月次のリターンであり、年率にすると今年のリターンは100%を優に超えている。ちなみに、8月限は現状では10%のリターンを確保しており、さらに上積みを狙うポジションを構築している。リスクを取りながらも、リターンを目指すオプション取引は、上手くいけば効率よく収益を上げることができる。オプション取引は非常に魅力的な戦略であり、理論を一度覚えてしまえば、永久に実戦に利用できる。ぜひ検討していただければと思う。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ20720円~22315円/弱気シナリオ16045円~18310円

【TOPIX:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1473~1860(17年末1833)/弱気シナリオ1215~1574(17年末1270)

【TOPIX:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1672~1798/弱気シナリオ1300~1453

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は小動き。米雇用統計は堅調だったが、物価に関する重要な経済指標の発表待ちの状況で材料不足だった。ドル円は110円台後半でこう着状態が続いた。7月の雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門の就業者数が好調の目安とされる20万人増を2カ月連続で上回り、失業率も16年ぶりの低水準に改善した。労働市場の堅調さはすでに自明であり、これ以上の改善があっても、市場への影響は限定的になりやすい。インフレ指標の一つである平均時給の伸び悩みもドル買いを促すには力不足であり、FRBが想定する年内あと1回の利上げの可能性はきわめて低いといえる。この日の米長期金利は低下しており、ドルの上値は重くなりやすい。10年債利回りは前週末の2.269%から2.258%に低下し、30年債利回りも2.844%から2.835%に低下した。2年債利回りも1.354%と、前週末の1.359%から低下している。市場では10日発表の米卸売物価指数(PPI)、11日発表の米消費者物価指数(CPI)に注目している。しかし、現状の原油相場の状況では、CPIの伸びは限定的であろう。本来はCPIが上昇し、金利が上昇しなければドルが下落するが、いまは金利が上昇していないため、CPIが上昇しなくてもドルは下げやすい状況にある。ドル円は膠着しているが、ドル自体の上値はすでに重くなっている。ドル指数は0.1%安の93.449となり、ユーロドルも1.179ドルと下げ渋りえJ、節目の1.18ドルをうかがう状況にある。6月のドイツ鉱工業生産が予想外のマイナスとなったことはユーロ安につながっていない。一方、ポンドは対ユーロで10カ月ぶりの安値まで下落した。イングランド銀行(BOE)が過去最低金利を継続する一方、ECBの政策は引き締め方向に進むとの見方が想定的なポンド安につながっている。

【通貨トレード戦略】
ドル円はロングを維持。ただし、超短期ベースである。繰り返すが、基本は戻り売りであり、あえてロングにする必要はない。最大で111.35円まで戻せば、その時点で手仕舞いである。112円まで戻すことはないだろう。長期的な下落基調は変わっておらず、いずれ下向きに転じることになる。その前の戻りを試す局面との認識である。戻り一杯となり、下げに転じた時点でショートにすることになろう。その前提で今の市場を見ていくことが肝要である。
ユーロ円はロングを継続。ただし、徐々に上値が重くなっており、警戒は必要であろう。下落余地も大きく、下げに転じると大きくなることだけは間違いない。130円を明確に下回れば、少なくとも手仕舞い売りを行うようにしたい。
ユーロドルはロングを継続。辛うじて下げ渋っており、これで1.1820ドルを超えると、再び上昇に向かいやすい。とはいえ、下げ余地はあるため、要注意である。1.1665ドルを割り込めば、手仕舞い売りを入れるようにしたい。
ポンド円は見送り。144円のサポートで支えられている。これを割り込めばショートにするが、サポートされて反発すれば、むしろロングが有効となる。下げ余地も小さくなっており、144.80円を超えるとロングを検討したい。
ポンドドルは見送り。1.3050ドルを辛うじて維持しており、基調は維持されている。下げ余地も小さくなっており、これで反発に転じれば、上値を追えるだろう。1.3090ドルを超えると、その動きが明確になろう。その時点でロングを検討したい。
豪ドル円は見送り。ただし、売られすぎから反発に向かう動きにある。87.75円を超えたところでロングとしたい。
豪ドル/米ドルは見送り。ただし、下値余地が小さくなっており、反発の可能性がある。0.7930ドルを超えた段階でロングを検討したい。ただし、0.7910ドルを明確に下回ると、下落リスクが高まるため、その場合にはショートを検討したい。
南アランド/円はショートを買戻し、新規でロングにする。下値からの切り返しの動きにあり、上値を試しやすい。8.4円を明確に超えると、その基調がさらに強まるだろう。その場合には、再び8.5円を回復する可能性は十分にある。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ120.95円~126.50円/弱気シナリオ108.15円~112.50円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ121.60円~127.05円/弱気シナリオ112.90円~118.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0655ドル~1.1110ドル/弱気シナリオ0.9725ドル~1.0195ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ142.50円~149.80円/弱気シナリオ134.85円~142.30円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.2645ドル~1.3145ドル/弱気シナリオ1.1550ドル~1.2090ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ87.80円~92.95円/弱気シナリオ77.80円~83.95円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ0.7470ドル~0.7850ドル/弱気シナリオ0.6750ドル~0.7100ドル

〔COMMODITY MARKET〕「金は横ばい、原油は下落」
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場はほぼ横ばい。下げ渋っている。ややドル安の動きだったが、金市場の反応は鈍い。高値からの下落で下値を固める動きにあり、1250ドルで下げ止まっていることから、この動きが完了すれば上向きになりやすい地合いにあるといえる。ドル安基調に変化はなく、徐々にドル安が意識され、ドル建て金相場の割安感が相場を押し上げることになるだろう。11日の米CPIの動きに注目が集まるが、原油相場が低迷しているため、大幅な上昇は期待しづらい。市場では、米雇用統計が堅調だったことから、ドル高を見込む動きもあるようだが、年内利上げ確率は依然として5割を下回っており、現時点では極めて難しい情勢にある。原油相場が大幅に上昇しない限り、利上げは困難であることを理解しておく必要がある。米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、「米国の労働市場が改善し続けても、インフレが大幅に上昇しそうにないため、FRBは政策金利を当面据え置く可能性がある」としている。当然の理解であろう。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。基本方針は変わらない。金相場は引き続き堅調に推移するだろう。米雇用統計では、労働市場の堅調さが改めて示されたが、利上げを正当化できる材料は見当たらない。市場における12月のFOMCでの利上げ確率も45%程度しか織り込んでいない。そのため、年内の利上げの可能性は依然として低い状況にある。市場の見方はあまりに短絡的すぎる。FRBは9月のFOMCで、FRBが保有する約4.5兆ドルの資産の圧縮の10月開始を決めるとみられているが、市場への影響が大きい場合には、政策の変更の可能性もあるだろう。また、実際にインフレ指標が低迷しており、利上げを正当化する理由がないことから、米長期金利は上昇しづらく、その結果、ドルの上昇が見込みづらく状況にある。これはドル建てで取引される金にとってはきわめてポジティブな要因といえる。金相場の下値は堅く、1250ドルを固めながら、再び1275ドル超えを試す展開が想定される。もっとも、重要なことは長期的に見ることである。いまは2019年までの大相場に向かう過程であり、短期的な視点を持つことはきわめて危険である。より大局的に見ていくことが肝要である。材料が整いつつあることは悪くはないが、金については目先の展開を注視しすぎる必要はない。トランプ政権への懸念も材料視されているようだが、材料で金相場を判断するのは、できればやめるべきである。とはいえ、安全資産としての需要は根強いようである。しかし、繰り返すように、金は資産としての価値をしっかりとみていくべきである。さらに、下落場面では金を買いたいと考えている新興国の中銀や投資家は少なくない。インドや中国を中心に宝飾品需要も含めて、下落局面では買い意欲が高まりやすく、金相場は支えられるだろう。8月の押し目では、金をしっかりと拾っておきたいが、今年は下げないかもしれない。ちなみに、8月の強気トレンドのレンジ上限は1303ドルである。1300ドル到達の可能性は十分にあるといえる。いずれにしても、金相場の動向に合わせて売りと買いを繰り返すのは、本来の金投資ではない。資産を保全するという考えに基づいて、金を常に保有しておくことが重要である。スイスのプライベートバンクは、顧客である富裕層に最低でも資産の5%に相当する部分を金で保有することを勧めている。彼らが長年生き残っている所以である。このように、金を含む貴金属への長期的な投資方針が変わることはない。常に金を保有して危機に備えておくのが、金に対する基本的な考え方である。保有コストを下げるためには上値を買わずに、下げたところを買いながら、上昇を待つ姿勢が肝要である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾いたい。一方、繰り返しではあるが、個人的には「パラジウム」に注目している。需給ひっ迫がかなり顕著になっている。下値リスクは小さく、上昇のポテンシャルは相当大きい。余裕資金で少しでも買っておくと、万が一の急騰相場でリターンを確保できるだろう。

【ドル建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【ドル建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1207ドル~1303ドル/弱気シナリオ1048ドル~1110ドル

【円建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ4204円~5022円(17年末4892円)/弱気シナリオ3733円~4511円(17年末3864円)

【円建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ4367円~4650円/弱気シナリオ3999円~4331円

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場は堅調に推移。LME在庫はニッケルが増加したが、それ以外は減少した。アルミは急伸。1910ドルで下げ渋っていたが、この日は急上昇し、1973ドルまで上げている。銅も上昇し、とうとう重要な節目の6400ドルを超えてきた。これはきわめて重要な動きである。ニッケルは反発し、高値を維持している。亜鉛は2873ドルまで上昇し、高値を更新した。鉛も反発し、高値を更新した。これらの動きを見る限り、非鉄相場は再び新たな水準に切り上げているといえる。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。基本的な考えは変わらない。いよいよ次のステージに移る時期が来たようである。すぐにそのような動きになるかは不明ではあるが、基本的には時間の問題である。これまで強気なスタンスを示してきたが、ようやくそれが正しいことが証明されつつあるといえる。これで銅が6400ドルを維持できれば、象徴的な動きになるだろう。そして、そのまま長期上昇トレンドは維持され、真に強い相場に発展していくだろう。ちなみに、銅の8月の強気トレンドのレンジ下限は6398ドルである。6400ドルをサポートしながらレンジ上限の6930ドルまで上昇しても全く不思議ではない。いまの動きはあくまで19年中ごろまで続くとみているスタートラインでしかない。最終的には8000ドルを試すだろうが、いまはその過程でしかない。これからは売りづらくなるため、下値余地もなくなってくる。安値も切り上がってくるだろう。非鉄市場は今後需給がひっ迫する可能性が高く、市場はこれをこれから織り込み始めるだろう。19年までは、現在の安いロングを維持しながら、押し目を買ってポジションを厚くする戦略が賢明である。現在の非鉄相場が2~3年後に今より安い水準で推移していることは想定しづらい。長期的には需給が改善され、これが価格上昇につながるだろう。非鉄相場には大きな期待をしている。とにかく、長期的に見てくことが肝要である。そして、大きく下げたときに押し目買いを入れるのが鉄則である。下げたときにしっかりと買い、保有コストを下げながら保有し続けることが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄である。銅は年末にかけて7700ドルを目指すとの見方は変えていない。そして、長期的には大相場が到来すると考えている。したがって、少額でもよいので銅を中心に非鉄銘柄をポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ6398ドル~6930ドル/弱気シナリオ4913ドル~5330ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は軟調の推移。OPEC主導の協調減産参加を免除されているリビアで最大規模のシャララ油田からの供給が加速していることが材料視されたようである。市場では、依然としてOPEC主導の協調減産に懐疑的な見方がある。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国では産油国の専門家会合が開催されているが、新たな材料が出てくるかに市場は注目している。最近のOP ECの増産は、リビアとナイジェリアの生産回復によるものであり、やはりこれらの国の生産量の頭打ちがないと、原油相場は上昇に向かいづらいだろう。米国では石油掘削リグ稼働数が減少したものの、産油量は7月28日までの週で日量943万バレルと、15年8月以来の高水準にあり、これも相場の上値を抑えやすいといえる。モルガン・スタンレーは、10~12月に産油量が前年同期から日量90万バレル伸びると予想し、従来の増加幅予想である86万バレルを上方修正している。依然として弱気な見方が多いようである。一方、ゴールドマン・サックスは、5~6月のデータを集計した結果、世界の原油需要は堅調な経済成長を背景になお力強いとの見方を示している。ゴールドマンは、世界需要の52%を占める米国、日本、インド、中国、韓国、ブラジル、メキシコ、スペイン、フランスのデータによると、6月の世界需要は前年比日量154万バレル増加したと推計した。
また、今年第2四半期の原油需要は日量181万バレル増加したとみられ、原油価格が前年比で上昇しているにもかかわらず、需要の伸びは従来予想の日量155万バレルを上回ったとしている。ゴールドマンは、下半期の需要は日量160万バレル増加すると予想。そのうえで、今年のブレント原油は52ドルで、世界の実質GDPは3.7%増を見込んでいる。一方、米国では石油精製会社の利ざやの縮小が続く可能性が指摘されている。ベネズエラなどからの重質原油の供給が減少から、複数の石油精製会社はコスト高だが精製が容易な軽質スイート原油にシフトしているという。今後は石油精製会社がコストを製品に転嫁すれば、ガソリン価格が上昇する可能性があることを意味する。主要石油精製会社は決算会見で、軽質原油の精製を増やしているとしている。また、エクソンモービルも湾岸プラントで軽質原油の精製を増やしているという。石油精製会社はすでにマージンにおいて大きな影響を受けており、第3四半期も影響を受けるとみられている。第4四半期以降にベネズエラからの輸入が制限されるような事態になれば、さらにマージンは圧迫されることになる。そうなれば、石油製品価格の上昇がより顕著になり、これを受けて原油相場にも上昇圧力が掛かることになりそうである。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。方針は変わらない。WTI原油は崩れずに48.65ドルのサポートを維持していれば、反発の可能性が維持される。これで49.40ドルを超えると、上昇に勢いがつく。今週はその意味ではかなり重要な週になりそうである。相場が上手く立ち上がり、51.20ドルを明確に上抜けると、状況は一変するだろう。現在の水準は、産油国が必要とする原油価格の水準から相当低い状況にあることに変わりない。60ドルを回復しないと、中立に戻したとの判断にはならない。過去の経験からも、現在のような低価格の状況が長期化するとはとても考えられない。OPECがサウジ主導で動き始めたことや、米国シェールオイルの生産増に限界が見え始めているとの指摘が聞かれ始めていることは、きわめて大きな材料である。需給バランスの改善が確認されることで、原油相場は大きく値を戻すだろう。世界的に石油需要は増加しており、OPEC減産合意も徐々に効いてくる。そのうえで、OPECの追加的な政策を打ち出したことから、一段の相場水準の押し上げが期待できる。このまま夏場に50ドル前後で終わることはないだろう。前述のようなテクニカルポイントをこなしながら、最終的には60ドルを目指すだろう。まずは9月末までは様子を見たい。結局のところ、大手金融機関が軒並み原油見通しを下方修正したときが底値だった。目先の動きで方向性を判断すると、このような結果になる典型的なパターンだったといえるだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ60.87ドル~71.18ドル/弱気シナリオ47.41ドル~54.11ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

9月1日(金)マネックス証券さま・米雇用統計セミナー(WEB)
https://info.monex.co.jp/news/2017/20170502_01.html

9月2日(土)カネツFX証券さまセミナー(名古屋)

9月9日(土)コモフェス(大阪)
http://cfes.jp/

9月10日(日)まぐまぐさま主催セミナー(東京)
https://t.livepocket.jp/e/nnskh

9月23日(土)コモフェス(東京)
http://cfes.jp/

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

8月10日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

8月24日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/


*ラジオ出演予定

8月25日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月7日(木)18:00~18:15 ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」(東京商品取引所さま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3・第5金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)
サンプル4
【8月7日のトレード戦略】夏場のクラッシュは来るのか?
配信日:2017年08月07日 08時13分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。


岡三オンライン証券さまでWEBセミナーに出演しています。
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/webseminar

~世界経済と市場を取り巻く構図~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01713kLYnXE4MSTQfa2/
~トランプ政権の政策と金融政策・米国株見通し~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01712AyhfwaKWSTnCAk/
~米国株の特徴と傾向~
http://www.jikiden.co.jp/jms/0171MvA1zUybwSTarAg/

8月18日(金)まで視聴可能です。ぜひご視聴ください。


このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

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ぜひご覧ください。


〔EQUITY MARKET〕
【米国株・欧米債券市場の市況解説・分析】
米国株はダウ平均が続伸し、8日連続で過去最高値を更新した。ナスダック総合指数も上昇した。米雇用統計の良好な結果を 好感した買いが入った。7月の雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが前月比20万9000人増と、市場予想の18万3000人増を上回る堅調な結果となった。これにより、景気の先行きに対する期待感が強まり、買いが優勢となった。雇用統計の結果を受けて、FRBが9月に資産縮小を決定するとの観測が一段と高まったもようで、長期金利の上昇に伴う利ざや改善への期待からバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)など大手金融株が買われた。バンカメが2.4%高、ゴールドマン・サックスが2.6%高、モルガン・スタンレーが1.7%高、JPモルガン・チェースが1.3%高だった。また、主力IT銘柄のフェイスブックは0.6%高、アップルは0.5%高だった。ダウ平均の連日の高値更新を演出した米主要企業の17年4~6月期決算の発表はほぼ一巡したが、トムソン・ロイターによると、主要企業の純利益は前年同期比12.0%増と2ケタ増益が見込まれる。市場では、アップルやフェイスブックなど主力IT銘柄への高値警戒感を指摘する声が聞かれるが、一方で出遅れ感のある銘柄など好業績企業を物色する動きが続く可能性が高いとみられている。

7月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比20万9000人増だった。前月の23万1000人増(改定)から伸びはやや減速したものの、好調の目安とされる増加幅の20万人を2カ月連続で上回った。失業率は4.3%と前月から0.1ポイント低下した。労働市場の堅調さを改めて示されたといえる。市場予想は、就業者数が18万3000人増、失業率が4.3%だった。5月の就業者数は下方修正された一方、6月は引き上げられた。物価動向の先行きを示す数値として注目される平均時給は26.36ドルと前月比0.09ドル増。前年同月比では2.5%増加した。前月比では0.09ドル(0.3%)増と、伸びは前月の0.2%増から加速し、5カ月ぶりの大きさとなった。週平均労働時間は34.5時間と横ばいだった。働く意欲のある人の多さを示す労働参加率は62.9%で前月比0.1ポイント上昇。半年以上の長期失業者は増加し、フルタイム勤務を望みながらパートしか職が見つからない人は減少した。

トランプ大統領が1月に就任してからの新規就業者数が延べ100万人を突破した。雇用創出を最重視するトランプ氏には大きなアピール材料といえる。雇用拡大につながる持続的な経済成長は後押しするとみられるが、一方で税制改革やインフラ投資の進捗が見られず、状況は不透明なままである。米国の月次の農業以外の就業者数は、景気好調の目安とされる20万人を2カ月連続で超え、政権発足から7月までの半年間で計107万4000人に達した。トランプ大統領は「雇用拡大は始まったばかりだ」とツイッターに書き込んでいるが、好調な労働市場がトランプ政策の成果と判断するのは早計であろう。医療保険制度改革(オバマケア)代替や税制改革、インフラ投資計画など、公約に掲げた政策はすべて空回りしており、実現のめどは立っていない。現在の雇用は低金利に支えられた循環的な景気回復の側面が強い。米国経済をけん引する個人消費は、新車販売が7カ月連続で前年割れとなるなど、懸念もみられる。また、夏場以降は政府債務の上限引き上げや予算など景気への影響が大きい課題に直面する。雇用情勢に変化がみられるようだと、市場の懸念はさらに高まる可能性が高い

6月の貿易収支の赤字額は前月比5.9%減の436億4200万ドルで、金額ベースでは16年10月以来の少なさだった。輸出が2年半ぶりの高水準に達し、赤字額が減った。6月のインフレ調整後の貿易赤字は610億2300万ドル。5月は628億0300万ドルだった。モノの実質輸出が1269億0600万ドルと過去最高水準だった。石油の輸出が過去最高水準となったことで全体水準を押し上げた。6月は輸出総額が1.2%増の1943億7400万ドルと、14年12月以来の高水準だった。中国への輸出は4.7%減だった。輸入総額は0.2%減の2380億1700万ドルだった。産業用資材と原料の輸入が減った。中国からの輸入は1.2%増で、対中貿易赤字は3.1%増の325億8200万ドルだった。モノの取引に限った対日貿易赤字は前月比3.9%減の56億ドルだった。赤字の多くを占める自動車関連は拡大したものの、全体では2カ月ぶりに赤字幅が縮小した。対日貿易赤字のうち、自動車関連は1.5%増の40億7200万ドル、対中赤字は全体で3.1%増の326億ドルと、4カ月連続で拡大した。

米国家経済会議(NEC)のコーン委員長は、トランプ政権が取り組む税制改革に関して、「法人税率を少なくとも先進国平均の約23%に下げることを目指す」と発言。これは現行の35%を下回るが、政権が当初掲げた15%に大きく届かない水準となる。また、「税制改革の実現が最優先の政策課題」と強調し、見通しについては「8月を通して、議会共和党執行部と協議し、初秋に改革案ができることを期待している」とした。コーン委員長は、「経済成長率3%を達成する上で、法人税率引き下げは重要だ」とし、「現行の35%は経済協力開発機構(OECD)平均の23%より高く、米国は競争できない」との認識を示した。トランプ政権は4月に法人税率の15%への引き下げを盛り込んだ税制改革案を公表したが、法案作成を担う上院財政委員会のハッチ委員長(共和党)は先月末に「25%以下に下げるのは奇跡的」と、厳しい見方を示している。

米国債は利回りが上昇。10年債利回りは前日の2.23%から2.26%に上昇した。堅調な7月の雇用統計に加え、国家経済会議(NEC)のコーン委員長の法人減税に関する発言を受けて、安全資産とされる米国債の投資妙味が低下した。米雇用統計は堅調だったが、平均時給の伸びが顕著だったことから、FRBが想定する年内あと1回の利上げや、9月と見込まれる資産縮小開始の判断にはプラスの材料になるとの見方が市場にある。しかし、市場における12月の利上げ確率は45%織り込んだ水準であり、年内の利上げは困難な状況は変わっていない。原油価格が上昇しない限り、年内利上げは難しいだろう。ただし、9月のFOMCではFRBが保有する資産の圧縮を決定し、10月から圧縮が開始されることになろう。そこで金利が上昇するようであれば、FRBは利上げができず、資産圧縮方法の見直しを迫られることになろう。一方、90年代の株高に警鐘を鳴らしたことで知られるグリーンスパン元FRB議長は、「現在の金利水準は異常に低い」とし、債券相場の過熱を警告した。相場が崩れ始めれば「動きは急激になろう」と、強い警戒感を示した。グリーンスパン氏は米国債利回りについて、「今ほど低かったことはない」と指摘し、相場が崩れるタイミングは分からないとしつつも、「1800年にさかのぼってチャートを見ても、現在の低金利は際立っている」との認識を示した。グリーンスパン氏はFRB議長時代に、金融市場との巧みな対話で相場に大きな影響を与え、「マエストロ(名指揮者)」と呼ばれた。議長だった96年に、上昇する株式相場について「根拠なき熱狂」と発言し、バブルを警告した。しかし、株価はその後3年以上にわたって上昇した。また、ハイテクバブル以降は低金利政策を導入し、景気拡大に寄与したが、その後のサブプライムローン問題を醸成したとの批判が強く、87年8月から06年1月と超長期にわたってFRB議長を務めたものの、晩節を汚したと評価されている。

ユーロ圏金融・債券市場では、独連邦債利回りが低下。昨年の米大統領選へのロシアの干渉疑惑に関して、大陪審が召集されたことを受けて、安全資産に対する需要が膨らんだ。トランプ大統領の長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が昨年6月にロシア人弁護士と面会した件で、大陪審が召喚状を発行したと報じられている。これにより、トランプ政権の景気浮揚策の実施が阻まれる可能性があると懸念されている。ただし、米国の7月の雇用統計が堅調だったことで、国債利回りはやや上向いた。独10年債の利回りは1.5BP上昇の0.47%で、週初からの低下幅は7BPと、4月以来の大きさだった。他のユーロ圏国債利回りも2~3BP上昇した。

国際通貨基金(IMF)は、中銀が導入したマイナス金利政策はおおむねインフレ率の加速、利回りの低下、時には通貨安につながる手段として作用してきたと結論付けた。また、マイナス金利政策の下では、ほとんどの民間銀行が政策金利の引き下げ分をすべて顧客向けに反映させず、利ザヤへの影響を緩和させることで利益を維持していたとの見解を示した。今回の調査結果は、ユーロ圏、デンマーク、日本、スウェーデン、スイスにおけるマイナス金利政策の影響を調査した。マイナス金利政策については、その有効性や金融安定性への影響、マイナス金利での利下げの効果などが懸念されていた。しかし、調査結果はおおむね前向きで、金融環境を支援したことが示唆された格好である。調査結果では「全体的にマイナス金利政策は成果を挙げたとみられる。すべての国・地域において短期金利と債券利回りが低下したほか、通貨も幾分、少なくとも一時的には下落した」と指摘。そのうえで、「貸出金利も政策金利ほどではないが、やや低下した。銀行は資金調達コストの低下と手数料の一部引き上げの恩恵を享受した。銀行の利益はおおむね回復力があり、融資も持ちこたえた」とした。一方で、「長期にわたってマイナス金利を維持する場合、またはマイナス金利の一段の深化が想定される場合は、政策の有効性と金融システムの安定性がリスクにさらされる可能性がある」と警告も忘れなかった。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。基本方針は変わらない。ダウ平均がいまは突出して強く、ナスダック指数がもたついている印象だが、全体的な堅調さは変わっていない。米国の第2四半期決算はきわめて良好であり、現在の株価水準を十分に正当化できる。また、低金利状態も株価を支えることになる。米国の雇用と堅調だが、インフレが低調であり、利上げは先送りされることになる。PERが過去のバブル期に近づいているとの指摘もあるが、近づく過程で株価はバブル化するのであり、本当のバブルはこれからである。目先の動きで「米国株は暴落する」などと根拠もなく解説する向きが増えている。このようなときは、まだ上がる。彼らが強きに転じるまで上がるだろう。その意味でも、まだまだ米国株の上昇は続くだろう。もっとも、株価は最終的には企業業績に収斂する。その業績が堅調なのだから、株価が高いのは当たり前である、暴落説を唱え続ける評論家が、実際にショートしているのか、聞いてみるとよいだろう。また、一部のヘッジファンドは引き続きショートを積み上げているようだが、すでに相当の損失を抱えているだろう。彼らが上昇に耐えるほど、株価は上がっていく。そして、買戻しでさらに上がり、さらに彼らがロングに転じることでさらに上がる。これがハイテクバブルの時に起きた現象である。その意味でも、米国株の第一次上昇局面のピークである19年までの上昇を考えると、いまはまだ3合目から4合目あたりであろう。8月から9月は下げやすいものの、それはあくまで目先の動きである。そのような目先の動きでポジションを動かしていれば、本物の投資はできない。いまの上昇基調で手仕舞い売りを出さずに、ポジションを維持しながら、押し目を買う戦略が賢明であろう。

ナスダック指数がバブルに向かっていく途中の8月と9月のパフォーマンスは、98こと大きく下げたが、96年、97年、99年は大きく上昇している。また下げた98年も年末までに最終的に急伸している。本物のバブルであれば、乱高下しながらも高値を更新するものである。このような動きを懸念していると、歴史的株高で収益を上げることはできない。投資家は評論家であってはならない。これまで示した過去データという実績をもとに、冷静に判断したうえで投資を行うことが肝要である。繰り返すように、ナスダック指数は年末までに2割超の上昇率になる可能性が高い。現在のインフレ率では利上げは難しく、低金利状態がドル安を誘発し、これが株価を支えるだろう。株価が上昇しやすい万全ともいえる環境が整っていることを理解しておきたい。トムソン・ロイターの調査では、17年の米国の主要企業の収益は前年比11.3%増、18年は同11.8%増と堅調な数値が見込まれている。第2四半期の企業決算の発表がトリガーとなり、株価の上昇基調がさらに強化され、再び上方向の動きが強まることになるだろう。とにかく、目先の動きに振り回されず、現在の強いトレンドから離れないことが肝要である。ちなみにダウ平均の8月の傾向は、過去37回が上昇、29回が下落となっている。12カ月の中では10番目に弱い月で、平均リターンはマイナス0.2%である。また、9月は過去26回が上昇、40回が下落で、12カ月の中で最も弱い月であり、平均リターンはマイナス0.8となっている。確かにこの夏の季節は株価が下げやすい傾向がある。しかし、これをどのように利用するかを考える場合、現在の好業績を考慮すれば、押し目買いの好機として考える以外にないだろう。

トランプ政権の不安定さを指摘する向きもあるが、これは重要な材料ではない。米国株の長期上昇トレンドはまだ3合目から4合目に入った程度である。繰り返しだが、今のペースで行けば、株価の目先のピークは2019年中になろう。それまでは、ナスダック市場がけん引する「ハイテクバブル2.0」が続くことになると考えている。2000年の「ハイテクバブル1.0」と同様の上昇になれば、今回の「ハイテクバブル2.0」では18000ポイント、つまり現状の約3倍にまで上昇する可能性があると考えられる。両者を比較すると、値動きがきわめて似ている。このくらいの規模感でいまの米国株を見ることができないと、歴史的大相場の乗ることはできない。1986年以降、ナスダック100が年初から6月初めまで20%以上、上昇したケースは9回あるが、6月初め以降年末までの上昇率は平均で13.95%となっている。ちなみに、20%上昇とならなかった年も含めた全体の平均でも7.13%の上昇であり、これから年末までは上昇しやすい傾向がある。また、1986年以降の20%超の上昇で、年末までに下落したのは86年と87年だけであり、残りの7回はすべてプラスとなっている。つまり、年初から6月初めまでに強い上昇基調となっていた年は、年末まで堅調に推移しやすく、特に1990年以降ではすべてのケースで上昇していることになる。このように、7月以降にハイテク株再加速となる可能性がむしろかなり高いといえる。

重要なことは、過去のデータと現在の市場状況を見ながら、「長期的視点に基づいた再現性のある投資戦略」を構築することである。目先の材料で判断しているうちは、良い結果は得られない。米国株は上昇し始めると17年間はそのトレンドが続く傾向がある。今回の上昇トレンド入りは2012年であり、まずはここから8年間上昇し、2019年にピークをつける可能性がある。そこでいったん調整し、再び9年間の上昇に入り、これが2029年まで続くことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%であり、このペースで上昇すれば、2029年には58800ドルになる計算である。「ダウ平均6万ドル」に向けた歴史的大相場が始まっているという意識を持って市場を見ることができるかどうか、これがきわめて重要なポイントである。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できるのが過去の実績でもある。このようなリターンを得ることができるのが米国株の特徴である。米国株を長期的に見ながら、押し目を着実に拾っていくのが株式投資の王道である。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ21130ドル~22540ドル/弱気シナリオ17600ドル~19350ドル

【S&P500:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ2182~2660(17年末2627)/弱気シナリオ1823~2302(17年末1987)

【S&P500:8月の想定レンジ】
強気シナリオ2404~2549/弱気シナリオ1977~2195

【ナスダック指数:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5228~6858(17年末6762)/弱気シナリオ3911~5748(17年末4301)

【ナスダック指数:8月の想定レンジ】
強気シナリオ5791~6272/弱気シナリオ4630~5284

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利の低下余地は乏しいことと、米国株のヘッジである。

【日本株の市況解説・分析】
昨日の日経平均は下落し、2万円を割り込んだ。海外市場でドル円が109円台に突っ込んだことから警戒感が広がったといえる。この日の下げで、上値の重さが再確認されたとの指摘もある。米雇用統計を控えていることや週末でもあり、無理にポジションを維持する必要はないと判断した個人投資家などが売りを出したのかもしれない。また、引け後にトヨタ自動車の4~6月期決算の発表を控えていたことも手控えムードにつながった可能性があるだろう。一方、日銀はこの日もETFを購入した。個人投資家が買わないなら、代わりに買うと言わんばかりの連日での購入である。この購入は株価の下支えに一定の効果がある。一方で株価の上昇を待つことができず、保有銘柄を売る投資家が増えている。このような投資家が増えて、ポジションが軽くなる中でも株価の下げが限定的であれば、その後も戻りは大きくなりそうである。現状の割安水準で売る理由はどこにもないだろう。

トヨタ自動車の決算は好調だった。18年3月期連結業績見通しについては、売上高や営業利益、純利益を上方修正した。通期の前提為替レートを1ドル=110円(従来は105円)、1ユーロ=124円(同115円)といずれも円安方向に見直したことで、営業利益を2200億円押し上げる効果があることや、原価改善と営業努力でも300億円の押し上げを見込むという。税引き前純利益も2兆0500億円と、従来見通しの1兆8000億円から上方修正し、純利益も1兆7500億円と、従来の1兆5000億円から上方修正した。4~6月期連結決算は、売上高、税引き前純利益、純利益は増加した一方で、営業利益は10.6%減だった。ただし、連結純利益は11.0%増だった。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。今日はドル円の上昇と米国株の堅調さもあり、上昇して2万円を回復するだろう。とはいえ、これ自体に大きな意味があるわけではない。繰り返すように、2万円は通過点でしかなく、2万円割れは常に押し目買いである。とにかく、円安を期待して日本株を買うという発想はやめるべきであろう。為替は将来的にはいずれ円高になるため、それを大前提とした対応が必要である。残念なのは、市場参加者が為替を気にしすぎていることである。早く為替離れをして、企業業績に目を向けた対応をすべきであろう。こうなってくると、夏場の円高と株価下落リスクが気になるが、下げれば日銀のETF買いが支えてくれる。悲観的になる必要はないだろう。夏場のショックは15年のトラウマであり、当時と状況が同じわけではない。過度に悲観的な見方や評論家のネガティブな発言に惑わされないようにしたい。押し目を買いたいと考えている投資家の方が多いため下値も堅い。北朝鮮のミサイル発射への懸念も消えないが、これも気にし過ぎていても仕方がない。以前から指摘するように、下落を前提に空売りして下げで収益を狙うよりも、それ以上に北朝鮮情勢の悪化を背景とした押し目を買って、戻りを狙うべきである。いずれにしても、日経平均採用銘柄のPERが14倍台と割安圏にあるという事実を注視すれば、すでに買い場にある。株価はいずれ向かうべき方向に行くものであり、買うべき水準もおのずと決まってくるだろう。とにかく、投資機会を逃さないように、早めに対処することが肝要である。為替についても、ドル円が108円を割り込まない限り、企業業績への影響は限られるだろう。世界的に株価は少なくとも2019年半ばまで堅調に推移すると考えられ、日本株もその動きに追随するはずである。これまで通り、企業業績をフォローするようにしたい。まずは15年6月高値の20900円水準を試す動きを確認したい。企業業績という株価形成において最も重要なファンダメンタルズ要因を重視すれば、上昇を見込むのが常識的である。2万円を固めながら、徐々に水準を切り上げていくだろう。8月の強気シナリオのレンジ下限は20720円にまで切り上がってくる。ここに達するのはかなりのハードルではあるが、決して達成できないものではないだろう。

ちなみに、日経平均先物だけでなく、「オプション取引」についても別のメルマガで助言している。下記にも案内がある「日経225オプション」のトレード戦略だが、今年のリターンは非常に良い結果となっている。ちなみに、7月限のオプションは26%のリターン、6月限は11%、5月限は17.2%、4月限は11.1%、3月限は15.3%、2月限は23.4%、1月限は25.2%のリターンと、安定して収益が出ている。これらは月次のリターンであり、年率にすると今年のリターンは100%を優に超えている。リスクを取りながらも、リターンを目指すオプション取引は、上手くいけば効率よく収益を上げることができる。オプション取引は非常に魅力的な戦略であり、理論を一度覚えてしまえば、永久に実戦に利用できる。ぜひ検討していただければと思う。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ20720円~22315円/弱気シナリオ16045円~18310円

【TOPIX:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1473~1860(17年末1833)/弱気シナリオ1215~1574(17年末1270)

【TOPIX:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1672~1798/弱気シナリオ1300~1453

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は上昇。堅調な米雇用統計を受けて円売り・ドル買いの動きが強まり、110円台後半に上昇した。7月の雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数が前月比20万9000人増加。好調の目安とされる20万人増を2カ月連続で上回った。また失業率が一段と低下し、インフレ指標の一つである賃金もまずまずの伸びとなったことから、労働市場の堅調さが裏付けられたとの見方が広がり、円売り・ドル買いが活発化した。さらに、米国家経済会議(NEC)のコーン委員長が、「法人税の税率を現行の35%から経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均である24%程度に引き下げるべき」と発言し、トランプ政権の最優先課題である税制改革の実現に向けて、初秋に改革案をまとめる意向を表明したこともドル買いを促したもよう。これらから、これまでの下落に対する買い戻しが優勢となり、ドル円は一時111円台に入る場面もあった。ただし、その後は再び110円台後半での動きとなった。ユーロドルも1.18ドルを割り込むなど、ドルの上昇が見られた。市場では、米雇用統計の内容を受けて、9月利上げの可能性を指摘する声も聞かれるが、市場が織り込む12月利上げの確率は50%程度であり、9月利上げは困難な情勢であり、年内利上げもかなり厳しい状況である。現状では、インフレ指標が低調であり、原油価格が上昇しない限り、年内利上げは困難であろう。このように考えれば、この日のドルの上昇はあくまで一時的であり、戻り一巡後は再びドル売り圧力が強まると考えるのが妥当であろう。

【通貨トレード戦略】
ドル円は新規でロング。ただし、超短期ベースである。基本は戻り売りであり、あえてロングにする必要はないのかもしれない。長期的な下落基調は変わっておらず、いずれ下向きに転じることになる。その前の戻りを試す局面との認識である。まずは111.35円から111.50円がターゲットになる。そのうえで、これを超えると112円前後がターゲットになる。ここまで戻せば十分であろう。その時点でショートに転じることになるだろう。その前提で今の市場を見ていくことが肝要であろう。
ユーロ円はロングを継続。下落余地が大きく、下げに転じそうな展開だが、130円を明確に下回るまでは維持したい。
ユーロドルはロングを継続。下向きになったが、まだ完全に崩れたとは判断しづらい。1.1650ドルを割り込むまでは、ポジションを維持して状況を見極めたい。
ポンド円は見送り。144円のサポートで支えられており、完全に崩れてはいない。これを割り込めばショートにするが、サポートされて反発すれば、むしろロングが有効となる。下げ余地がなくなるまでは様子を見て、そのうえで判断したい。
ポンドドルは見送り。1.3050ドルをかろうじて維持しており、基調は維持されている。しかし、ここで反発出来なければ、下向き圧力が強まる。そうなればショートとするが、逆にサポートされて反発すればロングにしやすい。
豪ドル円は見送り。売られすぎであり、すでに反発の可能性が出始めている。88円を回復できれば、ロングにできるだろう。まずはそのような動きになるのを見極めたい。
豪ドル/米ドルは見送り。方向感がなくなっており、0.7950ドルを上抜けるか、0.79ドルを割り込むかを確認したい。やや下げ余地があるが、反発に転じる可能性の方が高いように感じられる。
南アランド/円はショートを継続。ただし、売られすぎになっており、下げ余地は小さいだろう。8.03円までの下げを見ておきたいが、ここで下げ止まれば、反発も早いだろう。ただし、8.30円を回復するまではショートを維持して様子を見たい。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ120.95円~126.50円/弱気シナリオ108.15円~112.50円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ121.60円~127.05円/弱気シナリオ112.90円~118.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0655ドル~1.1110ドル/弱気シナリオ0.9725ドル~1.0195ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ142.50円~149.80円/弱気シナリオ134.85円~142.30円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.2645ドル~1.3145ドル/弱気シナリオ1.1550ドル~1.2090ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ87.80円~92.95円/弱気シナリオ77.80円~83.95円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ0.7470ドル~0.7850ドル/弱気シナリオ0.6750ドル~0.7100ドル

〔COMMODITY MARKET〕「金は下落、原油は上昇」
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は下落。予想より堅調だった米雇用統計を受け、ドルが買い戻されたほか、FRBが今年3回目となる利上げを行う可能性が高まったことが圧迫要因となった。7月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比20万9000人増だった。前月の23万1000人増(改定)から伸びはやや減速したものの、好調の目安とされる増加幅の20万人を2カ月連続で上回った。失業率は4.3%と前月から0.1ポイント低下した。労働市場の堅調さを改めて示されたといえる。市場予想は、就業者数が18万3000人増、失業率が4.3%だった。5月の就業者数は下方修正された一方、6月は引き上げられた。物価動向の先行きを示す数値として注目される平均時給は26.36ドルと前月比0.09ドル増。前年同月比では2.5%増加した。前月比では0.09ドル(0.3%)増と、伸びは前月の0.2%増から加速し、5カ月ぶりの大きさとなった。このような内容が、市場では利上げ観測の高まりにつながったようだが、市場の見方は誤りであろう。インフレは高まっておらず、FRBが利上げできる素地は全く整っていない。ドルの戻りも一時的にならざるを得ないだろう。一方、世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの保有高は、7月28日の791.88トンから8月4日には787.14トンに減少した。減少傾向は続いている。また、7月の金保有高が7%以上減少した。月間の減少幅としては、13年4月以降で最大だった。投資家が金保有を圧縮して、株式など他の資産に資金を移したことが背景であろう。COMEX金先物市場での大口投機筋のポジションは、8月1日時点で12万9672枚の買い越しとなり、前週から3万8841枚増加した。買いポジションは1万9467枚増加した一方、売りポジションが1万9374枚減少した。金相場の上昇基調が続く中、投機筋の新規の買いと買い戻しが継続している。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。基本方針は変わらない。金相場は引き続き堅調に推移するだろう。米雇用統計では、労働市場の堅調さが改めて示され、特に平均時給の伸びは過去5カ月で最大で、労働市場の逼迫の兆候がFRBにインフレ率が目標の2%に向けて徐々に上昇するとの自信を与える可能性がある。しかし、現時点では、9月のFOMCでの利上げは見送られる可能性が高く、市場における12月のFOMCでの利上げ確率も45%程度しか織り込んでいないことから、年内の利上げの可能性は依然として低い状況にある。市場の見方はあまりに短絡的すぎるだろう。FRBは9月のFOMCで、FRBが保有する約4.5兆ドルの資産の圧縮の10月開始を決めるとみられているが、市場への影響が大きい場合には、政策の変更の可能性もあるだろう。また、実際にインフレ指標が低迷しており、利上げを正当化する理由がないことから、米長期金利は上昇しづらく、その結果、ドルの上昇が見込みづらく状況にある。これはドル建てで取引される金にとってはきわめてポジティブな要因といえる。金相場の下値は堅く、1250ドルを固めながら、再び1275ドル超えを試す展開が想定される。もっとも、重要なことは長期的に見ることである。いまは2019年までの大相場に向かう過程であり、短期的な視点を持つことはきわめて危険である。より大局的に見ていくことが肝要である。材料が整いつつあることは悪くはないが、金については目先の展開を注視しすぎる必要はない。トランプ政権への懸念も材料視されているようだが、材料で金相場を判断するのは、できればやめるべきである。とはいえ、安全資産としての需要は根強いようである。しかし、繰り返すように、金は資産としての価値をしっかりとみていくべきである。さらに、下落場面では金を買いたいと考えている新興国の中銀や投資家は少なくない。インドや中国を中心に宝飾品需要も含めて、下落局面では買い意欲が高まりやすく、金相場は支えられるだろう。8月の押し目では、金をしっかりと拾っておきたいが、今年は下げないかもしれない。ちなみに、8月の強気トレンドのレンジ上限は1303ドルである。1300ドル到達の可能性は十分にあるといえる。いずれにしても、金相場の動向に合わせて売りと買いを繰り返すのは、本来の金投資ではない。資産を保全するという考えに基づいて、金を常に保有しておくことが重要である。スイスのプライベートバンクは、顧客である富裕層に最低でも資産の5%に相当する部分を金で保有することを勧めている。彼らが長年生き残っている所以である。このように、金を含む貴金属への長期的な投資方針が変わることはない。常に金を保有して危機に備えておくのが、金に対する基本的な考え方である。保有コストを下げるためには上値を買わずに、下げたところを買いながら、上昇を待つ姿勢が肝要である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾いたい。一方、繰り返しではあるが、個人的には「パラジウム」に注目している。需給ひっ迫がかなり顕著になっている。下値リスクは小さく、上昇のポテンシャルは相当大きい。余裕資金で少しでも買っておくと、万が一の急騰相場でリターンを確保できるだろう。

【ドル建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【ドル建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1207ドル~1303ドル/弱気シナリオ1048ドル~1110ドル

【円建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ4204円~5022円(17年末4892円)/弱気シナリオ3733円~4511円(17年末3864円)

【円建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ4367円~4650円/弱気シナリオ3999円~4331円

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場はまちまち。LME在庫はニッケルが変わらずだったが、それ以外は減少した。米雇用統計が堅調だったことを受けて、ドルが上昇したことが圧迫した。アルミは重要なサポートの1910ドルを割り込んでおり、ここで下げ止まれるかが重要なポイントといえる。銅は小幅上昇し、高値圏を維持している。ニッケルは小幅に下げたが、同様に高値を維持している。亜鉛は2800ドルを維持し、鉛は下げたが2350ドルで支えられている。非鉄相場の全体の基調は強く、高値圏を維持している。状況は何も変わっておらず、引き続き長期的な上昇に向かって順調に進んでいるといえるだろう。中国は今後もインフラ投資を継続するものと思われ、これも非鉄相場を支えるだろう。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。基本的な考えは変わらない。基調の強さは将来の上昇を示唆しているといえる。このまま長期上昇トレンドは維持され、真に強い相場に発展していくだろう。ちなみに、銅の8月の強気トレンドのレンジ下限は6398ドルである。6400ドルをサポートしながらレンジ上限の6930ドルまで上昇しても全く不思議ではない。いまの動きはあくまで19年中ごろまで続くとみているスタートラインでしかない。最終的には8000ドルを試すだろうが、いまはその過程でしかない。これからは売りづらくなるため、下値余地もなくなってくる。安値も切り上がってくるだろう。非鉄市場は今後需給がひっ迫する可能性が高く、市場はこれをこれから織り込み始めるだろう。19年までは、現在の安いロングを維持しながら、押し目を買ってポジションを厚くする戦略が賢明である。現在の非鉄相場が2~3年後に今より安い水準で推移していることは想定しづらい。長期的には需給が改善され、これが価格上昇につながるだろう。非鉄相場には大きな期待をしている。とにかく、長期的に見てくことが肝要である。そして、大きく下げたときに押し目買いを入れるのが鉄則である。下げたときにしっかりと買い、保有コストを下げながら保有し続けることが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄である。銅は年末にかけて7700ドルを目指すとの見方は変えていない。そして、長期的には大相場が到来すると考えている。したがって、少額でもよいので銅を中心に非鉄銘柄をポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ6398ドル~6930ドル/弱気シナリオ4913ドル~5330ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は反発。7月の米雇用統計が市場予想を上回ったことから、エネルギー需要拡大に期待が高まったもよう。ドルは上昇したが、材料視されなかったといえる。米国とOPECの増産や、OPECの輸出増が圧迫しているものの、力強い需要が下げを抑制している。7~8日にはアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国で、OPECと非加盟国による専門家会合が開催され、減産合意の順守強化策を検討する方針。ここで新たな材料が出てくれば、上昇に弾みがつく可能性がある。一方、米国内の産油量は日量943万バレルと、15年8月以来の高水準に達し、昨年6月から12%増加した。夏場の燃料需要の増加がみられており、これが原油相場を支えている。米国内石油掘削リグ稼働数は前週比1期限の765基となり、前年同週のリグ稼働数である381基からは大幅に減少している。ただし、過去3週間のうち減少したのは2週目となる。ここ数カ月の原油安への対応で投資削減が計画される中、15カ月間に及ぶ回復基調は鈍化している。これは強材料として認識されやすいだろう。原油相場の雰囲気は徐々に変化しており、投機筋も買いに回り始めている。8月1日時点の投機筋のNYMEX・WTI原油先物・オプションの買い越しは、前週から6万3427枚増加した。買いポジションが5万8862枚増加し、売りポジションが4565枚減少した。新規買いと買戻しが入っており、上昇パターンにある。この動きをしっかりとみておけば、投機筋が慌て始めていることがわかる。いずれショートポジションは買戻しを余儀なくされ、これも原油相場の上昇を促すことになるだろう。49.50ドルを維持できれば、いずれ節目の50ドルから直近高値の50.40ドルを上回り、51.20ドルを超えると本格的な戻り局面に入ることになるだろう。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。方針は変わらない。WTI原油は崩れずに48.65ドルのサポートを維持して反発したことはきわめて大きな意味がある。これで上昇に向かう素地ができてきた。これで上記の水準を超えてくれば、本格的な上昇につながるだろう。とにかく材料が整いつつあることは心強い。現在の水準は、産油国が必要とする原油価格の水準から相当低い状況にあることに変わりない。60ドルを回復しないと、中立に戻したとの判断にはならない。過去の経験からも、現在のような低価格の状況が長期化するとはとても考えられない。OPECがサウジ主導で動き始めたことや、米国シェールオイルの生産増に限界が見え始めているとの指摘が聞かれ始めていることは、きわめて大きな材料である。需給バランスの改善が確認されることで、原油相場は大きく値を戻すだろう。世界的に石油需要は増加しており、OPEC減産合意も徐々に効いてくる。そのうえで、OPECの追加的な政策を打ち出したことから、一段の相場水準の押し上げが期待できる。このまま夏場に50ドル前後で終わることはないだろう。前述のようなテクニカルポイントをこなしながら、最終的には60ドルを目指すだろう。まずは9月末までは様子を見たい。結局のところ、大手金融機関が軒並み原油見通しを下方修正したときが底値だった。目先の動きで方向性を判断すると、このような結果になる典型的なパターンだったといえるだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ60.87ドル~71.18ドル/弱気シナリオ47.41ドル~54.11ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
 ご興味のある方は、ぜひご購読ください。
http://fx-on.com/email/detail/?id=8592


*セミナー予定

9月1日(金)マネックス証券さま・米雇用統計セミナー(WEB)
https://info.monex.co.jp/news/2017/20170502_01.html

9月2日(土)カネツFX証券さまセミナー(名古屋)

9月9日(土)コモフェス(大阪)
http://cfes.jp/

9月10日(日)まぐまぐさま主催セミナー(東京)

9月23日(土)コモフェス(東京)
http://cfes.jp/

(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

8月10日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

8月24日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/


*ラジオ出演予定

8月25日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月7日(木)18:00~18:15 ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」(東京商品取引所さま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/


*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3・第5金曜日)
 http://lounge.monex.co.jp/pro/special1/

「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)
サンプル5
【8月4日のトレード戦略】歴史的動きへの準備は着々と進んでいる
配信日:2017年08月04日 08時32分
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。

本日は毎月恒例のマネックス証券さまの雇用統計セミナーです。
21時15分~21時45分です。WEBセミナーですので、ぜひご視聴ください。


明日8月5日(土)は東京で日本フィナンシャルセキュリティーズさまのセミナーです。
http://www.nihon-fs.co.jp/seminar/seminars/20170805_tokyo

お時間がある方は、ぜひご参加ください。


岡三オンライン証券さまでWEBセミナーに出演しています。
http://www.okasan-online.co.jp/seminar/webseminar

~世界経済と市場を取り巻く構図~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01713kLYnXE4MSTQfa2/
~トランプ政権の政策と金融政策・米国株見通し~
http://www.jikiden.co.jp/jms/01712AyhfwaKWSTnCAk/
~米国株の特徴と傾向~
http://www.jikiden.co.jp/jms/0171MvA1zUybwSTarAg/

8月18日(金)まで視聴可能です。ぜひご視聴ください。


このたび、「為替市場のファンダメンタルズ分析 基礎編」を作成しました。
これまでメルマガでお話ししてきた為替相場の考え方を解説しています。

下記のURLで申し込みができます。
http://fx-on.com/douga/detail/?Id=53

ぜひご覧ください。


〔EQUITY MARKET〕
【米国株・欧米債券市場の市況解説・分析】
米国株はダウ平均が企業業績への期待感を背景にした買いに支えられ小幅続伸し、7日連続で過去最高値を更新。ナスダック総合指数は続落した。ダウ平均は前日に2万2000ドルの大台を突破したが、この日は小動きとなった。ピークを超えた4~6月期の決算シーズンは、これまで総じて良好な内容となっていることが投資家の買い意欲を支えている。一方で原油価格の下落でエネルギー株が売られ、 好決算を受けて上昇していたアップルに利益確定の売りが出るなど、一定の売りも出ている。さらに、7月の雇用統計の発表を4日に控えていることから様子見ムードが強まり、この日は上値の重さが目立つ展開だった。また、ロシアの米大統領選介入疑惑を捜査中のモラー特別検察官が、大陪審の陪審員を選出しているとの報道もあったが、いまの市場はトランプ政権関係の材料に鈍感になっており、売り圧力は限定的だった。 一方、市場では金融緩和の正常化を模索するFRBが9月のFOMCで資産圧縮を決めるとみている。しかし、インフレ率が上昇しない中、年内の追加利上げは極めて厳しい状況になっており、低金利状態が続くことでドル安基調が維持され、これが米国株を支えると考えられる。雇用統計で賃金が大きく上振れれば、利上げへの懸念が高まるが、その可能性は高くないだろう。ダウ平均は大台を超えたが、このようなあとは株価が足踏みすることがある。しかし、企業収益はきわめて良好であり、これが株価を支えることになる。景気指標は停滞しているが、悪化しているわけではない。利上げも先送りされることでドル安基調が続くだろう。このように考えると、株価は上昇しながらもバブルにはならないという、最高のパターンになっているとも考えられる。まさに「ゴルディロックス経済」の状況にあると言ってよいだろう。トムソン・ロイターによると、第2四半期のS&P500企業の増益率は11.8%で、第3四半期も9.2%が予想されている。

7月のISM非製造業景況指数(NMI)は53.9となり、前月の57.4から低下。市場予想の57.0も下回った。主要指数も55.9となり、前月の60.8から低下した。新規受注が55.1(前月は60.5)、雇用が53.6(同55.8)とそれぞれ低下。価格は55.7となり、前月の52.1から上昇した。NMIは低下したものの、節目の50は上回っており、基調は維持されている。7月29日までの週の新規失業保険申請は24万件で、前週比5000件減少。市場予想の24万2000件を下回った。4週平均は24万1750件と、前週から2500件減少。失業率と関連性が高い失業保険受給者比率は22日までの週で1.4%と、前週比横ばいだった。一方、6月の製造業受注は4810億8100万ドルと、前月比3.0%増加した。変動の激しい輸送関連を除くと0.2%減、国防関連を除くと3.0%増だった。設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財は横ばい、国防資本財は3.7%増加した。

米国債は上昇し、利回りは約1週間ぶりの水準に低下。10年債利回りは2.24%に低下した。英中銀が政策金利を0.25%に据え置き、EU離脱が経済を下押しする恐れがあるとして成長率と賃金の伸び見通しを下方修正したことから、世界経済への懸念が広がり、国債に買いが入ったといえる。また、昨年の米大統領選へのロシアの干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官がワシントンで大陪審を選定したとの報道も利回りを押し下げたと考えられる。さらに、7月のISM非製造業総合指数(NMI)が53.9と、前月の57.4から低下し、昨年8月以来の低水準となったことも国債の買いを促したといえる。4日に発表される7月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が18万3000人増と予想されている。

ユーロ圏金融・債券市場では、国債利回りが全般的に低下した。英中銀が政策金利を0.25%に据え置き、成長率と賃金の伸び見通しを下方修正したことが影響した。英10年債利回りは8BP低下の1.15%、独10年債利回りは3BP低下の0.46%と1カ月ぶりの低水準をつけた。他のユーロ圏国債利回りも総じて3~4BP低下した。英中銀の決定については、今回は10年ぶりに利上げに踏み切る可能性を織り込む動きもみられていただけに、市場では「非常にハト派的」と受け止められている。ドラギECB総裁が6月下旬の講演で金融政策調整の可能性に言及して以来、市場では各国中銀が引き締めに向けて足並みを揃えるとの懸念が高まっていたが。この日の英中銀の動きでそのような懸念は和らいだといえる。一方、6月のユーロ圏小売売上高は前月比0.5%増、EU全体は0.4%増だった。7月のドイツの総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.7と、6月の56.4から低下した。サービスPMIは53.1となり、前月の54.0から低下した。7月のユーロ圏総合PMI改定値は55.7と、速報値の55.8から下方修正され、6月の56.3を下回った。ただし、節目の50を13年半ば以来上回った状況が続いている。7月のユーロ圏サービス部門PMI改定値は55.4と、速報値と変わらず。ユーロ圏の景気の基調は維持されていると判断できるだろう。

【米国株のトレード戦略】
ダウ平均、S&P500、ナスダック指数はロングを継続。基本方針は変わらない。ダウ平均がいまは突出して強く、ナスダック指数がもたついている印象だが、全体的な堅調さは変わっていない。米国の第2四半期決算はきわめて良好であり、現在の株価水準を十分に正当化できる。また、低金利状態も株価を支えることになる。インフレにならないため、利上げは先送りされる。PERが過去のバブル期に近づいているとの指摘もあるが、近づく過程で株価はバブル化するのであり、本当のバブルはこれからである。8月から9月は下げやすいものの、いまの上昇基調で手仕舞い売りを出さずに、ポジションを維持しながら、押し目を買う戦略が賢明であろう。ナスダック指数がバブルに向かっていく途中の8月と9月のパフォーマンスは、98こと大きく下げたが、96年、97年、99年は大きく上昇している。また下げた98年も年末までに最終的に急伸している。本物のバブルであれば、乱高下しながらも高値を更新するものである。このような動きを懸念していると、歴史的株高で収益を上げることはできない。投資家は評論家であってはならない。これまで示した過去データという実績をもとに、冷静に判断したうえで投資を行うことが肝要である。繰り返すように、ナスダック指数は年末までに2割超の上昇率になる可能性が高い。現在のインフレ率では利上げは難しく、低金利状態がドル安を誘発し、これが株価を支えるだろう。株価が上昇しやすい万全ともいえる環境が整っていることを理解しておきたい。トムソン・ロイターの調査では、17年の米国の主要企業の収益は前年比11.3%増、18年は同11.8%増と堅調な数値が見込まれている。第2四半期の企業決算の発表がトリガーとなり、株価の上昇基調がさらに強化され、再び上方向の動きが強まることになるだろう。とにかく、目先の動きに振り回されず、現在の強いトレンドから離れないことが肝要である。ちなみにダウ平均の8月の傾向は、過去37回が上昇、29回が下落となっている。12カ月の中では10番目に弱い月で、平均リターンはマイナス0.2%である。また、9月は過去26回が上昇、40回が下落で、12カ月の中で最も弱い月であり、平均リターンはマイナス0.8となっている。確かにこの夏の季節は株価が下げやすい傾向がある。しかし、これをどのように利用するかを考える場合、現在の好業績を考慮すれば、押し目買いの好機として考える以外にないだろう。

トランプ政権の不安定さを指摘する向きもあるが、これは重要な材料ではない。米国株の長期上昇トレンドはまだ3合目から4合目に入った程度である。繰り返しだが、今のペースで行けば、株価の目先のピークは2019年中になろう。それまでは、ナスダック市場がけん引する「ハイテクバブル2.0」が続くことになると考えている。2000年の「ハイテクバブル1.0」と同様の上昇になれば、今回の「ハイテクバブル2.0」では18000ポイント、つまり現状の約3倍にまで上昇する可能性があると考えられる。両者を比較すると、値動きがきわめて似ている。1986年以降、ナスダック100が年初から6月初めまで20%以上、上昇したケースは9回あるが、6月初め以降年末までの上昇率は平均で13.95%となっている。ちなみに、20%上昇とならなかった年も含めた全体の平均でも7.13%の上昇であり、これから年末までは上昇しやすい傾向がある。また、1986年以降の20%超の上昇で、年末までに下落したのは86年と87年だけであり、残りの7回はすべてプラスとなっている。つまり、年初から6月初めまでに強い上昇基調となっていた年は、年末まで堅調に推移しやすく、特に1990年以降ではすべてのケースで上昇していることになる。このように、7月以降にハイテク株再加速となる可能性がむしろかなり高いといえる。

重要なことは、過去のデータと現在の市場状況を見ながら、「長期的視点に基づいた再現性のある投資戦略」を構築することである。目先の材料で判断しているうちは、良い結果は得られない。米国株は上昇し始めると17年間はそのトレンドが続く傾向がある。今回の上昇トレンド入りは2012年であり、まずはここから8年間上昇し、2019年にピークをつける可能性がある。そこでいったん調整し、再び9年間の上昇に入り、これが2029年まで続くことになる。ダウ平均の年率騰落率は平均で8.75%であり、このペースで上昇すれば、2029年には58800ドルになる計算である。「ダウ平均6万ドル」に向けた歴史的大相場が始まっているという意識を持って市場を見ることができるかどうか、これがきわめて重要なポイントである。米国株投資で10年以上保有できれば、最低でも2倍のリターンは確保できるのが過去の実績でもある。このようなリターンを得ることができるのが米国株の特徴である。米国株を長期的に見ながら、押し目を着実に拾っていくのが株式投資の王道である。

【ダウ平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ19310ドル~23185ドル(17年末22870ドル)/弱気シナリオ16050ドル~20195ドル(17年末17850ドル)

【ダウ平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ21130ドル~22540ドル/弱気シナリオ17600ドル~19350ドル

【S&P500:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ2182~2660(17年末2627)/弱気シナリオ1823~2302(17年末1987)

【S&P500:8月の想定レンジ】
強気シナリオ2404~2549/弱気シナリオ1977~2195

【ナスダック指数:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5228~6858(17年末6762)/弱気シナリオ3911~5748(17年末4301)

【ナスダック指数:8月の想定レンジ】
強気シナリオ5791~6272/弱気シナリオ4630~5284

【米国債トレード戦略】
10年債はショートを継続。金利の低下余地は乏しいことと、米国株のヘッジである。

【日本株の市況解説・分析】
昨日の日経平均は下落したが、辛うじて2万円は維持した。しかし、2万円維持に大きな意味はないだろう。前日のダウ平均は過去最高値を更新したが、日経平均にはその影響は全くないといえる。アップルの好決算を受けて前日買われた電子部品関連株は反動で下落し、多少円安にはなったもの、自動車など輸出関連株も軟調だった。安倍内閣の新しい顔ぶれが伝えられたが、首相や財務相などの要職が変わるわけではないことから、株価や経済への影響はないとの見方も上値を重くしたといえる。さらに4日に7月の米雇用統計の発表が控えていることも、手控えムードを演出したといえる。一方で、取引時間中に大幅増益決算を発表した大手商社株が後場に値上がりするなど、好業績株には引き続き買いが入っている。そのため、日経平均は2万円近辺で下げ止まっており、底堅さは維持されているといえる。雇用統計を通過すれば買いが入るのかもしれないが、いずれにしても、投資家の待ちの姿勢はあまりに長期化している。株価全体に割安感があることを考えれば、早めに行動したほうが賢明のように感じられる。一方、この日も日銀がETFを購入している。今日も下げると買い支えるだろう。このような対応を批判するのは簡単だが、それでは何も生まれない。利用することを考えるべきである。

【日経平均先物のトレード戦略】
ロングを継続。米国株の堅調だが、ドル円が110円を割り込むような動きになっており、今日は2万円を下回った水準での推移となろう。ドル円は基調が下向きであり、円安を期待して日本株を買うという発想はやめるべきである。為替は将来的にはいずれ円高になるため、それを大前提とした対応が必要である。残念なのは、市場参加者が為替を気にしすぎていることである。早く為替離れをして、企業業績に目を向けた対応をすべきであろう。こうなってくると、夏場の円高と株価下落リスクが期になるが、下げれば日銀のETF買いが支えてくれる。悲観的になる必要はないだろう。夏場のショックは15年のトラウマであり、当時と状況が同じわけではない。過度に悲観的な見方や評論家のネガティブな発言に惑わされないようにしたい。押し目を買いたいと考えている投資家の方がため、下値も堅い。北朝鮮のミサイル発射への懸念も消えないが、これも気にし過ぎていても仕方がない。以前から指摘するように、下落を前提に空売りして下げで収益を狙うよりも、それ以上に北朝鮮情勢の悪化を背景とした押し目を買って、戻りを狙うべきである。いずれにしても、日経平均採用銘柄のPERが14倍台と割安圏にあるという事実を注視すれば、すでに買い場にある。株価はいずれ向かうべき方向に行くものであり、買うべき水準もおのずと決まってくるだろう。とにかく、投資機会を逃さないように、早めに対処することが肝要である。為替についても、ドル円が108円を割り込まない限り、企業業績への影響は限られるだろう。世界的に株価は少なくとも2019年半ばまで堅調に推移すると考えられ、日本株もその動きに追随するはずである。これまで通り、企業業績をフォローするようにしたい。まずは15年6月高値の20900円水準を試す動きを確認したい。企業業績という株価形成において最も重要なファンダメンタルズ要因を重視すれば、上昇を見込むのが常識的である。2万円を固めながら、徐々に水準を切り上げていくだろう。8月の強気シナリオのレンジ下限は20720円にまで切り上がってくる。ここに達するのはかなりのハードルではあるが、決して達成できないものではないだろう。

ちなみに、日経平均先物だけでなく、「オプション取引」についても別のメルマガで助言している。下記にも案内がある「日経225オプション」のトレード戦略だが、今年のリターンは非常に良い結果となっている。ちなみに、7月限のオプションは26%のリターン、6月限は11%、5月限は17.2%、4月限は11.1%、3月限は15.3%、2月限は23.4%、1月限は25.2%のリターンと、安定して収益が出ている。これらは月次のリターンであり、年率にすると今年のリターンは100%を優に超える。リスクを取りながらも、リターンを目指すオプション取引は、上手くいけば効率よく収益を上げることができる。オプション取引は非常に魅力的な戦略であり、理論を一度覚えてしまえば、永久に実戦に利用できる。ぜひ検討していただければと思う。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:8月の想定レンジ】
強気シナリオ20720円~22315円/弱気シナリオ16045円~18310円

【TOPIX:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1473~1860(17年末1833)/弱気シナリオ1215~1574(17年末1270)

【TOPIX:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1672~1798/弱気シナリオ1300~1453

〔CURRENCY MARKET〕
ドル円は下落。軟調な米国経済指標を受けて、ドル売り・円買いが優勢となり、110円を割り込んだ。一時7週間ぶりの安値となる109.87円に下落した。7月のISM非製造業景況指数が53.9と前月の57.4から低下し、市場予想の57.0も下回ったことで、ドル売りの流れが強まった。また、英イングランド銀行(BOE、中央銀行)が金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定し、利上げを唱えた委員会が前回の3人から2人に減ったことからポンド売りが加速したことで、対ポンドでの円買いが対ドルでの円買い圧力につながった。さらに、ロシア政府による米大統領選介入疑惑を捜査しているモラー特別検察官が大陪審の陪審員を選出したとの報道が米国の政治の混乱懸念を増幅させ、安全資産である円買いにつながった。ドル売りでユーロも対ドルでの上昇基調を維持し、一時1.1892ドルにまで上昇した。市場における12月の利上げ確率は44%にまで低下しており、現時点では年内あと1回の利上げは困難な情勢である。一方で雇用の伸びが上振れする可能性も指摘されている。ただし、賃金の上昇が見られなければ、利上げを正当化できないだろう。現在の原油安の状況も変わっておらず、インフレ指標は低迷している。利上げの理由は見当たらない。したがって、ドルが上昇する可能性はきわめて低いといえる。結果的にドル円も下げやすく、円高基調は続くことになる。

一方、BOEが政策金利を過去最低の0.25%、量的金融緩和策の国債買い取り枠を4350億ポンドに据え置いたことを受けて、ポンドドルは一時1.3113ドルにまで下落した。BOEは英国のEU離脱決定に伴う通貨ポンド安で物価が大幅上昇しているため、「英国景気が予想通り推移すれば、金融政策の引き締めが幾分必要になる」とし、今後利上げに転じる可能性を示した。また、好調な輸出や投資を背景に、EU離脱による先行き不透明感の影響が相殺されると指摘し、物価上昇は10月に中銀目標の年率2%を上回る約3%のピークに達するとの見通しを示した。また賃金の伸びは「回復が見込まれる」と予想し、この結果、インフレは輸入物価要因に加え、国内の圧力も緩やかに加速するとした。その上で、英国経済が予想と大筋で一致した軌道を進めば、金融政策は市場で織り込まれたイールドカーブよりも幾分大幅に引き締めが必要になる可能性があるとした。成長見通しは、17年が1.7%(従来予想は1.9%)、18年が1.6%(同1.7%)に下方修正された。19年は変わらずの1.8%。物価上昇見通しは、17年第3四半期を2.7%(従来予想は2.6%)に上方修正。18年第3四半期は変わらずの2.6%、19年第3四半期も変わらずの2.2%。政策金利見通しは、17年第3四半期が変わらずの0.2%、18年第3四半期は0.5%(従来予想は0.3%)、19年第3四半期は0.6%(同0.4%)に上方修正された。カーニー総裁は「利上げの時期に関するシグナルは出していない」とし、英国のEU離脱による先行き不透明感が一部の英国企業に影響を与えているとの認識を示している。

【通貨トレード戦略】
ドル円は見送り。下落基調は続いているが、今日は雇用統計も控えており、その後のポジション構築を検討したい。下げ基調が続く可能性もあるが、その場合には109.35円のサポートを確認することになろう。戻りがないまま下げると、相当の弱い相場であるとの認識になる。その場合には、109.35円のサポートも割り込んで、今年の最安値を試すことになる。基本的には戻したところで売り直すことを考えたいが、そのような動きになる可能性も念頭に入れておきたい。目先は売られすぎの水準にまで来ており、一時的に戻す可能性は十分にある。ただし、予断を持たずに見ておきたい。戻しても111.35円、111.60円、112円ちょうどにレジスタンスが控えており、戻りも限界的であろう。まずは110円前後で下値を固められるかを見ておきたい。
ユーロ円はロングを継続。下げているが、基調は維持されており、129.90円割れまではポジションを維持したい。
ユーロドルはロングを継続。非常に強い動きにあり、トレンドも維持されている。買われすぎではあるが、トレンドについていくべきであろう。1.1630ドルを割り込むまでは上昇トレンド継続と判断し、利益を伸ばすことを優先したい。
ポンド円はロングを解消する。急落しており、手仕舞いを行ったうえで、次の動きを見極めたい。144.15円を割り込むと下げが大きくなりやすい。割り込めばショートを検討すべきであろう。
ポンドドルはロングを解消。いったん手仕舞うが、1.3050ドルを割り込まなければ基調は維持されていると判断する。買われ過ぎ感が解消された後に戻せば買い直しやすい。また、再び1.3185ドルを回復した場合でも、買い直しを検討したい。
豪ドル円はロングを解消する。完全に崩れた格好であり、いったんはポジションを解消する。ただし、売られすぎであり、下値余地がどの程度あるかは疑問である。87円前後で下げ止まれば、戻りも早いだろう。
豪ドル/米ドルは見送り。下向き基調だが、ドル安基調にあることから売りづらい。下げ余地もあり、0.7885ドルを割り込むと急落するだろうが、そこまでは様子を見たい。逆に0.7970ドルを回復すれば、再度ロングとしたい。
南アランド/円はショートを継続。ただし、売られすぎになっており、下げ余地は小さいだろう。8.03円までの下げを見ておきたいが、ここで下げ止まれば、反発も早いだろう。ただし、8.30円を回復するまではショートを維持して様子を見たい。

【ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ120.95円~126.50円/弱気シナリオ108.15円~112.50円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ121.60円~127.05円/弱気シナリオ112.90円~118.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.0655ドル~1.1110ドル/弱気シナリオ0.9725ドル~1.0195ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ142.50円~149.80円/弱気シナリオ134.85円~142.30円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1.2645ドル~1.3145ドル/弱気シナリオ1.1550ドル~1.2090ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:8月の想定レンジ】
強気シナリオ87.80円~92.95円/弱気シナリオ77.80円~83.95円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:8月の想定レンジ】
強気シナリオ0.7470ドル~0.7850ドル/弱気シナリオ0.6750ドル~0.7100ドル

〔COMMODITY MARKET〕「金は堅調、原油は反発」
【貴金属市場の市況解説・分析】
金相場は続伸。4日発表の7月の米雇用統計を控える中、7週間ぶりの高値をやや下回る水準で堅調に推移している。アジア市場では1分間で6.2%安の急落となる場面もあり、一時1258.20ドルまで下げる場面があったが、その後すぐに買い戻された。最近はこのような不思議な動きが増えており、誤発注あるいはアルゴリズムの間違った動きなどと考えられる。米国の軟調なインフレ指標などを受けて、年内の利上げ確率が50%を下回る低迷となっており、これがドル安を誘っている。FRBの年内利上げ観測の後退は、金利が付かない資産である金に買いが入りやすい地合いにあるといえる。雇用統計次第では、さらにドル安基調が続く可能性がある。金相場自体は1200~1300ドルのレンジを抜けておらず、次のステージに入る準備段階にあるといえる。現時点ではすぐにこのレンジ上限を上抜けるほどの材料はないが、雇用統計がトリガーとなり、1270ドルを明確に上抜けると、年末に向けて上昇の再加速となる可能性は十分にあるだろう。一方で、下げた場合でも、1200ドルの水準に近づけば現物需要が出てくることで、底割れの懸念もほとんどない。結局は上昇に備えておくのが賢明との判断になる。一方、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、17年上半期の世界の金需要は前年比14%減だった。ETF購入が急減したことが背景としている。しかし、金相場の水準が高いと、これらの投資主体は金購入を見送る傾向がある。また、株価が堅調に推移していたことも、投資家の資金が金から株式に向かいやすかったといえる。そのように考えておけば、この動きを気にする必要はないだろう。

【貴金属のトレード戦略】
金、銀、プラチナ、パラジウムはロングを継続。基本方針は変わらない。今後もドル安が続く可能性が高く、バリュー面での金相場の上昇は継続することになろう。結果的に、金相場は長期的に上昇基調を維持することになる。重要なことは長期的に見ることである。いまは2019年までの大相場に向かう過程であり、短期的な視点を持つことはきわめて危険である。より大局的に見ていくことが肝要である。材料が整いつつあることは悪くはないが、金については目先の展開を注視しすぎる必要はない。トランプ政権への懸念も材料視されているようだが、材料で金相場を判断するのは、できればやめるべきである。とはいえ、安全資産としての需要は根強いようである。しかし、繰り返すように、金は資産としての価値をしっかりとみていくべきである。さらに、下落場面では金を買いたいと考えている新興国の中銀や投資家は少なくない。インドや中国を中心に宝飾品需要も含めて、下落局面では買い意欲が高まりやすく、金相場は支えられるだろう。8月の押し目では、金をしっかりと拾っておきたいが、今年は下げないかもしれない。ちなみに、8月の強気トレンドのレンジ上限は1303ドルである。1300ドル到達の可能性は十分にあるといえる。いずれにしても、金相場の動向に合わせて売りと買いを繰り返すのは、本来の金投資ではない。資産を保全するという考えに基づいて、金を常に保有しておくことが重要である。スイスのプライベートバンクは、顧客である富裕層に最低でも資産の5%に相当する部分を金で保有することを勧めている。彼らが長年生き残っている所以である。このように、金を含む貴金属への長期的な投資方針が変わることはない。常に金を保有して危機に備えておくのが、金に対する基本的な考え方である。保有コストを下げるためには上値を買わずに、下げたところを買いながら、上昇を待つ姿勢が肝要である。原油とともに投資対象全体の中心に据え、押し目は確実に拾いたい。一方、繰り返しではあるが、個人的には「パラジウム」に注目している。需給ひっ迫がかなり顕著になっている。下値リスクは小さく、上昇のポテンシャルは相当大きい。余裕資金で少しでも買っておくと、万が一の急騰相場でリターンを確保できるだろう。

【ドル建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ1117.65ドル~1373.40ドル(17年末1329.50ドル)/弱気シナリオ1036.65ドル~1187.20ドル(17年末1059.00ドル)

【ドル建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ1207ドル~1303ドル/弱気シナリオ1048ドル~1110ドル

【円建て金価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ4204円~5022円(17年末4892円)/弱気シナリオ3733円~4511円(17年末3864円)

【円建て金価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ4367円~4650円/弱気シナリオ3999円~4331円

【非鉄市場の市況解説・分析】
非鉄相場はまちまち。LME在庫はすべての銘柄が減少した。中国の弱いサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が嫌気されて上値が抑えられている印象である。ただし、ドル安基調は継続しており、基調が大きく崩れる状況ではない。アルミは1910ドル前後のサポートをかろうじて維持しており、基調は維持されている。銅は最近の上昇で利食い売りが出ているが、横ばいで推移しており、高値でよく持ちこたえているといえる。底堅い中国経済の見通しや、銅スクラップ輸入規制の観測、ドルの一段安などが支援材料になっている。また最近は銅以上に鉄鉱石が好との指摘もある。高値を維持しながら、6400ドルを超えると一気に水準を切り上げることになろう。ニッケルも高値を更新しており、きわめて強い動きにある。

【非鉄のトレード戦略】
アルミ、銅、ニッケル・亜鉛、鉛はロングを継続。基本的な考えは変わらない。まだまだ天井には程遠い水準である。ニッケルは再度高値を更新し、亜鉛・鉛も堅調である。やはり強いという印象である。このまま長期上昇トレンドは維持され、真に強い相場に発展していくだろう。ちなみに、銅の8月の強気トレンドのレンジ下限は6398ドルである。6400ドルをサポートしながらレンジ上限の6930ドルまで上昇しても全く不思議ではない。いまの動きはあくまで19年中ごろまで続くとみているスタートラインでしかない。最終的には8000ドルを試すだろうが、いまはその過程でしかない。これからは売りづらくなるため、下値余地もなくなってくる。安値も切り上がってくるだろう。非鉄市場は今後需給がひっ迫する可能性が高く、市場はこれをこれから織り込み始めるだろう。19年までは、現在の安いロングを維持しながら、押し目を買ってポジションを厚くする戦略が賢明である。現在の非鉄相場が2~3年後に今より安い水準で推移していることは想定しづらい。長期的には需給が改善され、これが価格上昇につながるだろう。非鉄相場には大きな期待をしている。とにかく、長期的に見てくことが肝要である。そして、大きく下げたときに押し目買いを入れるのが鉄則である。下げたときにしっかりと買い、保有コストを下げながら保有し続けることが肝要である。非鉄銘柄は長期的には2020年までの有望銘柄である。銅は年末にかけて7700ドルを目指すとの見方は変えていない。そして、長期的には大相場が到来すると考えている。したがって、少額でもよいので銅を中心に非鉄銘柄をポートフォリオの中に入れておきたい。

【銅価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ5266ドル~7704ドル(17年末7522ドル)/弱気シナリオ4520ドル~5812ドル(17年末4672ドル)

【銅価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ6398ドル~6930ドル/弱気シナリオ4913ドル~5330ドル

【エネルギー市場の市況解説・分析】
原油は反落。前日は米ガソリン需要が過去最高だったことが材料視されたが、この日はOPECの高水準の輸出への懸念が売りにつながった。しかし、米国の堅調な石油需要が相場を下支える構図は変わっていない。しかし、トムソン・ロイターによると、7月のOPECの原油輸出量は過去最高の日量2611万バレルとなり、前月から37万バレル増加した。アフリカのOPEC加盟国からの輸出が急増したことが背景という。ナイジェリアの7月の輸出量は前月比26万バレル増の219万バレルで、15年11月以来の高水準だった。アンゴラは20万バレル増の189万バレル、リビアは12万バレル増の88万バレルだった。一方、減少幅がもっとも大きかったのはサウジアラビアで、7月の輸出量は前月から日量36万バレル減の710万バレルとなり、クウェートとカタールも減少した。 イラクの7月の輸出量は、ほぼ前月並みの日量322万バレルで、イランは前月から日量10万3000バレル増の229万バレルだった。OPECの生産水準が維持されれば、原油相場の上げにくくなる。ロイター調査では、7月のOPEC産油量は前月比9万バレル増の日量3300万バレルが見込まれている。減産を免除されているリビアの生産回復が続き、年初来最高に達しており、これを抑制する必要があるだろう。一方で、安い原油価格の水準でも操業ができる企業の数が増えているとの指摘もある。とはいえ、この状況が長続きするかは疑問が残る。いずれ、調整されることで原油生産・供給の頭打ちが確認されることで、原油相場は一定の水準を取り戻すことになろう。

【エネルギーのトレード戦略】
WTI原油・ブレント原油はロングを継続。方針は変わらない。WTI原油は崩れずに48.65ドルのサポートをかろうじて維持している。次の反発・上昇を見込むのであれば、この水準は是が非でも維持しておきたい水準である。そのうえで、49.50ドルを上抜き、直近高値の50.43ドルを超えると、ようやく51.30ドルのレジスタンスを試す体制が整うことになる。これを超えれば、ようやく上昇基調に戻す素地ができる。問題はそれからであり、8月の弱気シナリオのレンジ上限の54ドルをまずは超える必要がある。いずれにしても、現在の水準は、産油国が必要とする原油価格の水準から相当低い状況にあることに変わりない。60ドルを回復しないと、中立に戻したとの判断にはならない。過去の経験からも、現在のような低価格の状況が長期化するとはとても考えられない。OPECがサウジ主導で動き始めたことや、米国シェールオイルの生産増に限界が見え始めているとの指摘が聞かれ始めていることは、これまでとは大きな違いである。そのうえで、需給バランスの改善期待が高まれば、原油相場は大きく値を戻すだろう。世界的に石油需要は増加しており、OPEC減産合意も徐々に効いてくる。そのうえで、OPECの追加的な政策を打ち出したことから、一段の相場水準の押し上げが期待できる。このまま夏場に50ドル前後で終わることはないだろう。前述のようなテクニカルポイントをこなしながら、最終的には60ドルを目指すだろう。まずは9月末までは様子を見たい。結局のところ、大手金融機関が軒並み原油見通しを下方修正したときが底値だった。目先の動きで方向性を判断すると、このような結果になる典型的なパターンだったといえるだろう。

【WTI原油価格:2017年の想定レンジ】
強気シナリオ50ドル~74ドル(17年末70ドル)/弱気シナリオ35ドル~58ドル(17年末38ドル)

【WTI原油価格:8月の想定レンジ】
強気シナリオ60.87ドル~71.18ドル/弱気シナリオ47.41ドル~54.11ドル

◇グローバルマクロ戦略について

本メルマガでご紹介する投資戦略は、ヘッジファンド業界では「グローバルマクロ戦略」のカテゴリーに属します。
これは、世界のヘッジファンドのもっとも得意とする手法で、いわゆるヘッジファンド運用の「王道」です。
この戦略では、あらゆる市場に目を配り、投資機会を探しながら収益の獲得を狙います。
市場価格の上昇・下落に関係なく、価格の変動が見込まれれば、それにベットする(賭ける)戦略です。
ボラティリティが高いほど収益が見込まれますので、投資機会があれば果敢に攻めます。

世界情勢が不透明な中、為替や株式、金利、コモディティなど主要市場の価格変動は一段と大きくなっています。
そのため、それぞれの市場の予測がきわめて困難になっています。

このような市場環境では、マクロ的な見地からより幅広い市場で運用を行う「グローバルマクロ戦略」が有利です。
もちろん、個々の市場でも十分に戦えるように、具体的な取引タイミングも示していく所存です。

「ヘッジファンド戦略の王道」である「グローバルマクロ戦略」で、共に市場で戦いましょう。

◆お知らせ
日経225オプションのトレード戦略に関するメルマガを配信しております。
「江守哲の225オプション リアルトレーディング」です。
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*セミナー予定

8月5日(土)日本フィナンシャルセキュリティーズさまセミナー(東京)
http://www.nihon-fs.co.jp/seminar/seminars/20170805_tokyo

9月2日(土)カネツFX証券さまセミナー(名古屋)

9月9日(土)コモフェス(大阪)
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9月23日(土)コモフェス(東京)
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(上記以外にも、個別セミナーも実施しております。ご興味がある方はお問い合わせください。)


*テレビ出演予定

8月10日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
http://www.stockvoice.jp/

8月24日(木)13:15~13:30ストックボイスTV「東京マーケットワイド」(東京MXTV)
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*ラジオ出演予定

8月25日(金)16:00~16:20 ラジオNIKKEI「GO!GO! ジャングル・マーケット」(ゴゴジャンさま提供)
http://blog.radionikkei.jp/trend/

9月7日(木)18:00~18:15 ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」(東京商品取引所さま提供)
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*定期寄稿スケジュール

「東洋経済オンライン」(隔週木曜日)
 http://toyokeizai.net/

「マネックスメール」(第1・第3・第5金曜日)
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「マネックス証券 マネックスゴールドレポート」(毎週月曜日)
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